海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

株式から国債へ資金逃避

2007年11月29日 11時26分56秒 | 経済・社会

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071129-00000008-fsi-bus_all

11月13日にも書いたが、お金が安全な場所に逃げている。

米国の低所得者層の住宅ローンの焦げ付き問題が、大きな要因のように書いているが、読者が本当に知りたいのは、次がどうなるかだ。

エコノミストは、真実を語らない。今の状況をなるべく正確に伝えるだけの作業をしている。マスコミもその情報だけを頼りに報道している。

安全と言われる債権だけに資金が急激に流れはじめたら、どこかがパンクする。この場合パンクというより、天秤のバランスが大きく崩れると言った方が良いだろう。

この状況で利下げをしてくるのか(?_?)

すごく難しい舵取りを迫られている。良い意味でも悪い意味でもマスコミは、踊らされてるだけだ。

もう、政府は大変なことをしてしまった。

クジラ救出作業中の死亡事故で減免署名約8300人

2007年11月29日 08時24分04秒 | まちづくり・ボランティア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071128-00000004-san-l38

クジラ救出作業中の死亡事故

ボランティアの事故責任は、誰が問われるのかと言う問題がある。海杉もボランティアには積極的に参加する。特に災害時の事故は、難しいものがある。災害協定を結んで自治体や地元区長からの依頼で災害復旧活動、調査活動などをするが、私だけでなく、従業員も参加してもらう。当然、従業員は、給料を支給する。そこで従業員は、労災と認定される。ところが、経営者である海杉には、労災はない。ボランティア保険に入ることになる。
この話で言いたいのは、ボランティアでも責任の所在をきちんと明確にしなければ行動してはだめだということだ。

クジラ救出の事故に誰が責任を取るのか明確にして行動をしなければ、ボランティアは、してはならない。ここで問題にしているのは、宇和島海保は、事故だけの要因だけで責任者を特定している点だ。人が死んだ以上誰かに責任を取ってもらわないと収拾がつかないという理由だろう。極端な話、ボランティア作業の事故は、死亡事故でも責任を問わないと言う風潮ができたら困ると言うのが本音だろう。

ボランティア作業中の事故という特殊な事例のように思えるが、これを通常の建築工事に置き換えるとなぜ人が死ななければならなかったのかという原因を特定することは重要なポイントになる。今後、このような不幸な事故を無くすためにも必要な事例として活かされなければならない。

報酬があるなしの問題ではない。

今回の事故の例は、当初の指示と違った作業手順(ロープのかけかた)と船の位置(クジラの尻尾に近づかない)にポイントがあると判断したみたいだ。

しかし、自治体が呼びかけた救出作業にもかかわらず、対策本部が設置されていなかったり、宇和島海保の職員もいながらライフジャケットを装着していないボランティアを作業につかせたり、水産庁のマニュアルには、大型のクジラには、ボランティアを作業させないという規定がある以上基本的な過失があることも考慮に入れなければならないだろう。

法的整備が遅れているかもしれないが、次回に善後策を促すだけでは、当事者があまりにも可愛そうだろう。

明日は我が身と言う記事だった。


国産杉が2×4材の住宅をなぜ作らないのか?

2007年11月28日 07時40分15秒 | 建築関連
国産杉が2×4材の住宅をなぜ作らないのか?と言うご質問ですが、構造的な欠陥があります。

当然、2×4材は、断面が決まっています。ヤング係数の低い杉材は、断面が小さいと横架材として使用できないのです。つまり、SPFは、ヤング係数が高いために同じ断面積でも荷重に対して抵抗できるのですが、国産杉材は、どうしてもたわみが大きくなってしまいます。

鉛直荷重を縦方向で受ける柱材には、何の問題もありません。

国産杉の2×4材で住宅を建てるとするならば、横架材は、スギの集成でヤング係数90が欲しいところです。

(建築基準法では、杉材はヤング係数90から70をさしています)しかし、現実は、ヤング係数50で計算しないと下がると思います。

次に価格の問題があります。北米の製材は、全て2×4材です。しかし、日本でこの規格を製材しようと考えるとどうしても割高になります。というか、北米が全て2×4材でしか製材しないとすると木割り、木取りでも研究し尽くしている感があります。ある意味合理的な考え方です。2×4材は、数種類しかないのですから。

