*ウサギのお部屋*

日記・レビューなどなど。
最新日記は数日後に非公開にします。

大石邦彦「新型コロナワクチンの光と影」(2023)

2023年03月26日 | 
 
大石さんの本も読んでみたよ!
なぜ、ここの地方局だけがワクチンの被害を放送できたのか。
やっぱり、そこにいる「人」が一番大事なのかなって、改めて思った。ありがとうございます。

しかし、タイトルから、私は、コロワクに光なんか最初からいっこもねーよと思ってた派なので、そこから違う意見でしたけどねえ。少数派意見!
でも、やっぱり、大部分の人は、ワクチンが希望の光だったりしたのかしらね。全然違う世界を見ていたんだなって思う。そこの部分だけは共感できなかったね。

その後は、いろいろな方の症例や死亡例を読んで涙。
知ってる話も知らない話も。
ツイッターで知ってる人も知らない人も。
知ってる人の知らなかった話もあったりしたね。死ぬかと思ったよなんて話をしてて、次の日にほんとに死んじゃうなんて。。。

ほんとに、改めてひどい話ですよね。
これでよくなる、助かったと思って接種。
あるいは、みんながしてるからって何も考えず接種。
その結果としては想定と真逆のことが起こってしまった。

特に、子を亡くした親なんかは、控えめに言って地獄ですよ。
それでも、ほかに自分のような思いをする人が出ないようにと声を上げてくださっている。
そして、親が子供を殺したのではなく、国が国民を殺したのである。そこは間違ってはいけない。

これからも私も寄り添っていきたいと思いました。
こんな放送局がどんどんでてくることを願います。


内海聡「医師が教える新型コロナワクチンの正体」(2021)

2023年03月24日 | 
 
副題;本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン
はい、買わないで、図書館で順番待ってたらすっかりこんな時期になってしまいましたとさ!(笑)

でも、まあ、内容は、知ってることだし別にいいのです。私はね。
知らなかった人たちが、これを2年前に読んでくれていたなら、こんなことにはならなかったのにね。っていう思いはありますよね。

まあ私もそうだったし、うつみんもそうだったね。
ワクチン禍が始まる前からの、2年前からの、答え合わせができたね。

2年前から警鐘を鳴らしていた。
有効率の嘘も、私も数字に弱いくせして頑張って理解してブログに書いて伝えた。
mRNAは今までのワクチンと違うということも、添加物にも毒がてんこ盛りなことも。
あれもこれも。
そりゃあ私は医師じゃないし素人なので、うつみんの説明のほうが分かりやすいけどね。

このままじゃたくさん死んでしまうとうつみん言ってて、
そして今、そのとおりになってるんだもんな。
そりゃあ2025に日本はなくなるって言いたくもなるわ。

いわゆる陰謀にも言及してて、それは陰謀じゃない真実だってスタンス。
だからこその、Qとかのぱっと見突拍子もない陰謀論は、「だから反ワクは」って言われるからやめてって言ってたのも、まあ言いたいことは分かる。実際それでやまときゅーがああなったからなあ。これも予言当たったというべき。
でもQも追いかけていくけどね私はね。
もうそろそろ表に出てきて、これもほんとだったって手のひら返してくれてもいいけど。

最後に載ってた、ロバート・ケネディ・ジュニアさんとの対談はよい!
鵜川さんのワクチン被害者の映画「真実を教えてください2」にも出てくれていた。

長谷川たかこ「ワカメちゃんのパリのふつうの生活」(2012)

2023年03月16日 | 
 
こないだの、長谷川町子さんの伝記で、妹さんの娘さん、姪っ子がパリに住んでてフランス人と結婚してて、エッセイやブログを書いてるって聞いたので読んでみたの巻。
厳密には最初のワカメのモデルではなかったのだろうが(生まれてないよね?)、姪っ子(ご本人)がある程度大きくなってからは自分の感想、子供の目線からの話を聞きながら、伯母が毎日のまんがを描いていたことから、自身をワカメちゃんと認識しているということ。

正直、全く期待してなかったんだけど、最初の部分で「そうそう!」って思ってしまった。
なぜフランスに住んだの? の部分で。
日本にいると、人の目が気になる、みんなと同じがよしとされる、フランスでは、人と違うことは悪いことではない。
そこでもう、共感してしまう。
そうか、逆に言うと、日本にいても人の目が気にならないから私はここにいるんだな(笑)と気づいた。

同性カップルでも異性カップルでも差別されなくて、結婚してもしなくても生まれた子供が差別されないのはいいよね。
これは、有名な話だったね。

金曜日は魚の日(肉を食べない)は、キリスト教徒の話。
こないだの「虹の谷」の解説にもあった話が出てきた。つながっていると思う。

最後のグルメの話では、おなかすいた(笑)

もう1冊あるみたいだけど読んでみましょうか?

