*ウサギのお部屋*

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読書感想文「アフター・ダーク」

2006年09月30日 | 
アフターダーク (講談社文庫)
村上 春樹
講談社

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村上春樹・著






冒頭の一文だけで、一本論文が書けそうな勢いなんだよ。

大学のとき、そういう勉強をしてきたんだ。



そのカメラみたいな視点は、なに?

「私たち」って誰?

論じたいものはいろいろあるのだ。



でも、これは、論文ではなくて、感想文なんだから、もっとラフに。



あんまりおもしろくない?



ってゆうのが正直なところ。

ラフすぎるか??(笑)



少なくとも、「羊をめぐる冒険」や「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」ほど、夢中になって読めなかった。

それでも、他の作家より、ずっと高いとこにいるけどね。



深夜から、早朝にかけての物語。

一夜の物語。



どこにも冒険に行かない。

いつもの世界じゃなく、夜の世界に飛び込んだ、という意味なら冒険かもしれないが。



なんの謎解きもない。

悪いヤツは理由もなく悪いことをして、のうのうと生きてる。

何の救いもない。

恋愛も始まらない。



でも、それが、現代の姿をとらえている、とも言えるから、いい作品なのかもしれないね。

ラストは、ちょこっと救いがあるのかも?みたいなとこで終わってるし。



うーん、1回読んだだけではわかんないかもな。



余談;



知ってる曲が出てきた。

スガシカオの「バクダン・ジュース」

ちょっとうれしい(笑)

朝5時の、自分のほか誰もいないコンビニで「バクダン・ジュース」が流れてる情景って…シュールねー(笑)



春樹の作品に出てくる曲なんて、いっこもわかんないからなー(笑)

わかるとこんな感じなんだ、と思った。


「ハンミちゃん一家の手記」

2006年09月27日 | 
ハンミちゃん一家の手記―瀋陽日本総領事館駆け込み事件のすべて
キム グァンチョル,文 国韓
文藝春秋

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瀋陽日本領事館駆け込み事件のすべて


キム・グァンチョル家

文国韓

の手記



事件の概要;

2002年5月8日午後、キム・グアンチョル以下5名(娘のハンミちゃん2歳も含む)が、中国の瀋陽にある日本領事館に駆け込んで、北朝鮮からの亡命をはたした。



かいつまみすぎ??

もっとかいつまんで言えば、よくある脱北者のお話。

でも、それだけでは片付けられないよね。

この人たちは、出てこれたから「めでたし、めでたし」で終わるけど



自分と同年代の人たちが、父となり母となって、あんな国で生きてる

ことを、考えると…ねぇ。



なんでもかんでもいつでもどこでも「将軍様」なんだって。

読書感想文「9歳の人生」

2006年09月27日 | 
9歳の人生 (Modern&Classic)
ウィ・ギチョル
河出書房新社

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ウィ・ギチョル 著(1991)






韓国で大ヒットした小説。

映画化もしたらしい。



自伝的要素もありつつ、ただの思い出話で終わらない。

子供の目線から、大人社会を斬る、といった感じ。

そこから、人生とはなんぞや、を問いかけてくれる。



「山の町」と呼ばれる、いわゆる「貧民街」に住む少年。

かっこいい父、優しい母のもとでのびのびと育っている。



担任の先生は、貧乏人の児童をなぐることで給料をもらう、「給料マシーン」

大学を出たのに就職しないでふらふらしている「引きこもり哲学者」

とか、サブキャラの的を得たあだ名もおもしろい。



それから、もちろん、友達とのいざこざ、別れ、とか、

幼い恋

なんかもいいね。



9歳で人生が終わるわけではない、人生はこれからも続く、みたいな終わり方。



全体として、よくまとまっている。

読みやすい。

何かちょっと足りないような気がするけど、まあまあよい作品と言えるのではないか。



私なりの「9歳の人生」を書くのもおもしろそうだなっと思ったのでした。

「キャンディ・キャンディ」

2006年09月24日 | 
キャンディ・キャンディ 全6巻文庫セット
いがらし ゆみこ,水木 杏子
中央公論新社

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作;水木杏子

画;いがらしゆみこ







永遠の名作!



