*ウサギのお部屋*

日記・レビューなどなど。
最新日記は数日後に非公開にします。

モンゴメリ「続アンの村の日々」

2021年09月18日 | 
 
続じゃないのが見当たらないから持っていないのかも。
モンゴメリの短編集を読んでみるの巻その1です。
これは、死後見つかった未発表の原稿だって。
その割に、めっちゃまとまっているいい話ばかり。
長編の中の主人公の周りの人たちのエピソードにも、こういう話がよく入ってる。
いい歳の男女が昔別れた恋人に再会して・・とか、
子供が生き別れた親に偶然会って・・とか、
そういう話が多いように思う。
それでも全部いい話。
これは、アンの結婚後に住んでた村の人たちの話で、ブライス夫人、またはブライス医師、または子供たちの名前だけ出てくる。
孫の名前まで出てきたのが、興味深かったね。

川北稔「砂糖の世界史」

2021年09月15日 | 
 
1996
ジュニア新書(笑)
何で読もうと思ったのか思い出せないけど、前に読んだ、ドーナツの歴史とか、そういう感じだったのかな?
子供向けだから読みやすかったし、歴史の流れも分かりやすかった。
これらの陰に、闇のあいつらがいるんだろうなとは想像しつつも、大まかな流れを知るのは悪いことじゃないね。
日本が鎖国してる間に、世界ではこんなことがあったんだねえ。って感じ。

砂糖とは、大人から子供まで誰も嫌いな人のいないまれな食品。例えばお茶やコーヒーは苦手な人もいるけど、っていう話。
ありがちな話だが、これもまた最初は薬の位置づけだったりもした。
大航海時代に、ヨーロッパがそれを見つけて、特にイギリスが、紅茶と砂糖を組み合わせることによって、どの国よりも砂糖を消費するようになる。魔法の組み合わせですよね。。
フランスはワインを飲んでたから砂糖はそれほど消費しなかったというのは、なるほど。
あとは、イギリスに、昔はコーヒー・ハウスがあったんだって。そこから政党ができたり何だりもあった。でも、今はない。のは、お茶は家で飲めるものだから。

そして、この話と切り離せないのが、奴隷の話。
何だって、人を商品にして売り買いしようなんて、思いつくかね。色が違ったら人間じゃないと思うなんてひどい話ね。
これを思いついたやつは人でなしだな。
人の土地を勝手に奪うのも然り。
植民地、プランテーション、奴隷制度。

この植民地、プランテーションが、ポイント。
その土地では、それまでは、自給自足でやっていた。
それが、ヨーロッパ資本が入ってきて、ヨーロッパのために一つの嗜好品だけを生産するようになると、それを売らない限り生活できなくなる。
お茶も、コーヒーも、チョコレートも、砂糖も。
それだけでは、食べていけない生産物。
こういうところが、罪深いね。


ここには書いてなかったけど、現在も奴隷がいることを思ってしまう。
ウイグルあたりに。
もっかい言うけど、奴隷とか思いつく奴、人でなしだからな!


三浦しをん「天国旅行」

2021年09月12日 | 
 
2010
この方は割と好き。
映像化された作品を幾つか読んでる。「舟を編む」とかね。

イエモンファンの間で話題になってて(ファン同士交流しないから知らなかった)あの名曲の「天国旅行」からタイトルを採ってるってことで、読んでみたの巻。
ほんとに、最初に歌詞が引用されていて
「せまいベッドの列車で天国旅行に行くんだよ
 汚れた心とこの世にさよなら」
この部分か!
って思った。

ただし、内容は、歌とは全然違ってて、自殺や心中のようなお話を集めた短編集。タイトルは、すごく合ってたね。
死の話を一気に読むのは辛いので、一日一編ずつ読んだ。
いい話も辛い話もあった。

JOSTAR「世界怪物大作戦Q」

2021年09月12日 | 
 
2021
何か勢いで買ってしまった。
最近見てるようつべのいちべいさんが出てるから少し興味はあったのだけど。
思ったより内容がないよう(笑)
まあまあまあ、いろんな方の話や、この567騒動の未来を言い当てていたアニメなどの作品の話は、ちょっとだけなるほどと思った。あとは知ってた。
ま、こんなもんか。くらいかなあ?

