海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

名刺入れ

2007年05月31日 12時41分09秒 | なんでも
先日の飲み方の席での話

居酒屋でおでんをつつきながらビールを飲む。

名刺交換となった。

相手は、ビニールにジッパーのついた袋から名刺を取り出した。

今まで、いろいろな名刺入れを見てきたが、ダイソウのビニール袋を名刺入れにしている方は、初めてだ。

私は、「流石!消防署の方だなあ」と感心した。

そこで質問「消防署と書いてありますが、消火を防ぐとは、どう言う意味でしょうか」

すかさず、「アンドです」「消火と防火と言う意味です」との答えが返ってきました。

さすが、名前にも火を出さないんだ!!

中国木材進出について

2007年05月30日 08時22分30秒 | 地元のこと
多くの方から中国木材についての私の意見を・・・と質問を受けます。

そこでこの「海杉の問答無用」に書くことにしました。

本当は、視点を林業者や製材業者に置くのではなく市民や県民のためにどうなるかを議論してほしいと思っています。

でも、林業者や製材業者の立場も理解できるつもりなので私なりの意見を述べさせていただきます。

私は、平成13年に日向木の芽会の会長就任時に「日向市は、世界の木材都市にな
る」と大きくスローガンを掲げました。そのポテンシャルをもっている地域だと言って生き残りをかけた一年と思い、活動しました。残念なことに理解してくれる方は、ほとんどいませんでした。木材市場の集積、木材製材工場の移転など説明会もしたり、会社を尋ねてその必要性を説きました。高速道路、港湾、電力、水、土地などどれも製材所にとって必要不可欠なものが、日向には利用されずにあるのです。本当に残念でなりません。

このポテンシャルに気付いた中国木材は、優れた経営感覚を持っています。

大きな声で反対している人には、「自分の理論で山の人を説得できますか」「一般の市民に理解できる話ができますか」と問いたいのです。

中国木材が進出すれば、多くの製材所が倒産するでしょう。日向市だけでなく、宮崎県内の製材所も同じです。経営者にとってお客の取り合いよりも原材料の奪い合いの方がはるかにエネルギーを消費するからです。

今、製材所業界は、フルオートメーション化が進み、24時間フル操業で行う製材所しか生き残れないようになっています。地元の製材所は、産地に近いと言うメリットを材価格を下げるという手法で生き延びてきました。林業者がもっと原木の価格を上げてくれという要望は叶えられなかったのです。そこにこだわる林業者がいます。あの時「時代の流れだから仕方がない」と言い切った製材業者に同じ言葉を突きつけてのです。

現在、材の値段が上がってきています。理由は、原油価格の上昇です。原油が上が
り、ロシアが外貨獲得のための原木輸出を関税を使ってやめにしようとしています。25%から80%まで引き上げるとしています。今までロシアから輸入していた中国、欧州、日本はたまりません。そこで北米の輸入枠を拡大したいのですが、フェアウッド政策によって増えないのです。それよりも中国の枠が増え日本には、入らないようになってしまいました。さらに中東、インドの輸入枠拡大です。ITや原油景気に沸くこれらの地域でも建築ラッシュが続いています。

世界の動きと連動しない限り日向の製材所の生きる道は無くなってきているのです。でも、まだわからない人が多いのです。

耳川流域は年間約30万立方の原木の出荷量があります。宮崎県の3分の1から4分の1に近い量です。
これを適正な原木価格で購入して国際価格に負けない安い価格で販売するには、中国木材の考えている以上の製材所が必要なのです。30万立方という数字は、日本のどの製材所もやっていないというところからの中国木材の社長の発想で国際価格に対抗するための話でした。それを現実化しようとするのですからたいしたものです。ただ、問題が生じています。それは、原木の適正価格はいくらなのかと言うことです。素人の方にはわかりにくい話です。原木は、市場単価で決定されます。需要と供給のバランスです。確かに平均価格は安いのですが、これにはカラクリがあります。補助金が林業者に入っているのです。今、中国木材進出に賛成している林業者は、平均よりも高くで買い取ってもらえると喜んでいるのですが、補助金も腹の中に入ると思っています。現在のように材価格が上がれば、補助金はなくなることを知りません。救済処置が外れたらどうなるのかと言うことまで議論の対象にしていないのです。

今の林業経営者は、木を切るだけ伐って放置している山がどれだけあるか知っているはずです。「再造林したら、経営が成り立たない」と言って価格のみにを追求しているのです。木材バブル(昭和30年代から40年代)時のつけが回ってきたというのに・・・。

市場原理で言えば、買い手が減ると価格は下がります。このことに気付かない林業者が多いのです。

一時的に最低価格から材価格が少し上がっても、現状の問題は解決できる金額にはなりません。このことは、林業者も知っているはずです。林業者は、はじめから問題が解決できる材の適正価格を求めるべきなのです。山は孫の代でという言葉の通り、問題を先送りしては、孫の代に遺恨を残してしまいます。

