*ウサギのお部屋*

日記・レビューなどなど。
最新日記は数日後に非公開にします。

石田衣良「夜の桃」

2011年04月28日 | 
夜の桃
クリエーター情報なし
新潮社


うーん。
おじさんの夢見るファンタジーっていう感じかな。
ありえないでしょ、っていう。

でも、この人の書くものには芯があって好き。
性についても、真正面から取り組んでいる数少ない作家さんだと思う。
やってきて、去っていくって構成もしっかりしている。

細かいとこだけど、両親が結婚してないのに、父親と同じ姓ってのは変かなーと思った。
東野圭吾さんだったら、この辺のところも余すところなく書いてくれるんだろうなってことを思った。

三浦 しをん「光」

2011年04月27日 | 
三浦 しをん
集英社


いきなり津波が出てきてびっくりした。このタイミングで、と思った。
本筋は、あんまり関係ないんだけど、どんなに積み上げても、永遠を信じても、それは一瞬でやってきて、すべてをのみこんでいく、っていうようなところが、おぉ、と思った。
短編のエピソードが使われているのも興味深いことである。
読後感はなかなかのもの。
図書館にあるのを全部読みつくしてしまおうと思う。

島本 理生「クローバー」

2011年04月24日 | 
クローバー (角川文庫)
島本 理生
角川書店(角川グループパブリッシング)


この人の本を読んでみたかったので、とりあえず目に付いたものを。
なんとなく、レベルが同じ感じがした。私が書くとしたらこのくらい、っていう。
だから、読書の歓びも、こんなの絶対に書けないっていう絶望もなく。
それでもそこそこおもしろいかな。

三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」

2011年04月17日 | 
まほろ駅前多田便利軒
クリエーター情報なし
文藝春秋


この人の本を読んでみたいと思っていたのだった。
映画化される、直木賞受賞作品から最初に。

はっきり言ってあまりいい文章ではない。
わかりにくい部分もある。
でも、何かある、そんな感じの作家だな、と思った。

映画のキャストが瑛太さんと龍平さんなんて、ステキだw

角田光代「三面記事小説」

2011年04月14日 | 
三面記事小説
クリエーター情報なし
文藝春秋


数行の記事から、その背景のドラマを想像して書くという企画はおもしろい。
私もやってみようかな、と思ったw

これは、違うだろう、というのもあったけど、おもしろかったよ。
この人の本2冊目。せっかくだから今のうちにいろいろ読んでみよう。