*ウサギのお部屋*

日記・レビューなどなど。
最新日記は数日後に非公開にします。

地震・六日目・移動

2011年03月16日 | 震災文庫


雨でなく雪でよかったね。



夜中、眠れなくなったので、おにぎりを作っておいた。
洗い物ができるなら、おにぎりの型を使って作ったりもできちゃうね。

朝6時半のバスに乗るように準備していく。
今日は長丁場だぞー。

余計な事件が起こったw
本当に、毒のある人とは離れて正解!っていう。
はっきり言って、全部自分が悪いのに、全部私のせいにしたことを決して忘れないだろう。
私がこんなに大変な思いをして移動するってのに、自分の都合だけで嫌な気持ちをぶつけてきた。
これを、「本気で言ってるんじゃないんだから」と思えない私はいい妻ではないね。
この余計な事件も、必要だったのだって後から思えるのかな?





朝7時にバスのりばに着いたら、すでに長蛇の列。
赤ちゃん連れ、子連れは少ない印象。でも何組か見た。

まーちゃんはおんぶ、ここの並びですでに肩が痛かった。
今日でもうしばらくおんぶはしないんだから!という気持ちで頑張った。



そして、いちばん頑張ったのはいっちゃん。
グズグズ言うこともなく、周りに迷惑かけることもなく、何より私の話し相手になって、気を紛らわせてくれたのも大きい。

初めて並んだ行列がこれだった。
周りの人が助けてくれる。
まーちゃんの帽子が脱げていたらかぶしてくれて、靴下をあげてくれたおばさんも。
ありがたいことだ。

あともう3台くらいで乗れるってときに、なんか男の人にいきなり話しかけられた。
「車で山形に帰るところなので、乗っていかないか?」
まず、なぜ私?と思った。子連れだから?それにしては、まっすぐこっちに来たような気もする。
揺れたよ。あ、地震じゃないよw
でも、いつも迷ったときは、いっちゃんに決めてもらうんだけど、それをしないで断ったさ。
車があるのが本当かどうかもわからない。
せっかくここまで並んだのにそれがパーになる可能性がある。

本当に好意で言ってくれたんだったら、悪いことしたなーと思うけど。
そのあと、どっかに去っていって、誰か他の人に声をかけている様子もなく(たぶんね、知らんけどね)

ニュースになっていないけど、略奪とか強姦が起こっているらしい。
それを聞いて、悲しくなる。
助け合いじゃなかったのかよ?と。

やっぱり、ついていかなくてよかった。
そいつの顔を、今でも思い出せるよ。



乗ったバス。
ちょうど2時間並んだ。
よくがんばった。

バスに乗ったり、着いたりしたら逐一連絡するように、母に言われていたので、ついでにミクシィボイスにも載せることにして、こまごまと送っていた。



いっちゃんが「補助席に乗りたい」と言っていたので、誰も乗りたがらない中を(ちょうど2席あいてた)乗ってみた。
大人一人に子供ふたりまで無料のはずが、子供料金も取られてしまった。いっちゃん小学生に見えるもんね。
議論するのもめんどくさいので、そのまま支払った。

まーちゃんがうるさくて大変だったけど、右隣がおばさんで、話しかけてくれたりしてたのと、おにぎりを食べさせて、またおんぶしたら寝てくれたので助かった。
いっちゃんはいちばん前の席でおとなしくしていた。

ここで狭い中おんぶしてたら、筋をおかしくしたらしく、しばらく左腕があがらなくなった。

県境あたりにきたら、信号がついてないところがあった。
まだ停電してるんだ。大変だ。

広島県からの消防車、レスキュー車が来てるのを見た。
いろんなところから、どんどん助けに来てくれてる。



山形に着いたら、次は鶴岡行きバスに並ぶ。
いったんトイレに行ってからね。

バスターミナルの中のお店、普通に営業してる。
それを見て感動。
街が機能してるなんて、それだけですごい!と思っちゃう。
行列も、そのバスだけで、山形市民は「何なに?なんでこんなに並んでるの?」って感じ。

仙台から山形に来たバスは、もちろんだけど仙台に戻っていく。
その、ほとんど誰も乗ってないバスに乗り込む人もいた。
お茶とかの箱を持って。救援物資なのかな。
いや、記憶があいまいだから、もしかしたら違うかもしれない。
ただ仙台行きのバスに乗り込んだ人と、箱を持ってた人を勝手に結びつけただけかもしれない。

1時間から2時間待ち、と聞いたけど、たぶん1時間弱で乗れたんじゃないかな。
行列が見るからに、山形行きのときよりは少なかったし、あれを経験したあとなら、「わりと早かったねー」って感じ。ほとんど屋根の下で待てたしね。
今度は大人一人分しか運賃取られなかったw

しかし、鶴岡行きのバスの中はもう大変。
二人がけに座れたけど、もちろん横の補助席にも人がいる。
ほんと、横の人、同じバスの人たちごめんなさいだよ。
だからって、おとなしくさせることもできないし、乗るのをやめるわけにもいかない。
救いは、すぐ後ろも子連れ(小学校中学年男女)で、うるさいのがうちだけじゃなかったことw