アニメはあんまり知らないんだ。

まんがばっかり。



文字が読めるようになった頃からずーっと読んでて、何十回?もっと?読んでる。

年に1回は絶対に読んでる。

全部で9巻だけど、カバーが現存するのは1冊だけ(笑)



その年齢ごとに、泣けるポイントが変わってきた、というのもおもしろい。

もちろん理解が深まるごとに、新しい発見もあったり。



30過ぎて読んだから?

それとも結婚して子供産んでから読んだから?

今回は、ほとんどすべてのポイントで泣いた!(笑)



時々子供をあやしながらだとちょっと興ざめしたけど、すぐにまた入り込んでいた。



まず、キャンディの、「美人ではない」「孤児だけど、明るく、元気、めげない」ってゆうのがいいのね。

「美人ではない」という点について。

私はねー、美男美女の方が好きなんだぁ(笑)

だから、見た目、アニーみたいのが好きだったのよね。

でも、読み進むにつれて、気にならなくなってくるのね。アニーなんかは、お人形さんみたいなもんだから、ヒロインには向かないのさ。



ライバル…

ニールとイライザね。

これは、ま、いいや(笑)



3人の男たちがみんないい。

今回はテリィ、きたぁ(笑)いちばん人間味あふれる男らしい人だね。



テリィとの別れ。

これは、子供の頃は、ぜんっぜんわかんなかった!

あたりまえだよねー(笑)

大人になるにつれ、理解はするんだけど、でも、やっぱ、切ない!



他にも、けっこう過酷な状況ばっかりなのよね。

初恋の人、大事な友達が死んじゃったり「死」について考えることができたのかも。

ほんと、小学生とかのときにね。

「即死」の意味がわかんなかったときから読んでたもんな。



初恋の人と結ばれるってゆう少女マンガ的王道を行ってるのに「けっ」てならない、本当にいい作品だと思うよ。

あぁ、書ききれない(笑)まとまらない(笑)



オマケ;

画像を載せようと思って検索してたら、原作者が著作権を侵害されたとして裁判をおこしていたんだってねー

いろいろ複雑な気持ちになっちゃった。

夢が壊れることをするなよなぁ。いがらしめ!

韓国ドラマ「美しき日々」

2006年09月12日 | ドラマ
美しき日々 DVD-BOX 1

バップ

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(2001年)




韓国ドラマの中で、いちばん好きなドラマ!

いつかレビューを書きたいと思っていて、でも見直す機会がなかったんだけど、Gyaoで字幕完全版を見れたよ!

感無量♪



大好きすぎて、まとまらないかも(笑)



これのイ・ビョンホンさまは一番好き♪

(スーツ・髪型・表情など)

初めて見た作品がこれじゃなかったら、好きになってなかったかも?(笑)



チェ・ジウは、最初おばさんに見えたんだけど(失礼しました!)どんどんかわいく見えてくるから不思議(笑)



リュ・シウォンさんは、この作品においてはまだ、「プリンス」って呼ばれてることが解せなかった(笑)



出演者の歌声が聴けることも、魅力のひとつかな。



以下、役名でいきます(笑)



字幕版の感想;



あ、ここカットされた場面だ、ってゆうのが少しずつあって、それも楽しかった。



原語がすべてわかるわけじゃないから、こまかいのはわかんないけど、字幕と違う言い回しだったとこもけっこうあったよね。



セナは、吹き替え版では「ソンジェ」って呼び捨てだったけど、原語ではちゃんと「オッパー」(女の子が年上の男の人に呼びかける言葉・実の兄にも使う)って言ってて、「おっ」と思った(笑)意外とかわいいとこあるじゃん、みたいな(笑)



素朴な疑問

「室長」っていつまで呼ぶのさ?(笑)みたいな。

しかも、ヨンスはミンチョルに、かなりの敬語だったよねぇ。恋人なのに。





これって、視聴者の要望によって、ラストが変わった、とゆうドキドキハラハラの展開♪

それはもう、駒苫か?早実か?ってゆうくらいの(笑)

最初はソンジェとくっつく予定だったんでしょ。

その方が、幼い頃に会ったことがあって、きれいにまとまる。

でも、そんな因縁も関係ない、ただ出会って惹かれあったんだ、ってゆう方が、本当の恋愛みたいで、リアルでいい。

そんなとこも好き。



21話がいちばんいいな。次は9話かな。

こんな↑何話目がいいとか、誰もついてこれないべ(笑)