内海聡・真弓定夫「医者だけが知っている本当の話」

2021年09月07日 | 
 
2015
副題;薬を使わない子育て&不必要な治療

うつみんの本をいろいろ読んでるところ。
ワクチンが効かないどころか毒! ってのも、昔から一貫して言っている方なので、信頼できるよね。

親よりもっと上の世代の、戦前を知ってる方、真弓先生とのコラボ。
やはり、その時代を知ってる方が言われることは、重みがあるね。
やはり、戦後のGHQがしっちゃか(めっちゃか)してったんだな。。

・できてないこと

子供を外で遊ばせる
子供だけで遊ばせる
子供に電化製品を与えない
これはもう、今更無理っす。。

家に、縦の空気を流す
昔の家は、縁側があって、屋根も瓦で、下から上に空気が流れるようになってた。
今は木造でも、断熱材が入っていると意味なし。
それで、昔は、冬でも半ズボンの子とかいたんだなあ。それはいいことだったんだな。今ならあったかくさせない親が虐待しているってことになっちゃうんだもんね。。

・なるほどと思ったこと

今の子供は低体温である。
それは、生まれた場所が病院であり、病院は空調が効いてるから。
自然の空気が流れる家で生まれてた子供と比べるとね。

だから、体温が高いのはいいこと。
本来ならば、高体温はほっといて、低体温で病院に行けってこと。

動物は、まず出すところが先。
赤ちゃんも、最初に息を吐くところからスタート。
便も、胎便を出してからおっぱいを飲む。

昔、全く逆のことを、現代医学をかじった人に教わったな。。。
便が出ないとき、食べたり飲んだりして、入れたものが押されて下から出てくる。みたいなことを。
逆だったなー(笑)
先に出すのですよ!

医学部では、一番大事なことを教わらない。
つまり、自然治癒力!!
えー!
だからそうなるのか。。
医師がすることったら、何かしら病気の名前をつけて、「治療」するだけ。

西洋医学は、もともと5つの分野があった。
「ホメオパシー」もその1つ。
しかし、維新後に日本に入ってきたのは対症療法、薬で治す、「アロパシー」だけ。アロパシーでは病気は治せない。病気を治すのは自然治癒力。

・知ってた知識の補完。

体温の話でいうと、風邪引いて高熱になるのは、風邪をやっつけてる状態なんだから、絶対に下げてはいけない。
そのとおり!
解熱剤で熱を下げるなんて絶対しちゃいけないこと。そのせいでおかしくなる。
病気ではなく「治療」でおかしくなる。
(今のわく副反応用に解熱剤っていう流れも本当に気持ち悪いと思ってるんだよ。自分の体が熱で頑張って解毒しようとしているのに下げてどうするの・・・と)

医療で有効なのは、救急医療だけ。
命が危ないってときと、ケガをしたとか、そういうときだけ。
90%の医療行為は無駄、どころか逆におかしくさせる。
特に生活習慣病なんかは薬では治せない。名前からしてそうだろうよ。

GHQがやらかしたこと。
核家族化。
おじいちゃんおばあちゃんからの生の知識を封印して、
大学病院、保健所、教育委員会の権力を強化して、そっちが正しいとしてしまった。

これは、親世代がどっぷりこれだなあ。

大学病院、保健所、教育委員会を潰せば、幾らかよくなる!
新しい時代には、期待していますよね。

母子手帳がダメなのは知っていたけど、
ワクチンもそうだが、牛乳も大きい。
乳業会社がスポンサーなんだって。そういえばそうだったかもね? 粉ミルク屋さんのね。
母子手帳もうどっか行っちゃったけど、それでいいんだ!(笑)

牛乳がなぜ悪いか?
小麦(パン・パスタ)も

牛乳。
本来は、哺乳動物が別の動物の乳をもらうなんてことはない。
大人が飲むということもない。
牛の乳は、牛の赤ちゃんが飲むものです。
そこからしてまずおかしいのだけど。