ちょうどお昼だったし、なんかお昼ご飯を買ってから並べばよかったな。
そしてゆっくり食べればおとなしかったかもしれない。
おなかいっぱいになって、寝てくれたかもしれない。
でも、そこまで考えが及ばないんだよね。
早く早く行かなきゃ!って焦ってて。
お店で普通に食べ物が買えるなんて思ってないし。

疲れてくる頃だったのもあって、眠いのもちょっとあっただろうし、ふたりで小競り合い。
まーちゃんがアンパンマンの本を取り出せば、いっちゃんも見たい!って取り上げる。
やめなさいって言ってももちろんやめない。
かといって、ちょっときつく叱ったら、大声で泣く…。
の繰り返し。

他の人たちは、バスに乗ったらやれやれって感じでゆっくりできるのに、私にはそれができないのだ。
バスに乗ってるときは、周りの人ごめんなさいって気持ちだけだったけど、実際大変だったんだから、そこまで思わなくてもよかったのかな。
しかし、いついかなる場合でも、公共の場所でうるさくするのはやめさせたいけどねぇ。

たぶん、山形行きよりも倍の時間がかかって、鶴岡に到着。
料金も倍だから、時間もたぶん倍、2時間くらい。
昨日調べておいた。バスが到着するのは「エスモール鶴岡」というショッピングセンター?みたいな場所で、そこで空港行きのバスが来るまで待機する。
2時間以上あったけど、ゆっくりできてよかったわ。

地震の影響は、営業時間が短くなってること、少し品薄なこと、くらいで、普通にお店がやってることにまた感動。
あぁ、「脱出」してきたんだなぁ、と実感する。
なんだか不思議な気持ちだった。



キッズコーナー、誰もいなかった。
ここで少し遊んで、子供服売り場の小さな遊び場でも遊んで。

店員さんからしたら、ただの客なんだろうな、というのが不思議でしょうがない。
私たちは大変な思いでここまでたどりついたのに、誰も知らないんだ。
「仙台からきたんですよー」とか言おうかと思っちゃったw言わないけどね。

子供服とか、大人の服もチラっと見て、ちょっと嬉しくなったりもした。





パンを買って食べたりしたよ。
同じ店に3回くらい行ったw
いっちゃんは、31アイスを食べてたw

お店のレジのところに、義援金をつのる募金箱が置いてあって、そこでも不思議な気持ちになる。

バス乗り場は、隣のホテルの前なので、最初に場所を確認しておいて、時間近くなったらホテルのほうに来てみた。





ピアノを勝手に弾いてたw
改装工事してたりして、あんまり聞こえなくてよかったね。





バス乗り場。
ここがいちばん寒かった!
風が強くて。
仙台や山形で並んでるときに、こんな風だったらやってられなかったね。助かったわ。

大きな荷物を持った人たちが何人か集まってきたけど、並ぶ、というほどではない。
駅前が始発で、乗れなかったらどうしよう?って言ってる人もいたけど、今までよりはずっと空いてる。
どんどん人が分散していってるんだね。
きっと、鶴岡からは新潟方面に行った人が多いのかな。
満席じゃないし、バスも20分くらいですぐ着いちゃったので、もうあとは飛行機だけだから心配ないな、とほっとした。

空港に着いたら、予定では1時間以内に飛ぶはずだった。
カウンターで。ちゃんと予約できてた♪

せっかくだから、とおみやげを見たりね。



のどがかわいたので、ジュースを買って飲んだ。
おいしかった♪

まーちゃんも、ここで安心したのか、おむつを替えたとたんにうんちした(笑)
定刻に飛んでたらおむつ替える時間なかった、という。



乗った飛行機。
なんでも、羽田の滑走路が混んでるらしくて、出発が遅くなった。
18:15定刻のところを、19:00に。

ちょっとしたキッズコーナーがあって、遊んでたからよかったかな。
まーちゃんと同じくらいの子がいて、まだうまく一緒に遊べないのよね。
でも、お互いに気になる存在らしく、意識しあってた。

幼稚園のお友達の弟くん、歌とか役員とかでよく会ってた子、と同じジャンパーを着てる、でも本人よりは少し大きい子がいた。
その子、というよりはジャンパーをを見て、まーちゃんは「びーちちた!(みーつけた)」と言っていたよ。
いつものお友達に会えたと思って嬉しかったんだろうな。よく覚えていたね。

飛行機の中では、たいしてやっかいでもなく。
ジェット音があるから、ちょっとくらいうるさくても聞こえないしいいよね(笑)
まーちゃん音とか揺れに「こわい」って言ってたけど、私が怖がってないので、それほどでもなく。
もらったおもちゃで遊んだり。

いっちゃんは、調子に乗って、有料のジュースを買っていた。
私も調子に乗ってビールとかワインを飲みたかったけど、疲れすぎているのでやめといたw

東京の夜景がキレイだったね。
まーちゃん「ぷてぃぷてぃ」w
写真撮ろうと思ったけど、ガラスに反射してうまく写らなかった。
飛行機で東京なんて、何年ぶりだろう?
昼間なら、富士山が見えたりするんだよね。

羽田第二ターミナル、初めてだったよ。
乗り継ぎなんてのも初めての経験。



まーちゃんは、動く歩道に夢中w
いっちゃんは、搭乗口の番号を確認したら、さっさと行っちゃうし。
私はガラガラ荷物を預けたので手持ちで行かなきゃなんないから、かなり歩くのが遅かったw



広めのキッズコーナーがあったので、ちょっと休憩。
東京ばななを買おうって決めてたのに、売店はほとんど8時で閉まってたらしく、人がいるのに買えない、みたいな感じだった。
そこで、営業してるお店を発見したらすぐに買った!
いっちゃんと一緒に買いたかったのに、さっさと行っちゃってるから。。





庄内空港は、人でいっぱいだったけど、広い広い羽田は、まばらだった。
夜だしね。
乗り継ぎの飛行機、間に合わなかった!と思ったけど、それもまた遅れてたので間に合っていたらしい。
定刻20:15のところを21:10発になってた。
千歳着は22:40かぁ。わーぉ。
毎日6時に寝てた身にはきつい。でももうちょっとだ!