別にどちらの方を持つわけではありませんが、日向の発展のためには、中国木材の考えている方法が現状は合っています。しかし、私が考えた方法が中国木材さんと似ているからと言って地元業者がつぶれる中国木材さんのやり方は、反対です。

かといって今の林業者の甘えの体質もそろそろ脱却する必要があります。木材不況と呼ばれたここ10年間ですばらしい業績を上げている林業者もたくさんいます。市場原理をうまく使っている方のみが大きな利益を上げているのです。その方のやり方は、原木市場の情報を把握し、ある時は、市場へあるときは直接販売する手法で、仕分けもして手間のかかる一番オーソドックスなやり方なのです。

私は、日向市と旭化成の土地の契約条項に興味があります。新産業都市の土地取引の契約内容が知りたいのです。多分、地元の業者を倒産に追いやる誘致企業への土地の転売は禁止事項になっているはずです。特にあの土地は、多くの地主が、日向市の発展のために日向市に住む市民にために手放した土地なのですから・・・。
これらのことは、きちんとした法律家の方が、説明をして、今の4区の進出賛成反対論が無意味であることをしっかり両者に認識させる必要があります。

と考えていますが、誰もそこに議論が行かない不思議なところですね。

政治の方たちは、本題を曖昧にしすぎます。どちらについても、対抗する勢力から恨まれるからでしょう。


景気を予測する

2007年05月29日 10時53分07秒 | 経済・社会
景気を予測することの難しさは、どのエコノミストも言っている。ただ、私がいつも気にしているデータは、3年から5年前の経済誌だ。

エコノミストたちは、数年前の自分の言動をすっかり忘れている。

面白いことをみんな書いている。その予測のほとんどが外れているし、まったくでたらめみたいなものもある。温故知新と言う言葉があるが、直前の予想は、古い経済誌に限る。

役に立たない古雑誌が突然、経済のバイブルのように見えることもある。

この手法を発見したのは、アフリカに行っているときだ。暇で何をするわけでもないときに商社の駐在員がくれたプレジデントの山を読んでいると面白いようにそのときの日本の経済が見えていた。情報量が少ない上に遠く日本を離れているのでわずかな情報で組み立てるしかないのだが、案外、シンプルな情報でわかりやすかった。

情報が多いことが優れているように思われがちだが、必要な情報を的確に分析することの方が大切で、要らない情報と必要な情報をより分ける時間もさえも惜しい。

私は、古い雑誌の必要と思われる見出しにしか興味を示さない。最新情報だけが雑誌の使命ではない。

まあ、うそつきのエコノミストが多いことは確かだ。

経済

2007年05月27日 22時58分46秒 | 経済・社会
「経国済民」経済は、この言葉からきている。国を治め国民を救うと言う意味だ。

経国済民という本来の意味とは、違って今は、経済と言う言葉を使っているような気がする。

日本は、世界にまったく前例のないゼロ金利政策を取り続けた。この政策によって、銀行の連鎖倒産を防いだのかもしれない。東京発世界恐慌が起こっていた可能性を食い止めたのかもしれない。大義では、成功したのだろう。

しかし、本当に国民は、救われたのだろうか?

今回の政策は広く薄く国民に負担をかけて搾り出した資金を銀行にカンフル注射したようなものだ。多くの銀行がコレで立ち直れた。しかし、よく考えれば、徳政令で銀行だけが、自ら作った借金を返済したようなものだ。この方法が銀行だけに使われている。

過ちを犯した銀行は、叉同じ過ちを必ず起こすだろう。本当は、過ちを犯し、つぶれる銀行を手本として新しい健全な銀行が生まれることが重要だったのではないだろうか?

国民に大きなツケを後回しにしたような気がしてならない。

地元紙

2007年05月26日 21時25分44秒 | 森林
宮崎県の地元の新聞に宮崎日日新聞がある。
地元の新聞は、大手の新聞と違い細かい地方のニュースが紙面いっぱいに書かれる。宮崎県の情報収集の場としては、これほどありがたいものはない。

宮崎県をいくつかの地区に分け1ページを使って各地区のニュースを掲載するコーナーがある。私の住む日向市は、県北版になる。この県北版の特徴は、連載形式の企画・特集のレベルの高さにある。当然、取材力と文章力がないと連載や企画はできない。延岡支局の力量の高さには、驚く。