ここでは、日本人にとって。ということです。
欧米人はまだいいのよ。何千年かけて、そういう食生活をしてきたのだから。耐性がある。
でも、日本人はそうではない。
体が受け付けないのである。
今から何千年かけてそうなっていくならいいのか? っていうと、それでは日本人らしさが失われてしまう。

そういう意味での、そこまで見越しての、GHQの日本人愚民化計画だったってことだね。
ほんとにいろいろやられているね。
もうそんなことは終わりにしないといけない。
気づいた者から行動しないとねえ。

牛乳が体に悪いって気づいたちょうどその時期に、二男が幼稚園に入って、今から中学卒業まで毎日毎日牛乳を飲まされるのかよと知ったときのショックたるやね。。。
アレルギーでもないのに親の意向で飲ませませんって言うと、お得意の虐待と言われるだろうしね。
だから、学校行ってないからあまり悪影響を受けないできてるのはよかったかな。

本当に、本当のことを知ると、全ての価値観がひっくり返るよね。


映画「死霊館」

2021年09月07日 | 映画
 
2013
実話ベースに惹かれて観てみたの巻。
1970年代に実際にあった話。憑りつかれた家族と、それを退治する夫婦のお話。
シリーズでいろいろあるらしい。今秋新作が公開されるとか。ふうん。
PG12だけど12歳以上いいよね。
別に全然怖くないよ。
欧米のお化けは、乱暴だなあ(笑)とか笑っちゃったりしたね。
なかなかおもしろかった。

モンゴメリ「エミリー・ブックス」

2021年09月01日 | 
 
 
 
Emily of New Moon(1923)
Emily Climbs(1925)
Emily's Quest(1927)

昔から共感しなかったんだけど、
今読むと、よりすごく共感するな。

周りから変わっていると思われる子の話。物書きを志す少女の物語。
アンよりもエミリーのほうに、モンゴメリは自身を投影している。
中学生のときに初めて読んで、それから、できれば毎年読んでる。だから20回以上は読んでる。何度読んでも泣ける箇所があったり、何度読んでも新しい発見があったりする。

モンゴメリは本当に人間の描き方が秀逸過ぎる。一番の作家だと思ってます。生まれ年が100年違いなのも勝手にシンパシー感じてる。
カナディアンワールドで、読めないくせに英語の原書も購入したよね。てへ。

感じやすい子供。って部分も似てるな。とか思ったりね。
千里眼、霊媒、までは私はいきませんが。。。

研究書も出ているくらい、他の文学作品からの引用がすごい。量も質も。
文学の知識とリスペクトがすごいなって。
たかが、赤毛の女の子の成長物語の人、としか思われていないのがすごく惜しい。

この中でよく出てくる、
人生の扉が後ろで閉まって、新しい世界に足を踏み入れてしまった。もう元のところには戻れない。
みたいな記述。
これは、子供時代から少女時代に入っていった、みたいな感じで使われているのだけれど、この話、今の世界にもぴったりじゃないか。
もうコロナ前には戻れない。みたいな意味でさ。

内容には関係ないが、エジプトの王女のミイラから取った首飾りの話、
エジプト展行ったばかりでタイムリーだったなあ。
今まで、その場面では干からびたご遺体のほうを想像していたけど、包帯ぐるぐるが正解だったのでした。
古代エジプトもよく出てくるが、日本も時々出てきて、何か嬉しい。

ゴールデンエイジ(黄金時代)も出てきたね。
こちらでは、これから来る時代のことだね。

何度読んでも、最後の場面では、物語が終わるのは悲しいと思ってしまう。
いつもどおり気持ちいいハッピーエンドなんだけど、もうその先がない、続きが読めないことが寂しくなるの。毎回(笑)
また読みます。


映画「フォルトゥナの瞳」

2021年09月01日 | 映画
 
2019
観たかったやつ。
百田さん原作に、神木に有村だって。
うむ、関係者ばかりなり。
おもしろかったー。
有村ちゃんの私服の衣装かわいい。
神木はいつまで経っても高校生みたい。老けないゴム?
恋人というより弟ぽい。
2人姉弟役が多かったし。。
後半のあれは、何となく分かったけど、「明日、昨日の君と」と同じ手法だったかなと。同じ三木監督作品。