ふたつめの飛行機は、離陸のためにまーちゃんを抱っこして、飛んだよ、って横にいるいっちゃんに話しかけようとしたら、もう目が閉じていたw
抱っこしてる人も寝ていたw
なので、私も寝た。
着陸しても二人とも全然起きないから、最後に降りたさ。
うちらの後ろでどんどん閉められていったw

そこで両親に再会!
いっちゃんは、ぼけーっとしていた。
まーちゃんは、もう大泣き!(笑)

実家まで車で2時間弱。
まーちゃん、ずっと大泣き。1回泣きすぎて咳き込んでゲボった!
寝てるところを起こされて、暗いし寒い中を、知らない人の車に乗せられて行くんだから、そりゃあ泣きたくもなるさね。
「ままー、だっこー」ってずっと言ってた。
ごめんよ、でも、もう最後だからね。

家に着いて、もちろん風呂なしですぐ寝た。
昨日お風呂に入れてたからよかったよね。
まーちゃんは、おっぱい飲ませてやっと眠った。
いっちゃんは、車の中でも寝て、家に着いてもすぐ寝た。

私も、車の中で寝ちゃってた。
まーちゃんのおっぱい終わって、少しものを食べたりして、やっと人心地ついた。

まだ揺れてる感じがしている。
でも、ここは揺れてないんだよね、と言い聞かせて、眠った。

移動

2011年03月16日 | 震災文庫
今日は北海道に避難するよ。

最寄~仙台
仙台~山形
山形~鶴岡
鶴岡~庄内空港
庄内~羽田
羽田~千歳

バスにうまく乗れるといいんだけど。
バスがちゃんと走るといいんだけど。
子供達がうるさくしないといいんだけど。

地震で崩れた荷物の中から見つけたノートに、11日から毎日メモをとってる。
落ち着いたらここにアップする予定。
報道されない人たちの気持ちを理解する手助けになれば、と思う。
じゃなくて、やっぱり、自分の記録として残したいから。

では。

地震・五日目

2011年03月15日 | 震災文庫


昨日より12度も低い。冬が戻ってきた。
灯油の節約のために、暖房はエアコンになった。
電気がまだ来てないところもあるけど、こっちもそんなこと言ってられないから。

寝るとき、そろそろ落ち着かなくなってきた。
まーさん、ぐりぐりくっついてくる。

地震のせいで、たくさんの楽しみがキャンセルされたことについて、考え始める。
数えだしてみるか?
楽しみだけじゃなくて予定を書いてみよう。
3/12 登園日
3/14 まーさん歯医者
3/15 卒園式・謝恩会
3/16 研修・いっちゃん最後の託児
3/18 いっちゃん入学・まーさん2歳写真撮影
3/19 卒園ママと先生の女子会
3/20 ピロウズライブ@zepp
3/21 Kスタ・プレオープンデー
3/25 パリーグ開幕戦VSロッテ
3/29~30 大阪旅行
4/3 仙台フィルと遊ぼう!
4/5~6 野球の合宿(いち
4/8 入学式
4/15 いっちゃん歯医者
4/21 まーさん誕生日
4/22 仙台アンパンマンミュージアム開館!

だいたいこんなところか。
あとは、
予約してた本が借りれなかったこと
せっかく買った入学式服(子供・ママ)を着れないこと

女子会すっごい楽しみにしてたのになぁ。
仲良くなれなかった人とも楽しくお話できるかな?と思ったんだけどな。
やっぱ、先のそのときではなく、いま、会ったときに話しかけてみるとか、そういうふうにしないとダメなのね、いつ会えなくなるか、いつ予定がなくなるかわからないんだから。
ってことを学んだね。

大阪行きのことは、無事でいて、また予定を立てられることが幸せだよね、って大阪の友達に言ってもらえたのが救い。
私よりもテレビで現状を見てる遠くの人のほうが、心配してくれてる。
2回キャンセルだから、もう二度と会えないんじゃないのか?って気持ちにもなってくるけど、また立て直そう。

被害の状況を知るたびに、命が助かっただけでも、なんぼもうけたか知れん、と思いたいけど、やっぱり、自分の、目の前の楽しみがなくなっちゃったことのほうが大きく感じてしまうんだ。それが本音だ。



オープンから一週間で地震に遭ってしまったステーキガストの駐車場にて。
ここにも張り紙があって、お客さんあてではなくて従業員あてに。
「営業できるようになったら連絡します。それまでお元気で!」っていう。
なんか、また、涙が出そうな。