連載企画は、問題点を深く掘り下げることができ、多くの人たちに読ませようという意図が書き手から伝わる。5W1Hだけでは伝わらない何かを伝えてくれるものである。

連載企画を書き上げるためには、相当深い取材をしなければ、できない。しかし、県北版では、いくつもの連載を毎回のようにしている。たいしたものだ。感心する。

私は、各地のページより県北版は、他を圧倒してるレベルだと思う。

宮崎県は旧市町村で44あった。県北版の取材範囲は、旧16市町村がある。つまり、4割に近い市町村をカバーしている県北版は、あまりにも連載企画が多いため、ニュースのボリュームが薄くなっている。

このあたりの問題点を解消するためには、宮崎日日新聞の全体の構成を変えなければならないだろう。各地区から連載企画を集めた紙面を作ると記者のレベルも向上するのではと思われる。

宮崎日日新聞の紙面構成の話は、別の機会にとっておくが、とにかく、県北版はすごい力量だ。

血の池軟膏

2007年05月26日 07時41分46秒 | 経済・社会
大分の隠れた名産品に「血の池軟膏」がある。

ここのご主人が私の友人のマージャン仲間で私が大分に訪れた時、お土産にといただいたものだ。もう10年以上前になる話だが・・・。

この軟膏すごくいい。


◆効能
湿疹・火傷・水虫・ ひび・あかぎれ・田虫・しらくも・
がんがさ・にきび・痔・等。殺菌作用もあります。
◆成分(単位g)
血の池地獄鉱泥 八.四一
イオウ四.二一(旧八局) モクタール四.二一
黄色ワセリン六.一一(日局)
内容量23瓦(g)  千三百圓(1,300円)

とにかく効きます。

10年以上愛用している軟膏ですが、保存も効果も超長持ちですね。

大分に行きましたら、是非、血の池軟膏をお買い求めください。

血の池地獄にあります。

大分県

2007年05月24日 20時54分45秒 | 日向木の芽会
今日は、大分県へ行ってまいりました。
大分大学工学部の教授にモックル処理の説明です。
教授は、竹についても研究なさっていてモックルと竹には大変興味があるみたいでした。

私たちの工場を見てみたいとのことです。光栄ですね。

竹の最大の弱点は、腐ると言う点だそうです。

私も何度か竹について調べるために大分を訪れています。友人で竹細工している方がいてよくお世話になりました。

旅館の改築の時、竹を使った旅館をと言うご希望だったので別府へ行ったりもしました。やはりそこでも腐食やカビが問題でした。燻煙処理もありましたが、時間と費用がかかりすぎるみたいでしたし、外部ではあまり竹を使用しないとのことでした。

もう20年前になるとお思います。大阪の茨木市で講演を頼まれました。青年海外協力隊の話をしました。その講座の最終日に講演をした講師も集めてのパーティがあり私もご招待を受けました。その講師陣の中にネパールの方がいまして、竹筋コンクリートの話をして盛り上がりました。ネパールの水槽の話です。とても面白い話だったのですが、後に私の会社に彼が入社していた時はびっくりしてしまいました。偶然ってあるんですね。

竹とコンクリートなんて面白い組み合わせですが、考え方によっては、途上国ではすばらしい技術になると思います。

地産地消

2007年05月23日 22時06分20秒 | 木材
「地産地消」と言う言葉が嫌いだ。
バカの一つ覚えでみんな使っているが、地産地消で経済がうまくいくわけはない。
私は、「地産地消」は、真綿で首を絞めている行為で次第に地元経済が低下していくだろう。
なぜ、この言葉がもてはやされる様になったのだろう?
長引く不況から手っ取り早く儲けようとろくでもない業者が考えたに違いない、その口車に乗った行政の場角らが輪をかけてしたのだろう。

地産地消で潤っている業者がいたらそれは、とんでもない業者だろう。

地元の良いものは、当たり前、誰でも買う。地元だからという基準だけでモノを買わされたら、消費者はとんでもない目にあう。地元だから厳しい目を持たないと良いものは生まれない。

早く改めて欲しい悪習だ。

地産地消に代わる言葉は、それは「地域生命主義」だ。
ただこの名称は私は気に入らない。もっと良い名をを考えないといけないと思う。

東大 五月祭

2007年05月23日 06時01分56秒 | 日向木の芽会
東京大学の学生が、宮崎の杉を使ってドームを作ったそうです。私たちは、杉を提供しただけなのでその概要はわかりませんが、たのしみです。
東大のお近くの方、今週末だそうですので見に行ってください。

検索サイト

2007年05月22日 21時25分54秒 | 鳥居
鳥居専門店がオープンして10日ほど経った。おかげさまで検索サイトによる「木製鳥居」では、ほとんど一発上位検索が可能になりました。

「鳥居」では、70番台ですが、こちらも徐々に上位にランクされていっています。新参者ですからここは腰をすえてやりたいですね。

本当は、図面や写真で華々しくHPをしたいのですが、マナーな無料HPサイトで作ってしまったので写真などの画像がほとんど使えない状態です。かえって、資料を集まるのにも役に立つかもしれません。