この他に金物の問題があります。シンプソン金物が有名ですが、杉にはあまり、相性が良くありません。ビス中心の考え方は、比重が高いか中程度の木材(米松)が最適です。しかし、杉の比重が38と言うのは、低比重木材に分類され、ビスの利きが良くありません。したがって、シンプソン金物が使えないのです。

最大の欠点は、日本のJIS、JASの問題です。もともと、日本の大工さんを守るために2×4住宅には、厳しいハードルを作ってしまいました。その基準をクリアーするために懸命に海外の製材メーカーは、技術を上げて日本市場に乗り込みました。つまり、日本の法律が海外のメーカの質を向上させたのです。そのために日本のメーカーが同じ基準をクリアーするために不要な資金をださなければならないと言う結果を産んでしまったのです。

そのほかに2×4を扱っている業者の国産材への不信感があります。強度が弱そうに見える、節がある、精度がまばらなどです。

以上のことは、私の主観がかなり入っていますので、間違いがあるかもしれません。

YAHOO!の検索でトップ

2007年11月26日 15時13分55秒 | 弥良来杉
YAHOO!の検索でトップをとる方法は、本になる。

困難な作業らしい。

でも検索のキーワード次第では、トップを取ることも簡単だ。と言うか。海杉は、簡単にトップになってしまった。

このノウハウは、売り物になるかなあ???

はじめに思いついたのが、ブランド名を考えること「何処にもない」「誰も知らない」「それでいて記憶に残る」この3つのキーワードで『弥良来杉』は、ヒットします。YAHOOでもGOOでもGOOGLEでもトップになります。

これは、すごいと思いきや。当たり前で、全然すごくない!!キーワードを知らなければ、誰も見てくれないんです。  はじめは、得意になっていましたが、段々、人に話すのが、恥ずかしくてやめました。

次に考えたのが、セカンドキーワードです。「鳥居」は、結構検索するとえらいなヒット数になります。そこで「木製」を入れるととたんに件数が減るのです。

そのなかでトップを取っていきます。次第に上がる順位は、結構はまります。まだYAHOOでは、トップは獲れませんが、GOO、GOOGLEでは、トップやトップに近い順位につけています。

いろんな方がさまざまな方法で順位アップをやっていますが、特に秘策を練らなくても2ヶ月から3ヶ月で順位を1ページ目にしました。

この次に狙うのは、「木造」と言うキーワードです。つまり、はじめに、「木製」と言うキーワードで順位を稼いで、本格的に次のキーワードを入れていくのです。「木造」と言うキーワードでは、新参者で順位は低いですが、そろそろ効果が出てきました。

ショッピングモールに入る。関連検索リンクに入るとさまざまな方法が、ありますが、お金をかけない無料のホームページが何処まで通用するのか地道に体験しています。この経験が、次のHPに役に立つのです。

まったく使用していないキーワードは、結構あります。「屋外専用木製手摺」は、その際たるものです。そんな商品はないのですから!!!

そうです。まだ公開していないHPがいきなり!!あのYAHOO!でトップの順位に来ました。

少しずつ作っているデモの段階ですが、「屋外専用木製手摺」は、最初からYAHOO!でトップです。

こんな商品何処にもないと言うことでしょう。

誰も見向きもしない商品をHPに載せるには、ちょっと勇気がいりますが、本当に探している人には、「これだ!!」とモニターの前で叫んでもれえればと考えています。

建築では屋外専用の木製手摺は、いまのところ存在しません。というか、誰も木材をそんな風に使用することを考えてもいないのです。そこで、海杉は建築家の人たちに少しでも選択の範囲を広げることを考えています。素材がそのまま活かせるなら、多くの建築家の方は、採用するのではないだろうか!!

