海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

有機的民主主義

2007年11月08日 20時49分52秒 | フランク・ロイド・ライト
このブログをはじめて、もう3年になる。

自分が考えていたことを少しでも書き留めておこうと思ったことがキッカケだ。

日本の社会は、治安も外国と比べれば非常に良く、公共機関もレベルの高いところにあるのが実感としている。

でも、何かが違う。海杉は、そう思っている。そして、その何かを見つけたいと感じている。

都市と田舎が、こんなに格差が生じた原因に民主主義の熟練度にあると海杉は、感じている。ではどうすれば、民主主義が多くの人に伝わるのだろう。民主主義は、人類が生んだ重要な発明品だ。でも、多くの日本人には、伝わっていないのだろうと海杉は、思っている。

このブログの一番の読者層は、実は公務員であることに少々驚いている。

民主主義の度合いを比べることは、難しいことなのかもしれないが、ある人から民主主義のバロメーターに公園や歩行スペースの質が高いことが重要だと聞かされた。

宮崎県の人たちに知ってもらいた言葉がある「有機的民主主義」だ。

この言葉を宮崎県の知事が、日本に初めて伝えた事実を・・・。

海杉では、まだ役不足だが、言葉だけでなく精神をしっかり受け継いで伝えていきたい。

ブラジル債権

2007年11月08日 13時10分48秒 | 経済・社会
ある証券会社から電話が来た。

内容は「ブラジルの債権」だ。

ところが、この電話の方は、ブラジルの債権がどんなものであるのかも知らないみたいだ。

大手証券会社でもこの程度のオペレーターなら「ブラジル債権販売」は、辞めたほうがいい。

特に今の時期にブラジル債権を売るなんてとんでもない。

本当にどんな債権が良いのかは、その時になって見ないと誰も判断がつかないのだ。

オペレーターは、「中国、インド、ベトナムの次はブラジルですよ」と言って話を具体的に切り出したところで「興味ありません」と丁寧にお断りを入れた。

しかし、数分後、

同じ方から「ブラジル債権」の券でまた電話が会った。


「●●さん。先ほど同じ話を聞きましたよ」


もうマニュアルとリストしかないことが明白だ。

かわいそうですが、●●さんは、正しい知識や教育を受けていないみたいだ。

経済は生き物で簡単には、思うようにはいかないし、行くはずはない。

債権の上昇よりも為替の心配をしなければならないこの時期に「ブラジル債権」は、観光を楽しんでいる観光客に観光地の住宅を売るようなものだ!!

だから、いらないって!!

国産材の未来

2007年11月07日 08時33分30秒 | 木材
もう、数年前、(10年は経っていない)林業者の集まりに呼ばれていきました。

椎茸栽培をしている林業者が、「中国産に押されてもうだめだ」地元のスーパーにいくと「椎茸が袋いっぱいにつめても100円」の札を見て、涙を流したそうです。

私は、「消費者になんて言って売ってるんですか?」と尋ねました。

実は、椎茸を作っている当時の林業者は、消費者と対話をしていなかったのです。

労務費の安い中国で椎茸を生産して日本に輸出する価格とまじめに税金を納め、子どもを大学までやり、保険や生活費をこの椎茸で生み出している価格に消費者にきちんと説明するべきだと話しました。

途上国では、さらに安い賃金の子どもたちを労働者として雇い、就学の機会を奪って生産される食品がたくさんあります。中国製品の全てがそうだと言う必要はありませんが、「間違いなく、自分たちの椎茸は、品質にもこだわり、安全で自分たちが作ったもの、この価格で子どもたちに学校に行かせている」と言ってください。

そのあと、すぐに国産と称した中国産の椎茸の偽証問題がニュースで流れました。

20年前、海杉は、日本茶の缶やペットボトルで売りに出されるとは思いませんでした。でも、消費者は、絶対、外国産の日本茶は、飲まないでしょう。メーカーにもこだわりがあります。もし、外国で作られたお茶が国産と称して販売されたら多分、その会社はつぶれるでしょう。

牛肉や椎茸など偽証された食品が次々登場しましたが、日本茶に関しては、生産者やメーカーの努力が実ったと思います。

国産材に牛肉のようなトレサビリティを求めることは、困難でしょうが、消費者にきちんと説明して理解してもらう努力を怠ってはいけません。木材・森林だけは、次の世代にきちんと残さなければ成らない使命が私たち今の世代にあるのです。

宮崎地鶏

2007年11月07日 08時02分24秒 | 経済・社会
地鶏について

宮崎の地鶏について一言申し上げます。

宮崎県は、地頭鶏を「地鶏」と称していますが、これこそ、イカサマです。

本当の地鶏は、大切なお客様をもてなす料理に肴がない土地で何とか、刺身やタタキを食べてもらおうと自分の家の鶏を〆てもてなした鶏料理が地鶏です。

地鶏の刺身は、ちょっと生暖かかい、生肉の料理が、主流ですが、盆地で魚がない土地でも刺身醤油でいただけける焼酎の肴です。


「地鶏の定義を・・・」と言う県の考えは、盗人猛々しいと思っています。

地頭鶏なんて最近出来た品種を地鶏とするなんてバカもいいかっげんにしろ!!と言いたいですね。

食べ物の文化は、その土地に根付いたもので簡単に変えられるものではありません。確かに消費者に戸惑いを与え、不安を煽る様なことになっていますが、今回の騒動の根本は、「地頭鶏」しか『地鶏』と名乗らせないという間違ったルールを持ち出したために起こったことなのです。