モンゴメリ「虹の谷のアン」(1919)

2023年03月15日 | 
 
Rainbow Valley
原題には「アン」がついていなくて、子供たちが主人公の群像劇。
アンの子供たち上の4人と、同年代の牧師館の子供たち4人。家の裏にある「虹の谷」で子供たちだけで集まって遊ぶ。

松本侑子さんの全文訳と詳し過ぎる注釈を、今回も楽しみにしていました。
まずは、ほかの人も皆さん言っているけど、びっくりしたのが本の厚さ!
村岡訳はすっごく薄いの。
だからといって、そこまで略されてる感じもしなかったしちゃんと話は通じてたんだけどねー。
松本訳は結構厚い。文字の大きさ、注釈が入ってることを除いても、すごい違い。

改めて新訳を読んでみると、ああ、この辺は読んだことないかもってとこが結構あったね。
ミス・コーネリアがやってきてゴシップ話してるところとか、記憶にないな?

あとは、前作「炉辺荘のアン」は、後から書かれたということをかんがみると、
「夢の家」の次に書かれたということをかんがみると、
後から書かれた作品によって、膨らんだなあと思う。

第一次大戦のときに書かれたのも、この作品に影を落とす。
自身の息子たちはまだ小さかったから召集はされなかった。
けれど、自分の教会(モンゴメリは牧師の奥さん)の信徒さんの息子さんたちが行って、そして戻ってこなかったりした。
この作品の時代背景は、まだ戦争の始まる前であり、子供たちが大きくなったときにちょうど戦争が始まってしまう。その前のつかの間の美しい日々。
その儚さを虹で表現しているのかな。

ハーメルンの笛吹きがモチーフとしてある。
これも、笛吹きが、若者を戦争に連れていくということを示している。
実際に次の作品でそうなる。次の構想がもうあったのではないかとの訳者の話だが、私もそう思う。2作品で1セットのような感じがする。

いつも毎回思うけど、この人は本当に人間を描く天才と思う。
特に、子供の気持ちがこんなに分かる人っていない。
メアリに鱈持って追いかけられたリラのところで泣くと思わなかったな私(笑)
あとは、ウーナがローズマリーのところへ行くところも涙ぼろぼろだった。

著者は、魂のことも、きっと分かっている。
例えば、ウォルターの魂は老成している。とか。
それは、キリスト教的理解なのだろうけど、やっぱ分かってるんだろうなーと思う。

自然描写も素晴らしい。
その風景を見ているアンを、描いている著者を、100年後の私たちが想う。遙かな気持ちになる。
きっと、それを、日本語で読めるのも幸せ。本当にありがとうございます。

物語の軸としては、妻を亡くした牧師と、若い頃に婚約者を亡くして独身の女性のロマンス。
こういうのも本当に好き。

子供たちが自分で自分を躾けるってとこは、悲しいな。
確かに、ある程度大きくなったらそれができるんだけど、これって周りの大人たちが言ってるから子供たちもそう思ってしまってるんだよね。私たちは誰も躾けてくれる人がいないとか、悲しい。それを父が聞いてしまうのも悲しい。親が1人はいるのに精神世界に夢中で、現実的な子育てに向いてないっていう。

最後の注釈もお楽しみ。
登場人物の名前の由来とかも分かって嬉しい。
例えば、牧師の長女は「フェイス」これは顔じゃないよ、信仰って意味だって。
キリスト教、私もちょっとかじったことあるので(カトリックの女子校卒)、聖書に「信仰、希望、愛」が大事、その中で一番大事なのは愛。って箇所があるけど、ここの「愛」は隣人愛って意味で、チャリティーなんだ。ラブじゃないのね。とか思った。

余談かな?
最近思ってることを、ウォルターが言っていた。
詩が好きで大人しい子、アンの二男のウォルターが、女の子のために初めてケンカするところ。
「でも、これからは、もう怖がりませんよ。何かを恐れる気持ちは、恐ろしいことそれ自体よりも、始末に負えないのですね」
端的に言って、この3年間やられてきたことはこれだ。そこに立ち向かうと、なーんだ大したことないじゃんってなるけど、ずーっと恐怖心だけを植え付けられてきた。
いまだに新型で未知の、かかったら必ず死ぬ感染症って本気で思ってる人がどれだけいるのか知らないけど、ずっと、小さなものをメディアによって大きく見せられてきた。
それを端的に表しているなと思った。