*ウサギのお部屋*

日記・レビューなどなど。
最新日記は数日後に非公開にします。

青栁幸利「なぜ、健康な人は運動をしないのか?」(2014)

2023年10月23日 | 
 
またツイッターで見つけた本。
これ、ちょっと、タイトル詐欺だな。タイトルは編集者が勝手に決めてしまうって話を聞いたことがあるけど、それかな?
それを見て、お、引きこもり最強説ですか? と思ったんだけど、違った(笑)
人というか動物は全て一生の鼓動の回数が決まっている。鼓動の早い動物は寿命が短い、遅い動物は長寿、運動すると鼓動が速くなるので寿命を縮めるっていう話かな? と思ったんだけど、これも違った。

歩くことが大事、時々早歩きで1日平均8000歩。
っていう話でした。

とある町で、ちゃんとたくさんの人で実験した結果のことなので、まあ正しいのでしょう。
そこそこ動いていても、ゆっくりだったり、あとは外に出て日に当たらないといけないみたいな、これも実際の事例を引いて教えてくれる。

引きこもりは、うつの危険性もあるみたいな。
逆に引きこもりダメ説だった(笑)
確かに、激しい運動をし過ぎるのもダメ、動かなさすぎるのもダメ。
やはり、バランスが大切ということ。

ただ、気になったのは、例えば、高血圧なども病気として捉えているところ。高血圧は別に病気じゃないと私は理解しているので、そこは違うかなと。
あとは、薬を飲んで不調になるような話が一切書いていなかったのも、ちょっと違うかなと思って話半分に聞きます。

ごみ拾いは、ゆっくり歩くし、朝一起きてすぐに動くのは血がどろどろだから危険なんだって。ダメじゃん(笑)


サン=テグジュペリ「人間の土地」(1939)

2023年10月21日 | 
 
8月のトークイベントで、清水チナツさんが挙げてた1冊。
ご存じの、「星の王子さま」の人ですが、これは知らなかったなー。
郵便配達の飛行機乗りとしての経験談からの話みたいな。あまりちゃんと読めなかったです。空から見る地上は、ただそこにいるだけの地上と違っていろんなものが見える。人が住んで営みが見えるところ、生き物が何もいないようなところ、いろんなところの上を飛ぶから、見えてくる。みたいなことで合ってる?
砂漠に不時着して生還したときの話が、一番ページも割いてたくさん書いていたので印象に残った。
飢えより乾きが辛いんだという話とかね。最近ちょっと乾燥してきて咳が出たりするので、そういうときは喉を潤すと治るけど、そんな水がないとしたらと考えるだけでも恐ろしい。
あまりちゃんと読めなかったから、機会があればまた読んでみたい。


映画「ヒッチコックの映画術」(2022・アメリカ)

2023年10月21日 | 映画
https://synca.jp/hitchcock/
原題;My Name is Alfred Hitchcock
ヒッチコック好きだから、古い映画なのに斬新な表現とか思うから、興味あるー。と思って観た。

監督のマーク・カズンズ氏は、前にも多くの映画から引用した実績のある方なんですねー。
内容はまあ興味あったし、それらの裏話はみんなほんとの話みたいだから、なるほどなーとは思った。
あとは、紹介されてる作品を観て、大画面でヒッチコック作品を観たことがないなと思って、いつかリバイバル上映があったら映画館で観てみたいなと思った。テレビでしか観てないもね。
映画の作り手が観たら、勉強になるんだろうなーとも思った。

ただ、眠かったです(笑)
1922年に監督デビューして、去年は100周年だったそうな。ふうん。
あっち側とか何してきたんだとかは、一応分かってて、でも観る。

ドアを開けて中に入るシーンで、観客をも映画の世界の中に入れる。
みたいな話は、なるほどなーと思う。ワクワクするね。眠かったけどね。

まだ観たことない作品もたくさん紹介されていた。
「17番」っていう作品があると知って、おおっと思った。


映画「アナログ」(2023)

2023年10月18日 | 映画
ニノさん好きなんですよ(笑)ドラマは見ていないけれど映画は観たいと思う。
サイトを見てみたときに、ちょうど、舞台挨拶の生中継があると知って、それのチケットを取ろうーと思ったのだった。それじゃなかったら映画館で観なかったかもね?

