08年米大統領選で一足早くアメリカンドリームをつかんだ女性がいる。つい半年ほど前まで無名のモデルだったアンバー・リー・エッティンガーさん(26)。「オバマ・ガール」として、いまや全米のネットファンで知らぬ者はない。
![写真](http://www.asahi.com/international/update/1207/images/TKY200712070277.jpg) |
「オバマ・ガール」として知られるモデルのアンバー・リー・エッティンガーさん。撮影の直前になると、表情が引き締まる=ニューヨークで |
今年6月、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」に流れた3分18秒間の映像「オバマに夢中」が人びとの度肝を抜いた。
ニューヨークの地下鉄で、セントラルパークの一角で、ホットパンツで踊る女性の映像とともにポップな音楽が流れる。アフリカ系(黒人)初の大統領をめざ
す民主党のオバマ上院議員への「賛歌」。オバマ氏とツーショットの合成映像も受けて400万回を超える視聴数を記録した。
陣営の宣伝ビデオと見まがいそうな映像の「仕掛け人」は元広告会社員ベン・レリスさん(33)。自ら作った政治風刺サイトを盛り上げよ
うと思い立ち、ネットで見つけた彼女に出演を依頼した。レリスさんはオバマ氏を支持しているが、陣営とは無関係だ。2人とも、オバマ氏とは直接会ったこと
がない。
奇抜な映像がテレビのニュースで取り上げられ、新たなネット視聴者を呼び込んだ。映像の出来には自信を持っていたレリスさんも、こんな形で関心がふくらむとは予想しなかったという。
「08年まで待てないわ。ベイビー。あなたはサイコーの候補者よ」
熱烈なラブコールに、当のオバマ氏も戸惑い気味。映像を見た6歳の娘に「ママがいるのに」と責められた、というニュースも報じられた。
最近はテレビCMの仕事も舞い込み始めたというエッティンガーさんと、ニューヨークで会ってみた。思いのほか気さくな女性だ。父親が自分の活躍を見ようと、初めてパソコンを買ったという話をしながら、照れくさそうに笑った。
ちょうどオバマ・ガールの「新作」の収録があり、撮影風景を見せてもらった。今回は、オバマ氏と一緒にダンスを踊る合成映像だ。
「ハーイ、私はアンバー・リーです。オバマ・ガールと言えばわかるかしら」。これまで米メディアから「本当はだれを支持しているの」と尋ねられても口を濁してきた彼女が、カメラを真っすぐに見つめて言った。
「この国はひどいダンスしかできない政治家に悩まされてきた。でも、オバマには素質があると思うの。私は彼に投票するわ」。スターとしての振るまいも、すっかり板についてきた。
●無名モデル、選挙戦に便乗 陣営は困惑
90年代、ホストや聴取者が本音で語り合うトーク・ラジオが共和党の追い風になった。前回の04年大統領選では、インターネット・ブロ
ガーの影響力が注目された。米国ではメディアの革新とともに選挙手法も進化する。「08年大統領選はユーチューブ選挙になる」と占う声もある。
米調査会社によると04年に27%だったブロードバンド普及率は、07年には47%。日ごろのニュース情報源が「インターネット」だとする人も30%に達し、テレビ(37%)に追いつきつつある。
高学歴の若者の間でオバマ氏の人気は高い。オバマ・ガールは、ふだんからネットに親しむ彼らにアピールした。逆に昨秋の中間選挙では、敵
陣営の有色人種の男性を「マカカ(猿)」と呼んだ共和党のアレン前上院議員の映像がユーチューブに流れ、次期大統領の「本命」の一人だったが姿を消した。
カメラや携帯電話で手軽に撮れる動画と、それを不特定多数に伝える投稿サイトの登場は、選挙の風景を変えつつある。陣営が発信し、有権者が受け取るだけだった情報の一方通行が、通用しなくなった。
ときには勝手連のように応援団が現れ、ときには一瞬の油断が記録されて、選挙戦の様相をひっくり返す。そんな時代が到来した。
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オバマ氏がクリントン氏猛追、最初の予備選実施州で6P差(読売新聞) - goo ニュース
【ワシントン=五十嵐文】来年1月8日に米大統領選の最初の予備選が実施されるニューハンプシャー州で、民主党内では支持率トップのヒラリー・ク
リントン上院議員が、2位のバラク・オバマ上院議員に6ポイント差で追い上げられていることが、米紙ワシントン・ポストとABCテレビが6日発表した最新
世論調査(11月29日~12月3日実施)でわかった。
支持率はクリントン氏35%、オバマ氏29%、ジョン・エドワーズ上院議員17%の順。
同州に先駆け、1月3日に最初の党員集会を行うアイオワ州で同紙が実施した調査では、すでにオバマ氏が3ポイント差で首位に立っている。クリントン氏は全
国レベルの各種調査ではオバマ氏を20ポイント前後引き離しているものの、候補選びのカギを握る序盤2州では接戦を強いられていることが明らかになった。
イラン政策でヒラリー氏防戦 アイオワの民主党討論会(共同通信) - goo ニュース![イランでヒラリー氏防戦 ヒラリー・クリントン氏 イランでヒラリー氏防戦 ヒラリー・クリントン氏](http://img.news.goo.ne.jp/picture/kyodo/PN2007120501000151.-.-.CI0002.jpg)
(共同通信)
【ワシントン4日共同】次期米大統領選の民主党候補によるラジオ討論会が4日、全米最初に党員集会が開かれるアイオワ州デモインで行われ、対イラ
ン政策をめぐりヒラリー・クリントン上院議員がエドワーズ元上院議員らの批判を浴び、防戦に追われた。一方、イランが核開発を中断したとの国家情報評価
(NIE)にもかかわらず、脅威の認識を変えないブッシュ大統領を非難した点では各候補が一致。
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