自分だけじゃなく、自分のまわりの、他のことにも考えが及ぶ。
たとえばこのステーキガスト。毎日大盛況だった。そんな中の。

たとえば、新幹線E5系はやぶさ。3/5デビューしたばっかりで。

たとえば、イーグルス。
星野新監督のもと、新たなスタートを切る年に。
初めて本拠地でシーズン開幕を迎えることができたのに。

たとえば、その日が誕生日だったお友達。
忘れられない日になったに違いない。

そういうことを、考えてしまう。

ただ、これが、絶対にプラスになるんだ、という思いもある。
悪いことが起こったほうが、のちのちいいことになるんだ、っていう、今まで学習したことから。
悪いことの後にはいいことがある、ということではなくて、悪いこと、それ自体がいいことなのだ、と後から思える、という意味で。
「よかった」をたくさん探せたし。

だからこそ、クソ都知事の発言には、本当に腹が立つ!!
これも、よかったんじゃない?おかげで誰もこんなやつに投票しないから。これで再選したら、都民バカすぎ!



幼稚園への坂。
明日、北海道に帰ることに決めたので、園長先生に会いに行った。
卒園式に出られない旨を伝えてきた。
本当は今日が卒園式だったのにね…。

チャリこいでたら、幼稚園のお友達が道路の向こう側にいた。
手を振っただけ。
いっちゃんが先へ先へ行ってしまったのでw

図書館に本を返してしまう。
やっぱりやってないから、予約の本借りれないね…。

雨が降ってきたので帰る。
いっちゃんは、どこかに行きたそうだったけど、特にこれといって行く場所を言えなかったから、雨の中行くものではない、と却下。

帰ってきたら、わりと近所のお友達からメールが来ていて、「水が出た!」とのこと。
じゃあうちも出る?と試してみたら、出た!
洗濯だー!
エアコンの風で乾かす。

夕方頃、ためしにガスも出してみたら、出た!
これは最初から止まってなかったのかも?(笑)
お湯が出るということは、お風呂だ!!

そういえば、朝からネットも復旧していたので、パソコンからログインしたりなんだりかんだり。
ブログに、夫側の親戚からコメントが入っていて、どうやって調べたのか、不思議だった。
でも、夫実家の無事を伝えられたからよかったね。

母とやり取りして、どのルートで帰るか?という検討をして、やっと、あいてる飛行機を見つけて予約した。
いろいろ調べすぎて疲れた。
子供の相手もできなかったし。
山形空港は予約できそう、でもJALのログインがわからない最近使ってないから
花巻もJALだから同じ、しかも明日は行けない
新潟は、遠すぎるのではないか

結局、庄内空港→羽田空港→千歳空港
になった。
飛行機2回乗ったら、大阪行きのツアー料金よりも高くついちゃった。
どうせなら、1回大阪に行ってから北海道に、なんて案もあったけど、今だとお友達がまだ忙しいからムリなのよね…。

ライフラインが復旧したのに帰るのか?
とも思ったよ。
でも、いっちゃんが早く早く行きたがってるし、まーちゃんも落ち着かないし、食べ物もなくなってきてるし、うちらがいるとおとーさんがストレスたまってくるし、いいんだよね?と自分に言い聞かせる。

明日バス移動だ。大丈夫かなぁ。
母が、バスに乗るのにすごく並んでるらしい、という情報をもたらしたので、早めに行くことにする。

物置から、ガラガラを引っ張り出してきて、荷造り。
ガラガラ引っ張っていけば、重くないから大丈夫だろう。

夕方、友達が水を取りにきた。
出なくなってたけど、また出てきてたからよかったね。
でも、ここで後悔。
パック水(ためこんでた飲み水)とか、ふき取りクレンジングとか、おしりふきとか、あげればよかったー!
こっちはもう使わないんだからさー。
なんか、気が回らなかった。ごめんよ。

地震・四日目

2011年03月14日 | 震災文庫


暑い。
最高20度あったよ。

夜中おっぱいで起きたときに、なんか「ブーン」という音がしてて、もしかして…とブレーカーをあげてみると、電気が来ていた!
文明の光!!

まーちゃんは、もう暗くて泣かないで済むのね。
もうトイレも暗くないのねw
ビデオもパソコンも壊れてなかった。ネットはまだ?外れてるのか?わからん。
テレビは地上波、地上Dともに見れなくて、BSだけ。

おとーさんがごはんを炊いてくれたので、いっちゃんと一緒に食べて、少し起きてて、明け方また寝た。

そういえば、小鳥が全然いないことに気づいた。
ベランダから見える梅の木に、いつも雀が群がってるんだけど。

ベッドのある部屋の窓ガラス、一枚にななめにヒビが入ってるのに気づいた。
二重だから問題ないけど、もう少しで割れるところだったんだ。

四日目。そろそろ毒が出てきた。
最初はやっぱ、心細いから、いてくれると安心したけど、あまり長いこと一緒にいるもんじゃないね。
心配なのか、なんなのか、テレビのニュースに見入って、子供のうるさいのを私に八つ当たりしてるのか、「少しは黙ってろ」だって。
離れたい…。
と思ったら、ご出勤した、よかったw