次は、雑誌やメディアに受け入れてもらう準備をしないと・・・。




国産材の需要拡大

2007年11月25日 23時02分26秒 | 木材
木の芽会の仲間とじっくり話をした。

今の日本は、何かがおかしい。生産者である林業家の方が、儲かっていないというよりは、林業で生活ができない状態なのだ。

禿山がどんどん増える。再造林されなければ、さまざまな弊害や災害がでてくるのだ。

苦肉の策として、自治体が補助金を出して未植地に再造林をするというのだ。

懸命に造林してきた林家には、「頑張れ!」と言って、再造林をしていない方には補助金をと言うやり方はおかしいと異論を唱えたそうだ。

確かに彼の話には、一理ある。といって、未植地にしている地主に罰をと言う話にはならないだろう。

宮崎県木材技術利用センターの有馬所長は、杉山が未来にはメジャーも狙う資源になると話をしていた。安い山を一括購入して寝かせておくだけで、資産が増えるかもしれないのだ。

拡大造林時代は、植栽した杉が何倍にもなって返ってくると信じて植林した人たちにとってその話はまったくないと言い切れるだろう。

しかし、それは、戦後、焼け野原になった町を復興させるために木材の需要があり、右肩上がりで伸び、価格も上がるという目論見があったのだ。

木材は、世界経済の中のひとつで日本だけの需要で価格を予想するのでは、価格を当てはめることはできない。

それは、現代でも同じことのように思える。

投機的な見方をすれば、日本の山は、間違いなく「買い」であり、木材を建築資材だけで考えてはならない。

これからの視点は「エネルギー」なのだ。

世界中の科学者が、バイオマスに走っている。当然、食料の穀物でエネルギーを作り出す技術ができても使えない。日本の採った原子力が最有力だろう。しかし、コレも貴重な資源でいずれは、枯渇する。バイオマスが優れているのは、循環できる資源だということだ。

百葉箱

2007年11月23日 21時28分47秒 | 日向木の芽会
百葉箱を探している。

小学校に必ずあった「百葉箱」が今はない。

何故だろう??

1974年アメダス運用を開始した。そして、1993年気象庁での百葉箱を使用した地上気象観測の終了ともに減少している。

つい最近、最後の百葉箱が廃止されたニュースを覚えている。

なぜ、海杉は、百葉箱にこだわるのか?

それは、木製だから百葉箱が使用されなくなったのでは、と考えるからだ。腐ってなくなる、メンテナンスをしなければならないなどの木製品が、抱える宿命のために廃止、滅んでいっているのではないかと考えるからである。

いま、海杉は、百葉箱を復活させようと考えている。全国の子どもたちに海杉式百葉箱を普及させ、気象観測の基礎を学んでほしいと考えている。

地球温暖化を防ぐことも大切だが、気候の変化を自分で感じることも大切なことだと考えるからだ。

自分の家に百葉箱を置いて、毎日、データをとる。百葉箱のデーターをインターネットを通じて、自分の情報を発信し、HPサイトで集計するのだ。
環境問題は、自分たちの手で情報を集めることから始める。そんな運動が出来ればと考えている。

木製の百葉箱は、そんな可能性がたくさんある。

木材と環境問題が一緒に語られるアイテムとしては、最高のものじゃないのかなあ!!

こんなことを考えている海杉でした。

イースター島

2007年11月21日 15時51分10秒 | 森林
イースター島に行ったことがありますか?

海杉は、イースター島に行ったことがあります。

この島は、かつて、人口2万人の島でした。

しかし、森林を切り、島の木が全て切り倒されたためにかつて栄えた文明も滅んでしまったと言われています。

一説には、モアイの製造競争によって森林破壊か進んだとも言われています。

互いの部族が、巨大なモアイをつくり、争いの勝者が敗者のモアイを破壊して、島のほとんどのモアイが倒されていたそうです。

イースター島の住民はイルカを主食としていたそうです。大きな木で船に作り、イルカを獲り、食料としたそうですが、森林がなくなり、大きな船が作れなくなると食料不足に陥り、飢餓が、争いを起こすようになったという説もあります。

いずれにせよ。今の世の中と似ているのかもしれません。

森林破壊が、世界の平和を崩す元にならないことを祈ることだけです。

こどもに安全 未来に向けて安全

2007年11月19日 21時20分07秒 | 弥良来杉
安全の絶対の基準は、存在しないのかもしれない。でも、鉛入り塗料の玩具が発売されたり、有毒性のビーズが問題になったりする。

世の中が、どこかおかしい。

木材の分野は、どこか、そんな当たり前の安全を忘れていることに大きな憤り感じる。

でも誰も言わない。

海杉は、ここは吼えるよ!!