ヒロインに竹内結子さんが想定されてたと聞いた。
だとしたらニノちゃん大ファンだって言ってたから嬉しかっただろうなーとか。
という話だけで観てみる。
(竹内さんだったとしたら、年上だから印象が変わるかもしれない。でも彼女の役の設定的には合ってる感じ。実際はヒロインは波瑠さん)
原作も知らずに観る。たけしさんが書いた恋愛小説だとか。
そのおかげで、結末を知らずに、主人公たちと一緒に旅ができたなって思う。一緒に驚いたり喜んだり、戸惑ったり。

幼馴染、2人の友人がよかったなと思う。桐谷健太さんと浜野謙太さん。ダブルケンタ?
結構アドリブっぽいシーンがあり、素のリアクションみたいなところがあり、面白かった。

独特の編集だなって思った。
テンポがあったり、間があったり。いいとも悪いとも思わなかったけど、まあ珍しい感じでした。

お涙頂戴かよーと思いつつ、ちょっと泣いた。
でも、皆さんのすすり泣きがたくさん聞こえたけど、私はそこまでじゃなかったな?
うーん、設定を全部生かし切れてない感じがあった。何様な感想ですみません。
ちょっと冗漫な感じもあり、でも、後半の謎解きはなかなかよかったよね。

母が入院してるっていう設定は、もう病院に殺されるとしか見れないから、そこは冷めてしまうね。そういうあたりが、入り込めない要因かしら。

気になったこと。
包丁は左利きだけどえんぴつは右?(そういう人を知ってるけど)
その日はあれで、それはその1週間後じゃなかったか? 一瞬お化けが来た話かと思ったよ。
相手が食べることを「いただいて・・・」って言ったのは、敬語の間違いですよ。残念! きっと、「召し上がって」だと大仰な感じがしたのでしょう。だからといってね。これは気になったなー。

波瑠さんの衣装がかわいかった。でも毎日そんなかっこばっかしてたら疲れちゃいそう。

あ、タイトルバックが、いつくるかいつくるかと思ってたら、、、でしたね。
「美しい鰭」状態。分かる人いるか?(笑)

あとは、うーん、本物に見えてしまう。私にゴムは見破れないわ(笑)

せっかくだから、プレミアボックスシートにしてみた。
「天外者」以来2度目だった。前回はマスク時代だったからあまり。。
物を置く場所がちょっと濡れてたのが気になったけど、まあ物を置く場所もあり、隣も見えなくて、画面はちょうど真ん前で、見やすかったですねー。
そこのシートは全部売り切れてたのに、全然座りにこなかった。隣も空いてた。

舞台挨拶の回なのに、舞台挨拶の前に帰っちゃった人がいた。いろんな人がいるね。
あ、思い出した。幼馴染がヒロインの後ろをこそこそ出ていくシーン、のときに、映画館に遅れて入ってきた人が、同じ姿勢で(腰をかがめる感じ)入ってきたのは草でした。シンクロ!

舞台挨拶も楽しかった。
大阪、名古屋と行って、最後は東京から全国の102スクリーンへ。
嵐の番組がなくなったから、普通に喋ってるニノも久しぶりだったなー。あまり追いかけないので。
監督と、ニノさんと、母親役の高橋惠子さんが登壇。
親子のシーンは、病院だったことを除けば、雰囲気はよかったね。たった1日の撮影期間だったんだって。そうなんだー。髙橋さんはほかのシーンは見ていないから、どんな娘さんなんだろうって想像しながら演じていたのだって。
変な間を監督が望んで、そうなったとか。まあ、普通のリアルな親子関係だったら、変な間もたくさんあるから、その辺もリアルでよかったですね。

糸電話のシーンはハイライトかな。
映画の画面を全部使うような、ああいうシーンはいい。糸を長くしても、ちゃんと聞こえるんだそうです。声の振動が糸に伝わって。こういうのはいいね。

10月17日はニノさんの実母さんのお誕生日だそうで。
おめでとうございます。
(ちょっと複雑な思い。5000円やるからオーディション受けてこいって言って、結果、そういう被害を我が子に受けさせた親っていう目で見る)