毎日、ヘリコプターの音、ピーポーピーポー、余震…
落ち着かないね。

水が出ないので、除菌シュッシュにおしりふきで頑張ってるけど、頭洗いたい、お風呂に入りたい、よりまずは、手を洗いたい!
べたべた気持ち悪い。
顔は、ふきとりクレンジングがあるので、それを使っていた。

洗濯できないので、とりあえず、服を除菌シュッシュして太陽にあててみた。

ホワイトデーなんだね。
携帯にハートマークが出る。
電気は来たけど、電波はまだあまり。
写真つきのつぶやきを送ろうとしたけど、できなかった。

今日はコートもいらずにお出かけ!
放射能の心配があるらしいから、あまり出かけるな、と言われたけど、家でじっとしてるなんてできないよね。子供のストレスたまってるし。
ビデオデッキ(って言わないか、HDDレコーダー)から借りたDVDを出すことができたので、ツタヤに返しに行ってみた。
もちろん営業していない。きっとまた天井が落ちてきたりしたんだろうな(2008年、岩手・宮城内陸地震のときになってた)。
図書館にも返しに行かないとなーー。
予約してた「マリアビートル」(伊坂幸太郎)が、やっと順番きたのに、借りれないなんて…。



公園に寄る。
子供たちは楽しそう。
全然遊べてなかったもんね。







ここで、写真つきつぶやきを送ろうとしたけどできなかった。
子供たちの笑顔を見せて、少しでも安心してもらえたらな、と思ったんだけど。



がんばるまーさんw







この遊具にいるときに、3歳くらいの、人なつっこい男の子が話しかけてきて、私が写真をとってたら、「ボクもとってー!」って言ってきた。
つられて、周りにいた子数人もw
この子たちも、つかのまの楽しみなんだよね。
もう会えないかもしれないけど、写真をとってあげた♪

手を洗えないのに、砂しないでーまーさん(笑)

あとは…花粉だ!
私もいよいよスギ花粉きたか?

帰ってくるとき、幼稚園のご近所さんママとすれ違って、いま先生をうちに案内したところだって言うの。
ご近所さんとこのお友達Rくんはおばあちゃん家に行ってていないんだって。
家にいったら、幼稚園の去年の担任だった先生が来てた!
わぁー無事だったんですねー大丈夫でした?的会話。

幼稚園からのお知らせの紙を持ってきてくれた。
18まで休園、22日午前保育、23日卒園式、23日終業式、ちょうど一週間ズレる。
そのときまでに、頭を洗えなかったら、くっさいまんまで式に出ることになっちゃうなー。
それどころじゃないんだろうけど、こういうことも考えるよね。

まーちゃんは、あの日以来初めて、ベッドでゆっくりお昼寝した。
毎日夜泣きもせず、眠りのリズムはちゃんとしてる。それだけはありがたいね。

後から、幼稚園にまた行ってみた。
こんどは担任の先生に会えた。
いっちゃん、会いたがってたから、よかったね。
先生は、もちろんすっぴんで、メガネだった。メガネでもかわいいのにwと思った。
ちょっとでもお話したら、涙が出てくるね。

最寄の中学校で、給水がある、と聞いたので、様子を見に行ってみた。
すっごい並んでるなー。
でも、プールの水ならトイレ用にいいんじゃない?
聞いてみたら、のみ水は整理券配って並んでるけど、プールの水は並ばずにもらえる。
お風呂の水はまだあるから、なくなったらここに来ればいいのね、と確認。

家にあるのみ水は、12L×4箱、ウォーターサーバーの在庫12L×2パック、いま刺さってるのも半分以上残ってる。
バレたら攻めてこられる?w
大事に使おう。冬は全然使ってなかったから、それでためこんで助かったね。

テレビとビデオが見れるようになったので英語のDVDとか、アンパンマンも見れたよ。

おとーさんは、いろいろまわって、夜帰ってきた。
みんな寝ちゃったあとだった。それでも7時とか(笑)
すっかり早寝するようになっちゃったw

地震・三日目

2011年03月13日 | 震災文庫


まーさんは、3時から4時半までゴキゲンw
疲れたけど、その前によく寝たから(なんせ6時くらいから寝てるからねw)前日眠れなかったのも取り戻して、よかったわ。

子供たちの興奮状態は、「地震が怖い」の裏返しなので、小さな体にかなりのストレスがかかっていると思われる。
私だってそうだもの。

みんなで車でお出かけ。
昨日から、「みんなみんなみんな」を歌うまーさんw
やっぱり興奮している。





渋滞をぬけて、なんとかおとーさんの仕事場へ。
電気が来ていたので、携帯充電!
電波が来て、いろんな人からのメールが入る。
ミクシィも見れて、メッセージやコメントを確認。
こんなにコメント入ったことなんてないよね。ありがたいことだ。

最近疎遠だった人たちも、同じ災害に遭っていたり、心配してくれてたりして、人とのつながりがありがたいな、と思えた。

携帯が使えるから、また実家に連絡。
毎日連絡するように、学校も4月から始まらないみたいだから、北海道に帰ってきたらいいかも、と言われる。
そうかも、と思い始める。

そのあと、おとーさんの行きつけの飲み屋には、食べ物がある、水も出る、とのことで、行った。
おとーさんのマイミクさんも来ていた。若林区の人で、海辺で死体が何体といるのを見てしまったんだって。
そんな話を聞いても、本当とは思えない。子供がそれを見なかったことを祈るばかり。