安全な木材を子どもたちに!!

未来に残る木材を安全なもので!!

写真は、資生堂と言う会社のハンドクリームだ。「薬用 ハンドベール」と言う商品名成分表示の中にポリエチレングリコールと書かれている。

これは、弥良来杉の成分「有機酸亜鉛」と「ポリエチレングリコール」のひとつだ。

そろそろ木材についても追求される時が来る。銅やホウ酸が安全であるか?

ハンドクリームやベビーパウダーに入ってるか?どうなんだ!!

全く同じものではありませんが、これらの成分は、安全性に極めてこだわる日用品に使用されているという実例です。





主婦の視線、母親の目線

2007年11月19日 21時07分37秒 | 弥良来杉
弥良来杉をPRするのに成分の話をしている。

安全だ。環境にやさしいとどんなに大声で話しても、基準をどこにするかで全く違うものになる。

安全性を幾ら訴えても、その基準がどこにあるかで全く違う。

弥良来杉の成分は「有機酸亜鉛」と「ポリエチレングリコール」の2種類だけだ。

この成分、酸化亜鉛は、ベビーパウダー有効成分だ。

写真は、ピジョンという会社の「薬用ベビーパウダー」の缶に記載されているところを写したものだ。

基本的な発想が違う。開発者の考えが今までの防腐木材の常識とは違うところで花開いた形だ。

ベビーパウダーなら安全でしょう。お母さん、奥さんどうでしょうか?

全く同じものと言うわけではありませんが?日用品にこれらの成分は使われています。

薪ストーブは買いか?

2007年11月18日 22時56分28秒 | 森林
薪ストーブの人気急上昇 燃料費、灯油の3分の1(神戸新聞) - goo ニュース

薪ストーブが見直されているそうだ。

友人も薪ストーブを販売したいと話していた。木材振興のためにここは一押しと言いたいのだが、やめた方がいい。

それは、薪の保存だ。

間違いなく、シロアリのご厄介になるのだ。

できれば、その冬で使い切ればいい。でも必ず残るだろう。そうしたら、「シロアリさん来て下さい」だ。

自分の家だけなら被害も自業自得かもしれないけれど、他人の家まで侵入されたら訴訟がおきかねない。

価格だけで昔の人の知恵を忘れた人たちは、値段だけでやっぱり振り回されるだろう。

マスコミもデメリットをきちんと報道しないと安易に飛びつく人を助長しかねない。

多分、そんなことお構い無しだろうが・・・。

断熱効果

2007年11月17日 18時12分02秒 | 建築関連
断熱の話

断熱効果、気密性、伝導率、通気性、保温性と住宅では良く使われる言葉です。これに省エネとか、熱効率とか話もあります。

断熱効果の高い素材は、実は、空気です。意外かも知れませんが、空気が地球を覆っているからこそ、太陽の熱線は和らげられて、地表に降り注いでくれるのです。

ある実験をしたいと思います。ガラスに空気を入れ、片方で熱を起こします。ある一定の厚さが、一番反対側のガラスに熱を伝えにくいことが判っています。
それ以上もそれ以下もダメなのです。

それは、ガラスとガラスの間が狭いと空気にも断熱効果はありません。かといって広く取りすぎると、気流を作ってしまい、熱を伝えることになってしまうのです。

ペアガラスと言う複層ガラスは、間に何らかの気体を封入しています。これは、ガラスとガラスの間に断熱性を持たせるためのものモノです。

断熱効果を求めるだけでなく、その部屋の保温性も考えるなら、部屋の気密性を考えることが大切です。しかもその建物の構造体でもまったく考え方が違ってきます。

従来、日本の在来工法は、どちらかと言えば、南方系の建物が主流でした。暑さをどうしのぐかです。祖先の考えた方法は、なるべく外気を室内に言える方法です。
開口部を大きく、床を出来るだけ高く、屋根の小屋組みに空気の層を作ります。これは、湿気の多く暑い夏に対応するための工夫です。

日本の国土は、縦に長く、四季に富み、気温の差がかなりあります。これを建築基準法という法律だけで締めくくるのは、非常に厳しいと考えます。今の法で、考えるとどうしても冬仕様で夏は、クーラーがんがんしなければならないみたいです。

断熱性や気密性ももちろん考えなければならないのですが、本当は、住み人に合わせることが重要なのではないでしょうか?