タカハタ秀太監督は、知らなかった。「ホテルビーナス」の人だって。

退場するとき、ニノさんはくるっとこっち向いて一礼してから去った。髙橋さんはそのまま去っていった。

舞台挨拶の司会の方は、前にイエモンさんのライブのニコ生のレポーターやってた方、奥浜レイラさん。数年前にハリーと2人で出てたっけな。


安保徹「病気にならない体をつくる免疫力」(2011)

2023年10月16日 | 
 
ツイッターで見かけたから読んでみた。
この方、よくお名前を拝見する方。ほんとのことを言って殺された? とかいううちのお1人。と理解している。
東北の方なんですね。青森県出身、東北大学医学部卒。

40代からの、免疫を高める体のつくり方。
50代以上でも、何歳からでも始めることができます。
体は嘘をつきません。生活してきた結果が今の体。病気になってしまったのなら、そういう生活をして体を使ってきたから。必ず理由があります。

ちょっとむずい。
何だっけ、白血球中のリンパ何とか、顆粒何とかが、何かかんか。
取りあえず、こういう言葉は置いといて(笑)
要はバランスらしい。どっちに傾いてもいけないみたいな。

全ての病気はストレスと低体温が原因。
心と体はつながっている。

体を温めること。
血の巡りをよくすること。
よく笑う。
あとは、低気圧の土地(例えば沖縄)に住んでる人のほうが、高気圧の土地(例えば東北)に住んでる人より病気になりにくい。とか。これは引っ越すわけにもいかず。というか、東北の死者が多いのは、今はまた別の理由もありますけどね(苦笑)
あとは、具体的に、やり方として爪をぎゅーっとするやつとか紹介されていた。爪の付け根を、何かやり方が紹介されてたけど私には理解できないのでとりあえずぎゅーっとする。手持無沙汰なときにできそう。ただし薬指以外だって。

当たり前すぎて、自分はやってないから書くの忘れがちだけど、薬を長期間飲み続けること。これもやめよう。
体がおかしくなる、いわゆる病気の症状が出るのは、本当は、体が自分で正常に治そうとしているものなのに、それを抑えるなんて、対症療法には意味がないってことが、分かってない人が多いからね。
ほんとに、言われてることと逆なんだなあ。


映画「福田村事件」(2023)

2023年10月16日 | 映画
https://www.fukudamura1923.jp/
誰かこっち側の人が紹介しているのを見て、タイトルがいいなと思って調べて、観たいと思ったのでした。
1923年9月、関東大震災の数日後に起こった実際の事件。
千葉の小さな村に来た讃岐の行商人が、朝鮮人と間違われ妊婦子供も含めて9人(胎児も入れて10人)殺された事件。
村の人々、行商人の人々、それぞれの人々が描かれていく。

あー、これが、伏線になってるんだなーと分かりやすかったのや、最後、オチまであったのは、いいまとまりだったなと思う。血が苦手なのであまり映らないのもよかた。。
私が思ったこともちゃんとセリフになってるのは、よいと思いました。
「朝鮮人なら殺してもいいのか?」とかね。それなと思ったよね。

新聞社も出てきたのはいい。今も言えることばかり。「新聞は何のためにある?」「記者が見てきたことよりお上の通達を信じるんですか?」

本当にこの時代はこんなんだったのだろうかとか、本当に日本人は朝鮮人をいじめていたのだろうかとか、地震は地震兵器にやられたのだとか、いろいろと思うところはあるけど、コロナで見えるようになった日本のおかしさがちゃんと出てていい。
例えば、警察官がデマを流して民を扇動していくところとかはデマ太郎みがあるし、例えば、内務省の通達、具体的な指示は書いてない、対策しろとかよきにはからえみたいな、で、現場が勝手に解釈して暴走とかは、マスク強制につながっていったあれっぽいよね。
朝鮮人をノーマスクに置き換えてみると、ノーマスクなら叩いていいみたいな風潮もあったな。
人権問題と思ってこっちは闘うのに、マスクぐらいしろとかマスクはドレスコードとか、うるさいんだよ。という気持ちを思い出したね。

