*ウサギのお部屋*

日記・レビューなどなど。
最新日記は数日後に非公開にします。

黒川万千代「アンネ・フランク―その15年の生涯」

2009年09月30日 | 
アンネ・フランク―その15年の生涯
黒川 万千代
合同出版

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2009年

今年は1929年生まれのアンネ生誕80周年。
筆者はアンネと同い年で、広島の被爆者で、平和の活動をしている人。
ホロコースト研究もしている。
(ホロコースト=おおまかに言ってナチスによるユダヤ人迫害のこと)

アンネのことについては、だいたいのことを知ってるからサクサク読める。
でも、詳しい時代背景、日本人の感覚ではわからないようなことを、ていねいに書いてくれてるので、これは勉強になる。

生き残った人たちへのインタビューなどで、アンネ像がよりふくらんだ。

戦争による死を美化してはいけない
とかいうことを筆者は言っていて、アンネの死も、ありのままを描いた、という感じ。

この人の著書をもうちょっと読んでみたくなった。

あいのり本11

2009年09月28日 | 
あいのり 11―恋愛観察バラエティー

学習研究社

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最後のあいのり本。
番組が終わってから、これを読むまでタイムラグがあって、もうそんなに盛り上がれなかったw

もう終わっちゃったんだなぁ。
恋愛はともかく、もっといろんな国のことを知りたかったな。
募金の成果はすばらしいな、と改めて思った。

土師 守,本田 信一郎「淳 それから」

2009年09月20日 | 
淳 それから
土師 守,本田 信一郎
新潮社

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2005年

以前のレビューを読み返したときに、そういやこれに続編もあったな、と思って探してみた。

読んでて、やっぱり、自分の息子を被害者に、よりは、加害者にしないためにはどうしたらいいのか?ということを思ってしまうなぁ。
それは、土師氏の問いかけ;A少年は、なぜ息子を殺したのか?に通じるのかな。

犯罪被害者(またはその遺族)への補償がまったくといっていいほどなかったときから、試行錯誤して、さまざまな活動を通して、被害者を守る法律を作るに至った、その中心人物となった。
その功績は大きい。

事件はとても悲しいことだったけど、そのまま留まっていないで先へ進もうとするのがすごいな、と思った。

韓国ドラマ「オンエアー」

2009年09月10日 | ドラマ
オンエアー DVD-BOX 1

アミューズソフトエンタテインメント

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珍しく、知ってる人がいっぱい、懐かしい人がいっぱい出てるドラマで、楽しみに見た。
ディレクター・脚本家・主演女優・マネージャーの恋愛と、ひとつのドラマを作り上げるというお話。

キム・ハヌルが演技が下手な女優ってのが、無理があるよなw
劇中劇の演技の完成度の高さにほれたw

石田衣良「下北サンデーズ」

2009年09月04日 | 
下北サンデーズ (幻冬舎文庫)
石田 衣良
幻冬舎

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2006年

レビューを書くヒマがない!

東京のいろんな街を舞台に、いろんなお話を作るのがうまいなー。
読むのが毎回楽しみだったりするよ。

下北沢は、演劇の町。
小さな劇団が、ステップアップしていく様を、新人の女の子=ヒロインの目を通して描く。
ちょっと、とんとん拍子に行き過ぎてるかなー?ってのはあるけど、そこがフィクションのよさでもある。

劇中劇もなかなかよかった。

札幌で、いろんな小さい劇団のお芝居を見に行ってた日々を思い出した。

作品を創り出すことができる人ってのは、やっぱりすごいな、と思う。