こんなことを言っているからお客がつかないのでしょう。(笑い)

多分、今は、冬仕様住宅を施工すれば、結構儲かる工務店になるでしょうでも、海杉は、宮崎である限り、夏仕様の家が作りたいのです。窓を開ければ、涼しい風がいっぱい入る部屋・・・。

でも、冬仕様は、施工がきっちりしなければ、全く反対の大変住みにくい家になるのです。住宅を建てる方は、気を付けてください。

夏仕様は?? ポイントですね。

自然と対話のできる工務店です。


建築の質問

2007年11月16日 16時57分07秒 | 建築関連
教えていただきたいのですが (トニー) 2007-11-16 15:50:55

トニー様から建築の質問です。
海杉なりの見解でご質問には答えて生きたいと考えます。


教えて欲しいのは、木材の断熱効果です。

CBやSRCの建物のコンクリート内壁に木材を貼り付けると断熱効果はあるのでしょうか?

■CB造は、コンクリートブロック造のことです。SRC造は、鉄骨鉄筋コンクリート造の略称です。はじめに、CB造ですが、断熱性、気密性が悪く、湿気などを屋内に持ち込みやすいため最近は、建築されるケースが少なくなりました。住宅供給不足の頃には、簡易に建築できるため多く建てられていましたが、増築が難しく、敬遠されやすい建物です。下地材が取り付けにくい構造物ですので木材を内装材にと考える場合、少々工夫が必要です。木材を内装材として考える場合、躯体と内装材の間に気密された空気層を作れることが出来るかがポイントになります。確かに、木材は、伝導率が低く、断熱効果が高い建材です。しかし、室内の気密性が低いとあまりその意味を成しません。
その点、CB造は、外部の影響を内部まで伝えてしまいます。CB躯体の内側で断熱処理や湿気などを遮断する処置をして躯体と木材内壁との空気層を気密を計ることが大切です。

■SRC造です。主にこの構造体は、高層ビルで使用される建築物です。コンクリート自体は、断熱性の高い素材です。しかし、日中の熱を蓄熱する作用があります。つまり、暑い夏に蓄熱されたコンクリートの躯体が、夜、放出され、暑い室内になる現象です。屋上の部屋などが特にこの現象が見られます。話はそれますが、この場合は、屋上のコンクリート屋根の躯体に直接、日光が当たらない工夫をするだけでこの現象は和らげることが出来ます。

■空気層は、最高の断熱材です。気密された空気層を間に入れることにより、断熱効果を高めることは可能です。通常、コンクリート躯体+ウレタン断熱材+空気層+木材内壁と言う施工になっているはずです。

感覚として、コンクリートが冷房や暖房熱を吸収していると思うからです。木材がコンクリートの熱吸収(特に暖房の)をしているとするなら、省エネ効果があると思うのですが・・・。

■クーラーの設置条件で木造の部屋18畳、コンクリートの部屋20畳とか書いてありませんか?この表示を見ると断熱効果のある建物は、木造よりもコンクリート造(RC造)だと言うことになります。これは、単に建物の断熱性を示しているのではなく、気密性もプラスして標準的な目安としているのです。

■前述しましたようにコンクリートには、蓄熱効果があり、クーラーを幾ら効かせても効かないとうことがあります。

■もちろん、木材の内壁を貼るということは、室内の断熱効果を格段につなげることになります。1外壁との間に空気層が出来る。2木材自体の伝導率の低い素材が、断熱効果になる。3木材が湿気などの水分吸収する調湿作用によって人間の快適な温度に近くすることが出来る。4木材の色は、人間の感覚を快適な空間にさせることができる

もしも、あるとするならば、だいたいどれくらいの厚みがあればいいのでしょう。

■厚ければ、厚い方が良いのです。経済的なことを考えると12mmから18mmでしょうが、できれば、空気層の気密にも力を入れることが肝要です。


あと、断熱効果があるとするならばプレハブの工事現場の事務所とかも屋根の外側に木材を取り付ければ、あの夏の暑さが少しは柔らぐかも?なんて思ったからです。なんといっても、木材は安いみたいですから。消耗品でもいいかも。

■そうですね。今、海杉のところでは、プレハブでは、ガルバ鋼板を屋根材にして屋根を作ると格段に室内の温度が違います。これは、熱線を反射させるためです。この場合、小屋組みの中は通風性がある方が良いみたいです。まだまだありますが、大まかにこのくらいで大丈夫でしょう。

株がなぜ下がるか!