新さんとか瑛太さんは、よく見るなー。
田中麗奈は意外とよかたね。
東出君はめっちゃよかった! 役柄も含めていい。
非国民と言われても、言いたいこと言って、やりたいことやってる人はいい。
あとは知らない人もたくさんいた。名前を見ても全然読めない人ばかり(笑)

あ、余談ある(笑)
新さんが「もう教師はしない」みたいな感じの役で、あ、教師だった頃を知ってるよ、ピンって生徒に呼ばれてたよと思った(笑)映画「君に届け」から。


山元加津子「リト」(2020)

2023年10月06日 | 
 
子犬の物語。
絵本よりは情報が多いけど、小さい子から読める感じの本。横書きだけが気になった。

うんうん、かけがえのない人に出会うことが大切ですよねーうんうん、それは「運命」と言えるのかもしれない。
紆余曲折あって、やっと来るべき場所に来た、会うべき人に会った。よかったねえーと思っていたら。(でもまだ半分ぐらいあるぞ?)
流行り病が村を襲って、、、、と始まって、こ、これは、どっち? ってなる(笑)分かってるほう(茶番)分かってないほう(恐ろしい感染症)どっちも想定して進める。
うーん、これだけ見てもよく分からない?
この人のほかの作品も見ないといけない?
しかし、これは2020当時だったから、まだそこで茶番は気づいていない人が大半だったから、それはそれでいいのか。
「感染」した人は必ず死ぬ恐怖の感染症。感染した人の家には火をつける。みたいな感じでした。
そういう設定だったよね最初は。まだその設定で生きてる人もいるみたいだけどね。

まあまあ、本筋はそこじゃないのでした。役に立つ、必要とされることが人の(犬の)本懐、みたいな話でした。
「ガシューダ」という言葉が、調べたけど、この作品しか出てこない。オリジナルなのかな。神様みたいな意味。

ダメダメだ、私は(笑)
ほかの人の感想を読んでたら、「涙が止まりません」とかそういう系。
ふーん、そうなんだねー。で終わった私はダメダメ(笑)でもそれが私。

村上和雄さんという先生の寄稿もある。
「サムシング・グレートに感謝して生きる」
うん、これもそのとおりですよね。
例えば、(コロナは茶番だけれども)自分に起こる全ての出来事には意味がるのだ。コロナ騒動も意味があるのだ。とかね。
それは分かる。

ヴェルナー・ヘルツォーク「氷上旅日記」(1978)

2023年10月02日 | 
 
8月のトークイベントで、志賀さんが挙げていた1冊。写真家の志賀理江子さん。
とてもくるってるっていうから期待大です(笑)

ミュンヘンからパリへ、直線で(徒歩で)移動するという旅日記。そうすれば、パリの病床にいる知人は助かるのだと信じて。
本当の旅日記(実話)であって、最初は公表するつもりがなかったとのこと。公表するに当たって、ほんとに個人的なことだけは削除したとのこと。

って感じで読み始める。
削除してこれか。みたいのはあるよね。
例えば、誰かの別荘のガラス割って侵入して泊めていただくとか(笑)
長靴の中に尿を入れとくとか(笑)
そういうことも余すところなく書いている。

まあ、基本的に、別に面白いもんではない。
ただの日記だから。
歩き過ぎて足が痛いのは、大変だなあ、とか。11月とか12月なので寒い、とか。
今現在の話なのか、思い出しているエピソードなのか、分からないような話もあったり。
人が死ぬ話、子供が死ぬ話がよく出てきた。

最後の数行のためだけに、前の全部があると志賀さんおっしゃってたけど、それはそう思いました。

歩いて隣の国へ行こうってのは、島国には感覚が分からなくてね。国境の記述もなく、フランスに入ったもなく、地名がドイツ語ぽいのからフランス語っぽいのに変わったなー。みたいな。
ちなみに列車では10時間半って書いてた。

著者は、映画監督なんだって。
全く存じません。ウィキで主な作品を見ても、全然知らない。ドイツの監督さんなんか知らないしな。

余談!
図書館であまり読まれてない本は、柔軟剤臭くない!(笑)