自分が知り合いに会いたいからって、私たち、特に子供に我慢を強いるのが嫌だった。
ヒマなのに、待機させられる。
いっちゃんが帰りたがったら「空気読め」だって。なんなのよ。
なんか避難所状態だった。
本当に避難所生活してる人に比べたら、申し訳ないけど、家に帰れるのに帰れないのがもどかしかった。

カレーライスをいただいた。
ママさん?が、「一日一回でもおなかをいっぱいにしないとダメよ」とかいう感じで。
これが、夕食代わりになった。

ヒマなので、街をお散歩。
どこも行列、行列。
たとえば、ツルハの行列で聞こえたのは、「1回に10人がお店に入れて、10分以内で、5品以内の買い物ができる」という感じ。

商工会の青年会?かなんかが、携帯の充電ができる場所の提供と、お水を配っていた。
「飲んでってくださーい」「のどを濡らしてってくださーい」と待ちゆく人々に声かける様は、なんか、感動。
仙台の人の温かさを感じたね。
土地柄なのか、助け合うような印象がある。

デパートは全然やってない。
もちろん、来週の研修もやらないよね、こんなんじゃ。
ついでに、まーちゃんの託児場所も見てきた。エレベーターが使えないから階段で4階へ。
誰もいなかった。
電気がつけっぱなしで、物が落ちたまんまになってて、そのままになってたっぽいね。
ここも、キャンセルの連絡はしなくてよし、だな。
まーちゃんは、託児のお部屋の前に来たら、遊べると思って中に入ろうと期待していた。

通り道で、サンクスが普通に営業していた。
品薄だけど、とりあえず今日あまり持ってきてなくて足りなくなりそうなおむつを買っておいた。
他にもいろいろ見たらよかったのかもね。でも自分の中では品薄感はなかったので。



帰りの車で。
ふたりともねんね。

神奈川県の消防車を見た。
どんどんやってきている。助けに来てくれた!うちには来ないけど。

ギリギリ明るいうちに、と思ったけど家の中に入ると暗かったので、まーちゃんは大泣き。
すぐに寝かせる。

暗くなる前に準備できればいいけど、ギリギリに帰ってくるのは嫌だなあと思った。
まーちゃんが泣いてたら、何もしないですぐに抱っこしないと不機嫌になる人がいるのも嫌。
それが、子供がかわいそうだから、はタテマエで、自分がうるさいから、ただそれだけなんだよな。ふん。

いっちゃんは、かなり緊張している。
私も、ちょっと気が緩んだら、いつでも涙が出そうなくらい、張り詰めている。

もちろん、余震は頻繁に起こっている。
トイレに座ったら、揺れているような気がして、また、実際に揺れていたりする。

その後

2011年03月13日 | 震災文庫
いま夫の仕事場にみんなで車できてる。うちはまだ停電だけど街中は復旧してるので充電!家は電気いらないストーブなので大丈夫。とうとう水も出なくなったのでトイレが心配になってきた。飲み水はためこんでたから大丈夫。子供たちは興奮状態。不安の裏返しだから心配だ。こんなところかな。

地震・二日目

2011年03月12日 | 震災文庫


おなかすいた。
余震のたびにビクっとして、おっかなくて眠れない。
でも、子供たちは普通に朝まで寝てくれてよかったわ。
明るくなったので、みんなで6時に起きる。

朝ごはんも変則的。
昨日炊いたごはんがまだあるんだけど、のどをとおらない。

「よかった」まとめ(順不同)
家族3人一緒だったこと
おとーさんはチャリ通ですぐに帰ってきたこと
出かけてなかったこと
とくに、お店の中にいなかったこと
割れたものはレンジの皿だけだったこと
崩れたものの中から見つかったものがあること
これを機に捨てることができたこと
夜中じゃなかったこと
電池で聞くCDラジオがあったこと
電池もたくさん買ってきてあったこと
車はガソリンが満タンだったこと
のみ水をためこんでたこと
LEDライトを最近買っていたこと
電気のいらないストーブだったこと
買い物したあとだったこと
保存食をいっぱいためこんでたこと
除菌シュッシュがあること
おしりふきもためこんでたこと
おむつもためこんでたこと(布だからあまり使わない)
ふき取りクレンジングを持ってたこと
避難所に行かなくて済んだこと
お風呂の水があるので、トイレに使えること
部屋が汚くても地震のせいにできることw
献立を考えなくて済んだことw
食べれないから痩せるかもwしれないこと

おとーさんが、倒れた本棚を直してくれるから、その間邪魔にならないように、出かける。
朝8時すぎ。もちろんチャリで。

まずは、今日登園日だし、いちおう幼稚園に行ってみる。
もちろんやってないけど、お寺なので、誰か先生がいるかな?と思って。
お友達も誰か来てないかな?と思ったけど誰もいない。

お墓が落ちたり、銅像が落ちたりしていた。
お寺の看板も。
幼稚園は、外側が崩れてるから、中はどうなっているのか…

園長先生の奥さんと、園長先生と、主任の先生に会って話した。
家にいると救援物資がもらえないから、避難所に行ってください、とかいう話を聞いた。

お友達の家へ。
ひとりめ、不在?
ふたりめ、張り紙がしてあって、私たちが昨日買い物したスーパーに行く、と書いてあったので行ってみたけど、いない、というか、営業していない。