2007年11月13日 00時17分36秒 | 経済・社会
株価が下がり続けている。

なぜ株価が下がってきているのか。米国のサブプライムがなんたらカンタラ???

そんな馬鹿みたいなエコノミストの言い訳を今更ながら聞く人間は、いないだろう!

それなのにまだマスコミは、株価下落をサブプライムローンのことのように書き立てている。

あはは。馬鹿みたい。

単にお金が安全地帯に逃げだしただけだ。

安全地帯を求めてお金が動き出したのだ。

どこがお金の安全地帯なのかを考えれば、わかることだ。

例えば、美術品・金など唯一の価値観で価格が決まるモノへのシフトが始まっているだけなのだ。

要するにインフレ防衛策にお金が動き出したに過ぎない。原油のせいでも、サブプライムローンのせいでもない。世界のお金がインフレに怯えて株式市場や先物相場市場から逃げていったに過ぎないのだ。

現金を持っていても何の価値もない時期がやってくることを察知した人間が、慌ててお金を動かしているのだ。

日本は、この大事な局面に「選挙」という言葉を絶対、出してはいけない。選挙は、株価を押し上げるとバカな勘違いをする政治家がいる。本物の政治家は、この局に、国民に夢を語る必要でした。カチコチノの理想や実務ではなく、夢のある話をしなければならなかったのに・・・。


建築

2007年11月11日 16時16分07秒 | 建築関連
昨日は、外構木材のセミナーだった。海杉が講師で鐵工会社にお勤めに方に話をした。

そのなかで基本的な話をしました。

建築の「築」の漢字は、分解すると建物の部材になるのです。

「竹」壁の骨材。
「土」壁の材料。
「瓦」屋根の材料。
「木」構造材や建具になります。

文字をシンボルとして考えるとさまざまなことを教えてくれる。

建築に携わる人は、このシンボルをどう考えるかもう一度考えてほしい。

今回のセミナーでひとつ宿題を課しました。

それは、『鉄』この漢字をどうシンボルとして捉えるか、考えたり、調べたりしてみてごらんと話した。

鐵工屋さんには、ちょっとショックだったかもしれない。「鉄」文字は、「金」と「失」なんだから。

外構木材セミナー

2007年11月10日 08時44分53秒 | 日向木の芽会
今日は、ハンドクリームの日だそうだ。「いい(11)て(10)」と言う語呂合わせもあるのだが、最低気温が10度以下になるころで、ハンドクリームの需要が高まる頃だからだそうだ。弥良来杉もハンドクリームの成分がはいっている。というか、ハンドクリームの成分とベビーパウダーの成分しか入っていない。安全性樹脂の製品だ。

話は、変わって、このブログたくさんの方が読んでいただいている。友人に紹介したいけど良いかと直接、尋ねていただくこともあるが、まったく問題はありませんよ。当初は、誰にも公開していませんでした。でも、ブログの効果は、公開すると同時に驚くほど出てきていて、すごいなあと実感しています。

コメントもなるべく、返答するようにしていますし、海杉自身も勉強になります。

一番ありがたいのは、文章の体裁を一切気を使わなくて良いところですね。

本題です。

本日、外構木材セミナーを開催します。(写真は違います)

わざわざ、福岡からお見えになります。私自身も何処まで説明できるか少々不安ですが、資料も揃え、準備万端です。

外構木材が、これほど考えられた日向市の街は日本中探しても他の何処にもありませんよ。

実物を見ながらひとつずつ丁寧に説明していきたいと思っています。

自分たちが木材をなぜ使わなければ成らないのかそこのとに気づいてくれればこのセミナーは正解となります。

さまざまな仕掛けを作ってこの様なセミナーを開いていますが、「自信が持てました」と言ってくれるとやりがいがあります。