ほかにも友人呼び寄せる? 事件前日、クラブに電話(共同通信) - goo ニュース 長崎県佐世保市のスポーツクラブでの散弾銃乱射事件で馬込政義容疑者(37)が事件前日の13日、藤本勇司さん(36)ら3人の見学をクラブに予
約した際、「ほかにも来るかもしれない」と電話で伝えたことが17日、分かった。3人のうち殺害された藤本さんと現場に居合わせた男性(37)は同容疑者
と中学校の同級生。佐世保署部はさらに別の友人も呼び出そうとした可能性があり、動機解明の関連で捜査。
12月17日6時30分配信 時事通信
長崎県佐世保市のスポーツクラブ「ルネサンス佐世保」で8人が死傷した散弾銃乱射事件で、自殺した無職馬込政義容疑者(37)が事件2日前、「1カ月ぶ
りに会おうか」と知人男性に誘いの電話をかけていたことが17日、分かった。同容疑者はその後、携帯電話のメールで待ち合わせ方法を詳細に指定してきた。
県警捜査本部も計画的犯行とみて、馬込容疑者の知人らから話を聞くとともに、携帯電話の通信記録などの分析を急いでいる。
男性は、殺害された漁業藤本勇司さん(36)ら同クラブに呼び出された3人のうちの1人。今月12日午後8時すぎ、馬込容疑者から「1カ月ぶりに会おうか」と電話があり、待ち合わせ場所に同クラブを指定してきたという。
さらに、事件前日の13日午前8時45分ごろ、同容疑者から「あすの楽な待ち合わせ方法」として携帯電話にメールがあった。メールには「おれの無料駐車
券があるので、車でそのままルネ(サンス佐世保)の駐車場に入り、どこか適当に止める」「スカッシュコートの横に階段があるので、1F(階)分登る」「正
面にプールの見えるいすがいっぱいあるので、楽にして待つ」などと記載があったという。
無二の親友なぜ 弟「わからない」 知人ら「優しい人」涙 佐世保・銃乱射(西日本新聞) - goo ニュース 水着姿の子どもたちに散弾銃を乱射し、夜の街に消えた容疑者。つかめぬ足取りに、住民は眠れぬ一夜を過ごした。息を潜める早朝の街を、再び一発の銃声が
切り裂く-。長崎県佐世保市のスポーツクラブ「ルネサンス佐世保」の発砲事件。犠牲になったのは、馬込政義容疑者(37)を「無二の親友」と口にしていた
中学、高校時代の同級生男性と、容疑者も会員だったクラブのインストラクターの女性だった。「なぜこんなことが…」。事件は15日、容疑者の自殺という結
末を迎えたが、謎はさらに深まった。
長崎県佐世保市の散弾銃乱射事件で犠牲になった同市鹿子前町の漁業藤本勇司さん(36)は、3人の子どもがおり、仲の良い家族と近所で評判だった。「あの優しい人が、なぜ同級生に…」。住民らは一様に、言葉を失った。
弟の重利さん(34)は馬込政義容疑者(37)について「兄とは無二の親友だった」と話し、「なぜ殺されたのか理由がよくわからない」と首をひねった。近
くに住む無職陣山重美さん(68)も、「同級生に恨みをかうような人ではない」と語り、平和な一家の暮らしを壊した発砲事件への憤りで声を震わせた。
住民によると、藤本さんは妻と幼稚園児の長女と長男、2歳ぐらいの二女の5人家族。藤本さんの自宅に隣接した両親の家には、網や浮きなど釣り具を作るための作業場があり、藤本さんは父親の仕事を継いで漁具などを製造販売していた。
近所の田崎ユリコさん(60)によると、作業場では藤本さん夫婦と両親が4人で働き、子どもたちが頻繁に遊びに来て、笑い声が聞こえた。「思いやりのある
一家で、犬をたくさん飼い、1匹が死ぬと家族みんなで泣いていた。勇司さんは、うちの庭の草刈りまでやってくれる優しい子でした」と唇をかんだ。
また、近くの主婦平山洋子さん(60)は「長女が来年春に小学校に入学するのを楽しみにしていただろうに…。腹が立って仕方がない」と、目を真っ赤にした。
=2007/12/15付 西日本新聞夕刊=
長崎県佐世保市のスポーツクラブで起きた散弾銃乱射事件で、犯行後に自殺した馬込政義容疑者(37)は計約2700発もの実弾を所持し、個人が保管できる実弾の数を800発までと定める火薬類取締法違反の疑いが浮上した。
銃を巡っては、実際に使った弾数は自己申告でしかなく、販売現場では購入者への信用を前提として、凶悪犯罪にも用いられる可能性のある実弾が取引されており、今後、銃の所有許可とともに審査強化を求める声が高まりそうだ。
馬込容疑者に2000発以上の実弾を販売していた佐世保市内の銃砲火薬販売店の男性店主によると、馬込容疑者は昨年11月、標的射撃用に実弾1500発を購入。同店は一度、店で預かり数回に分けて渡していた。
しかし、残り1000発になったところで、馬込容疑者が「今日射撃に行く。1000発全部渡してほしい」と要求してきたため、店主は「必ず最低でも200発は使いなさいよ」と念を押して渡した。
馬込容疑者は「はい、分かりました」とはっきりした口調で答えたという。店主は「(馬込容疑者に)悪い印象も持っていなかったので信用して渡した。あれだけの数を持っていたということはほとんど使っていなかったのか」とあぜんとした表情で語った。
長崎県クレー射撃協会によると、標的射撃用の実弾の購入にあたっては警察の許可証が必要だが、弾数に制限はなく、頻繁に射撃大会に出場する選手などには一度に1万発以上の大量の許可が出るという。
馬込容疑者は協会には所属していなかったが、地元の小さな大会には出場していたという。協会事務局長は「大会が数日間ある時などは1000発を受けとって、そのまま会場に行き本番や練習で200発以上使うことはある」と話す。
一方、北九州市の銃砲店社長(66)は「もしも使われずに帰宅すれば違反になるため、私は一度に1000発を渡すような売り方はしない」と指摘。
前払いで2000発分の金を受け取った場合も、最初に500発を渡し、その後200発以上使ったと言えばさらに500発を渡すが、「店側は客がどのくらい
保管しているのか分からない。うそをつかれたら終わりだ」と語る。
銃の所持許可を受けた人が撃った数は、警察が使用実績報告書を提出させる仕組みで、自己申告に委ねているのが実態。佐世保署幹部は馬込容疑者が大量の実弾を所持していたことについて「数えたらものすごい数だった。明らかに違法」と驚いた様子で話した。
保守記事.191-5 日本でも