ブロイラーを地鶏とすることは、詐欺に等しいのです。といって、地頭鶏だけが、地鶏だとする論理は、あってはならない話なのです。

本来は、地頭鶏のブランドで勝負すべきだったのです。

海杉の論理は、もし、新しい品種で名前を「地●●鶏」と付けたときにそれはどうするのか?という問題に発展するということです。

林道なのに木材を使うことに躊躇

2007年11月06日 16時16分51秒 | 建築関連
不思議な話がある。

林道なのに木材を使うことに躊躇する。

それは、林道橋

林道を林業のためにつくる。とっても立派な公共工事だ。その林道に木材を使うことに躊躇してしまうのだ。

林業行政の方がこのブログを読んで「そんなことはない!!」としっかり反論できるだろうか!

日本の数ある林道の橋の中で木材を少しでも使用している橋が何本あるだろうか?

木材が林道橋で使用しないで何が林業振興だろう!堂々と木材を林道橋で使うべきだ。

写真は、林道橋に木材の高欄を取り付ける試験をしている写真だ。木製でも取り付けられるんだという証拠の写真だ。実験や研究を重ね、関係者の努力でここまでできるようになった。もっと、多くの人に知ってもらうためにはどのようにすればよいのだろう??

屋外木製手摺

2007年11月06日 14時10分31秒 | 弥良来杉
最近、屋外の木製手摺について話すことが多い。

土木コンサルタントや県の担当、大工さん、ボランティア関係者、設計事務所の方と幅広い。

検索してみるとわかるのだが、屋外専用で積極的に木製手摺を使っているのは、多分、海杉くらいだ。

屋外の木製手摺を開発するのに3年かかった。

誰もやろうとしないのだ。で、やれる。実績があるとわかると徐々にではあるが、でてくるのだ。そこで、海杉は、きちんとストーリーを作ることにした。木製手摺のポイントやできるまでの苦労話、重要な要点や他の製品との比較、なぜ、木製の手摺なのか!などなど。いっぱい詰まった2時間番組を考えている。

セミナーが開けるかもしれない。とにかく、この屋外木製手摺も隙間産業だ。やれそうだ。

屋外用木製手摺専門店「棒屋」

杉コレクション

2007年11月05日 09時33分29秒 | 日向木の芽会
http://miyadara.exblog.jp/m2007-10-01/ 南のスギダラのブログ

http://sugikyu.exblog.jp/   スギダラ北部九州のブログ

http://ameblo.jp/taka-suzu/entry-10052081635.html  木青会 九州会長の鈴木氏のブログ

http://www.m-sugi.com/27/m-sugi_27_chiyo.htm  月刊杉の連載「スギダラな人々探訪」千代田氏

http://blog.canpan.info/miyako_hiro/archive/17 盆地で火おこし

http://ecopia.miyachan.cc/d2007-10-20.html  環境プランニング エコぴあ

http://blog.goo.ne.jp/kinngyotyan/m/200710  小きんぎょ&けんちゃんの成長記録

http://blog.livedoor.jp/kirishimaj/archives/cat_50025656.html こだわりの職人 謙さんのブログ


とたくさんの方が杉コレクションをレポートしていただいています。

入選者の方が、レポートを書いていただくともっと臨場感が出るのではないでしょうか。

iインフレの訳

2007年11月02日 18時13分43秒 | なんでも
トニーさんの質問に私なりの見解をしようと思います。

まず、日本のインフレの原因は、ゼロ金利政策にあると考えています。通常なら、低い金利では、インフレは、起こらない。

金利が低いためにお金が、日本では、お金を産まない構図になってきている。そこでお金が海外の高い金利へ流れ、日本のお金が日本にない状態が続いていた。この時点では、インフレよりもデフレの状態だ。モノが安くお金の価値がある。

ところが、日本のお金(日本以外の外国のお金も)が、アメリカの景気状況を先読みして、日本に流れやすい状況になっている。もちろん、資本は、より安全で高いところに動くのが本当であるが、行き場のないお金が、大量に日本に流れると海杉はみている。

もし、海外に旅をしていた日本の金が、帰国したら、たちまち、お金の価値が下がるだろう。

原油の価格が高騰していても、日本の金利が低いので、日本のお金が少々返ってきても、お余り気にならない。ここに落とし穴がある。

どこかの状況で政策金利を上げるとなると、今まで隠れていた実情のインフレ率が急激に上がるだろう。とんでもない金利の高騰が予想される。

実は、日本にお金が戻っていない。それは、安全ではないが高金利のところへ遊びに行っている。そこが中国をはじめとするアジアにシフトしているのだ。

このお金がとともにアメリカのお金が返ってくれば、ものすごいインフレになるのだと予想している。

インフレはもう来ている

2007年11月02日 06時44分50秒 | 経済・社会
歯がゆい。

日本は、もう空前のインフレーションを迎えようとしているのに、政府もエコノミストも鈍感だ。

アメリカの景気の動向ばかり気にしている。


インフレ対策を怠ると国民に大きな影響を与えることは、今までの既成事実だ。

日本だけの金利政策ではもう追いつかない。

対策に手を打つのに、この1ヶ月が勝負なのに・・・。