ここで、「のどかわいたー」といういっちゃん。
あー。水持ってくるの忘れたー。
でも、自販機は電気がなくて使えず。

いちばん近い児童館に行ってみた。
水道の水を一杯もらえないか?と言いたかったけど、こっちは水道出ないんだった。
保存水をもらって、おにぎりももらって食べた。
あれからずっと、ほとんど食べてない。痩せるかも?という淡い期待w

いったん戻って、やっぱり実家に電話をしなきゃ!携帯が繋がるまで待ってちゃダメだ、と思って、また出かける。
いちばん近いところの公衆電話は使えなかった。
近所の市営住宅。
幼稚園のお友達のおばあちゃんがいたので、話を聞いた。
1.2階はいいけど、上のほうはとても行けないらしい。
車で寝たらしい。

いろいろまわったけど、行列ができているところは、お店に並んでいるのだった。
電話はどこ?

若いおにいちゃん二人が喋ってて、「お金は持ってるのに、何も買えない」というようなことを言ってた。
確かに、行列or営業してない、だもんな。

近くまで来たので、ついでにお友達の家に寄ってみた。
何号室かわかんなかったけど、いっちゃんが覚えていた。
ノックすると、お父さんが出た。お部屋、当たったw

まーちゃんは(私も)、お友達の家で少しゆっくりしたかったんだけど、いっちゃんが落ち着かなくて、早く行こう、行こうって言って早々に退散した。
うちはまだ水が出てるから、なんかあったらおいで、と言ってバイバイ。

お友達の家の近くに公衆電話があって、数人並んでたので並んでみた。
実家ではとても心配していた。やっとつながった。
仙台空港がダメになったって?
大阪行けない…。

アパートの、二階に行く階段が全部落ちてるところがあった。
片方の壁が崩れてるアパートも。
ところどころ、道路に亀裂が入ったり、特にマンホールの部分が飛び出したりしていた。

犬の散歩をしている人が多い。
たばこは食料みたく、なくなってないので、吸ってる人が多い。

梅が咲いていた。
春が近いんだね。

午後から、夫の実家に様子を見にみんなで車で行ってみる。
停電なので、信号もついてなくて、ゆずりあい。
国道の大きな信号だけはついていた。

道路のひび割れや、段差になってるところ、応急処置がしてあって、道路屋さんすごいな、仕事早いな、ありがとう、と思った。

実家も無事だった。
水と電気がダメだけど、ガスはあるので、水さえもらってくればお風呂にも入れるらしい。
じじがバイクで何往復か、水をもらいにいってた。
おとーさんといっちゃんで、うちの水が出てるうちに、と、水を汲みに行っちゃった。
待ってる間ヒマだったw
荷物全部持って行っちゃって、まーちゃんがうんちしちゃって、いっちゃんの残ったおむつを発見しなかったら大変だったわ。

実家も無事だったという電話をまた公衆電話からかけて帰った。
戻ってきたら、もう水が出なかった。やられたー。

暗くなる前に、ベッドの部屋の崩れた本やDVDやおもちゃを片付ける、というか脇によけるw
で、おとーさんの布団を持ってきて、いっちゃんとおとーさんで寝ることに。

昼ごはんなのか、夜ごはんなのか、3時くらいに実家で食べたものが今日最後の食事。
あとはまたお菓子とかね。
こんなときでも、子供たちの歯を磨いてないのが気になるのだ。。
でも、暗くなったら怖がるから、歯磨きどころじゃないんだよな。

まーちゃんは、なんか大興奮。
踊りまわったり。
笑いが止まらない。
非日常が楽しいのもあるだろう。おとーさんがずっといて嬉しいのもあるだろう。怖がってる気持ちの裏返しでもあるだろう。
いっちゃんは疲れてるねぇ。

「あんぱんまん、ぴたい」ってまーちゃん。
電気がないから見れないのよ…。

地震

2011年03月11日 | 震災文庫


朝、いろいろと思うことがあったけど、基本的にはヒマだったっけ。
児童館でも行こうかとお弁当を作ったけど、結局家で食べたんだっけ。
図書館に行こうと思ってたけど、まーちゃんが午前中寝ちゃったから行けなかった。
いっちゃんが帰ってきたらみんなで行こうかな、車で♪と思っていた。

2時、いっちゃんのお迎え。
まーちゃん「てぃったー、あったりー(お帰り)」
「明日も登園日なんだよね」って言って、みんなと別れた。いつも通りの風景。

買い物もできなかったから(まーさんのバナナ)スーパーに寄って帰る。
バナナだけ、と思ったけど、お菓子とかいろいろ買っちゃった。
お店でHくんに、駐車場でHちゃんに会う、通りをはさんで向こうで園バスを降りたRくんと挨拶を交わす。
今日はいっぱいお友達に会うなぁ。

帰ってきて時計を見たら2:40くらい。
宿題をやったら車で図書館に行こう!と言ったら、制服を脱いだいつものカッコ(シャツ・スパッツ)で張り切って宿題をやり始めた。
私は買い物したものを冷蔵庫に入れていた。

そこで地震。2:46だったんだね、わからなかったけど。

揺れ始めても、仙台人は慣れてるから、最初は「あ、地震だね」程度で。
こないだも、昨日も揺れたばっかりだったし。
でも全然終わらない。長い。強い、揺れ。
そのうち、上に置いてあるものが落ち始めて、怖くなって、外に逃げた。