いずれにしろ、順調です。多くの方に来ていただくには、このペースを守ることが大切なのです。HPの更新は、毎日やろうと思います。できない時はごめんなさいですが、鳥居の情報を順次掲載していく方針には、変わりはありません。

メルマガも考えましたが、そんなに一般受けする内容ではないので、鳥居の情報を少しずつ出していきます。

それにしても焼き鳥居酒屋で鳥居が上位に検索できるのは何とかならないですかね~。

高千穂鉄道

2007年05月22日 11時36分39秒 | まちづくり・ボランティア
高千穂鉄道がいよいよ動き出しました。

いえ、再開の活動に向けてということです。

2億円と言う途方もないお金が最初の関門みたいです。

経済性だけを追求すれば、この事業は必ず失敗します。と言って夢だけを追っていても列車は走りません。鉄道の経費は、金食い虫だそうで「金を失う道」と書いて鉄道だそうです。

枕木や犬釘の募金もはじまりました。

もっと効率の良いアイデアはないのでしょうか?

高ポイントはSLなんですが、難しいでしょうね。

そこで私は「自殺列車」を考えました。もちろん、人間が死ぬのではありません。今の自分を吹っ切りたいと思う人が、深夜この列車が動いて自分の代わり(人形)を投げ落とすのです。

一回の運行100万円でどうでしょうか!!

近頃

2007年05月22日 11時21分24秒 | 森林
「問答無用、読んでますよ」とよく言われるようになった。

はずかしい。

と言うのも自分考えをとりとめもなく、記録するのがこのブログの目的で自分の考えを人に伝えるためのツールではないのですが・・・。でも、公開しているわけだから見られることを前提に考えないといけないのですね。

最近、カウンターの数字が極端に伸びているのも確かでやっぱりみんな見てくれているのだなあと思うとありがたいことなんですね。

ちょっとマニアックなB級ネタでいいかなあと考えてもいます。


宮崎県民

2007年05月21日 19時04分48秒 | 森林
宮日ホームマガジン「RAPIA」は結構面白い。
6月号が宮日新聞と一緒に宅配される。
今回のスペシャルインタビューは枝廣淳子さんだった。
その中で枝廣さんの宮崎県民の分析が出ていた。「実直な人が多い。半面外部の人に合わせる傾向も強い」
う~ん。当たっているのかなあ??

でも、目的と手段の話は、わかりやすい。
目的と手段を混同しないこと。目的は変えられないけど、手段は変えられる。と言うくだりは、「思わず、うんうんと頷いてしまう」

私が思う宮崎県民は、「実直な人が多い反面、外部に合わせる人も多い」かなあ。

ものづくり

2007年05月21日 12時37分52秒 | まちづくり・ボランティア
ものづくりをしている方は、宣伝が下手ですね。宣伝がうまくお客がいっぱいのところは、ろくなものづくりをしていないところがあります。ものを見る目をお客が養わないとできない時代になりました。

ブランドに頼ってもいけません。

知識だけでも本当のものを見極めることはできないものです。

それではどのようにすれば良いのでしょう。

わたしは、まず、実物を手にとって触れることをお勧めします。少しでも本物に触れる努力をしたほど本物で楽しめるからです。

作った人と話をすることも大切です。実際に自分が気にいった人は、本当に良いものを作ります。そうです。作る人が私のために良いものを作ってくれるのです。

良いものは、感動します。どんなに小さいものでも感動するものは、良いものですし、魂というと大げさですが、心が本当に入っています。

マスコミが取り上げたものや有名なブランドだけが基準ではありません。自分で本物だというものを見極める目を作ることも大切です。

本物に触れるという修行ののほかに作る人と話をするという修行もあります。そのほかに本物を実際に使っている人の話を聞くことも大切です。

フランク・ロイド・ライト

2007年05月19日 11時10分58秒 | フランク・ロイド・ライト
神の手を持つ贋作者・ゼロ。コミック第20巻に司馬江漢―もうひとつの「東海道五十三次」にフランク・ロイド・ライトが登場する。旧帝国ホテルの設計者で近代建築の三大巨匠と呼ばれる人物だ。日本滞在中にライトが浮世絵を買いあさっていたのは、事実だ。

作中でフランク・ロイド・ライトの隣に林愛作と言う人物の紹介がある。帝国ホテルの支配人でライトを日本に招いた人物だ。この林愛作邸が、駒澤大学の近くにある。

私が訪れた時は、電通の持ち物になっていた。この家がフランク・ロイド・ライトの作品であることはあまり知られていない。

特にこの住宅の小屋組みの構造が面白い。