*ウサギのお部屋*

日記・レビューなどなど。
最新日記は数日後に非公開にします。

奈良美那「埋もれる」

2009年07月17日 | 
埋もれる (宝島社文庫)
奈良 美那
宝島社

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2008年

「日本ラブストーリー大賞」
っていうのがあるんだって。
これだ!と思ったよw
いつかここに応募してみたいもんです。

これは2007年の第3回の大賞受賞作品。
どんなもんかなーと思って読んでみた。

夜中に一気に読んだからってのもあるけど、すっかり引き込まれて、現実を忘れた。
時々子供たちの寝顔を見て現実を思い出す、みたいなw
ああ、恋愛っていいですね。と思ったさ。

江國香織「間宮兄弟」

2009年07月12日 | 
間宮兄弟 (小学館文庫)
江國 香織
小学館

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2004年

先に映画を見たんだった。
で、原作がこの人なのが、すごく意外な気がして、興味があったのだ。
内容は、読んでみたら、この人らしさがよく出ているんだけども、どうしてこんな題材を選んだのか、興味がある。
30を過ぎた独身の(モテない)兄弟が一緒に住んで、一緒に遊び、失恋はそれぞれの胸にしまって暮らす。

映画よりも長く話が続く。
終わり方は優しい。
こういう、普通の人の、優しい日常を、描きたいと最近思ってたんだよね。それがここにあったね。

この人の得意な感じ、
誰かと一緒にいながら、そこにいない人・過去を逡巡する主人公、というやつ、
たとえば生活感のない主婦が、夫と一緒のときに昔の男を思い出していたりするやつ、そういう話はなんだかなーと思っていたんだけど、それを間宮兄弟でやると、なかなか味が出るのね。

兄弟の名前も(明信・徹信)文字をそろえてるあたり、うちの息子たちのようで(笑)どんな兄弟になっていくのかなーと楽しみであったり。