あぁ、こういうことは、一瞬で起こるんだな、と思った。
そのうち備えよう、では全然ダメなんだね。

テレビの上のビデオとか、テレビ自体も落ちてきたり、パソコンの上のプリンターまで落ちてきた。
奥の部屋の本棚とシュラフも倒れていた。
玄関のものも、全部崩れ落ちてた。

後から見たら、アパートは全然大丈夫だったけど、それでも、崩れるかも!と思うくらいすさまじい揺れだった。
階段をおりてみたら、私の自転車が倒れていた。

いっちゃんの上着もなにも持ってきてないので、ちょこちょこ取りに戻った。
戻って電気をつけようとしたらもうつかなかった。

冷蔵庫に入れてたから、開けてたからなのか、ドアが開いて、中のものが出ちゃってた。
レンジのふたを閉めてなかったので、レンジのお皿が落ちて割れた。
ストーブはガードがあって大丈夫だったけど、上に置いてたやかんが落ちて水びたし。
ウォーターサーバーも倒れていて、ちょっと漏れてた。
水に対して応急処置をして、まーちゃんが泣いてるから、急いで戻った。

まず思ったのは、正直な気持ちとして、
あーー片づけが大変だ、いらないものをためこんでごめんなさい!という気持ち。
片付けを後まわしにしてごめんなさい。
ビデオ壊れてないといいな。
プリンターは買ったばっかりだから壊れてないといいな。
地震保険に入ったほうがいいのかなぁ。

お皿をよけるときに、指を切ったらしい。
気づかないとか、どんだけてんぱってるんだ、自分、と思った。

携帯の充電をしてなくて、あとでやろうと思ってたから、残りが少なかった。
WEBは全然つながらない。ワンセグでテレビを見たら、宮城で震度7?
これで宮城県沖地震終わったよね?もう来ないよね?
津波なんかはいいから、今の地震の情報を!と思っていた。津波があんなことになってるなんて知らないから…。

うちのアパートは、ほとんどが昼間いないので、もう一軒赤ちゃん連れのママさんと友達がいただけ。
よく挨拶する近所のおばあちゃんも来て話したりした。
この辺は、地盤はしっかりしてるから大丈夫、とのこと。
水は出るから、なんとかなりそう、とのこと。
もうこれ以上の揺れはこないだろうから、安心よね、とか。

周りの家も、「あの家絶対崩れる!」と思った家があったけど、崩れなかったもんなぁ。
アパートは新しいから、それに比べたら平気よね。



風が冷たいし、雪まで降ってきたので、屋根の下に移動した。
踏んだり蹴ったりとはこのことか、と思った。
まだ揺れてるから、まーちゃんはずっと大泣き。
いっちゃんは寒がってた。最初はシャツ&スパッツのまんまだったからね。宿題をやってて、鉛筆を持ったまんまで出てきた。

赤ちゃん連れの人たちは、建物の中は怖いらしく、ふきっさらしのところにいた。
安全とは言えないから、こっちに来たらいいのにって強く誘えない。
こんなときでも、仲良くなれないものだw

そのうちに、おとーさんが帰ってきた。チャリだからね。
3時半くらい?
「早く準備して、避難所に行くぞ、場所取れないかもしれないから急いで」
と言ってたけど、水が出るし、ストーブは電源なくてもつくし、とりあえずは家にいて大丈夫じゃない?ということにしてみた。
どうせ避難所に行ったって、夜は真っ暗なんだし。

電池で聞くCDラジオでラジオを聞いてみた。
津波10メートルとか、嘘でしょ?と思った。

崩れた中から見つかったものがあったり。置いといてすっかり忘れてたお金とかあったw
これを機に、どんどん捨てる気になってどんどんゴミ袋に入れたり。

よく見ると、ベッドの横の押入れも物が落ちてきてふすまが外れていた。
キッチンの上の棚に入ってた(しまらなかったので半開きだった)からも水筒などが落ちてきていた。
ボウルや鍋なども落ちてきていた。

二段ベッドはまったく無事だった。
家が壊れないなら、ベッドの下がいちばん安全なのかも。
今日はおとーさんがいっちゃんと一緒にベッドの上で寝た。

全部が倒れたわけではなくて、向きによっては大丈夫だったり。
せき止められて無事だったり。

これが夜中だったら、おとーさんは本棚の下敷きになってたね。

トイレの水も揺れであふれてこぼれたらしい。
お風呂は、ふたが外れて、上に置いておいた石鹸などが水没していた。

おとーさんといっちゃんで、周りを見にチャリで出かけた。
その間に、携帯の電波が来てるときに、ブログとミクシィボイスにメールで送信しておいた。
これで、ほとんどの人が無事を確認してくれる。

あるもので食事、というのは、「何作ろう?」って考えなくていいからいいよねw
おなかはすいてるけど、のどを通らない、といった感じ。
お菓子とかいっぱい買ってきたのはよかったよなぁ。

「よかった」がどんどん出てくる。

電気がつかないから、みんなで早寝。
ヒマだなー。
でも怖い。

まーちゃんは、昼間大泣きしたから、夜泣きはしなくてよかったね。