ミンチョル語録もステキよね(笑)

1話に1個はいいこと言うのよ。

調べて載せようかと思ったけど、キモイからやめよう(笑)



他のドラマ同様、くっついたの、別れたの、ウダウダやってるんだけどねぇ。

そうゆう部分は、1回見ればたくさん、と思ってたんだけどさぁ。

何回も見るとね、

付き合う前と、別れてたときの、ミンチョルの、抑えた中にも感情があふれ出る、目の演技にはやられる(笑)

無表情なのに、涙目になってる、とか。



余談;



これ、最初に見たときって(2003年10月~2004年3月放送)仙台に来たばっかりで、仕事もなくて、友達もいなくて、新しい生活に不安だったころ。

そのときの自分に、うまくリンクしたんだろうな。

毎週これを見るのだけが楽しみだったもんな。



だから、いつまでも、ダントツ1位なの♪

韓国ドラマ「波乱万丈!ミス・キムの10億作り」

2006年09月12日 | ドラマ
波乱万丈 ~Missキムの10億作り~ DVD-BOX

竹書房

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(2004年)







これもおもしろかった!

最初タイトルを見て、なんだこれーって思ってたけど、見てよかった♪

でも、やっぱり最終回以外ちゃんと見てなくて、サブキャラがいつのまにラブラブになった?とかわかんなかった(笑)



チョンホさま以外ではこれのチ・ジニさんは好き。

「ジュリエット」のときはちょっとねぇ(笑)

スーツフェチなんだけど、彼は、この、遊び人姿が似合うのね(笑)

やっぱ、あの笑いジワかな?(笑)



女の子は初めてみる人

名前;キム・ヒョンジュ

明るくて、めげない女の子を好演♪



衣装が好きだった。

「C・A・S・H」

って書いてあったかな。



最初はぶつかってたのが、だんだん惹かれあっていくとか、好きなのね(笑)

「ミスキム」

「パクくん」

って呼び合ってるのがなんか新鮮でよかったね。



最後、「ミスキムじゃなくて、ウンジェやって呼んでよ」って言って、呼んだあとに「うわぁー変な感じ」とか言って笑ってたとこ、あれも好き(笑)

ノリがちょっと、うちらみたいだったから??(笑)



ときどき、最後にNG集をやってて、それも楽しかった♪

韓国ドラマ「クッキ」

2006年09月07日 | ドラマ
グッキ DVD-BOX

レントラックジャパン

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まあまあよかった。

最後まで見れたから(笑)

もうちょっと恋愛要素があったらもっとおもしろかったなぁ。



戦争前後の時代の勉強になったね。

生まれた場所が、「北」になってしまって、もう行けない、っていう切なさはなかなかないもんねぇ。



キム・ヘスは「愛の群像」でおなじみだったから、ちょっとうれしいな。

韓国ドラマ「新・貴公子」

2006年09月07日 | ドラマ
新貴公子 DVD-BOX

ポニーキャニオン

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これは久々ヒットだね。



また、格差社会のドラマ(笑)

お嬢様と、下層労働者、みたいな。



チェ・ジウのお嬢様がかわいい♪

キム・スンウは「ホテリアー」のとき、大したことないと思って見てたけど(笑)これはかっこいい!

スーツフェチな私なんだけど、たまーーに、スーツじゃない方が萌えるときがあるのね(笑)

彼の労働者姿、兄貴っぷりがよかった♪



演技から始まった2人の恋だから、お互いに好きなのに言い出せないとこなんか、もう、いいよねぇ♪

そうゆうの好きなの(笑)



最後のとこは感動したなぁ(笑)

「さらん」はいい言葉だなぁ♪



でも、最後の最後は、なんだかわかんないや。

ハッピーエンドで終わったあとで、ちゃんと映画化したのか

あれ自体が全部やらせだったのか(笑)

スッキリしなかったわぁ

韓国ドラマ「ただいま恋愛中」

2006年09月01日 | ドラマ
ただいま恋愛中 DVD-BOX

メディアファクトリー

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チェリムの他の作品紹介に

「ただいま恋愛中」のチェリム

って書いてあったから、ちょっと興味あったの。

コロコロ表情が変わって、かわいい人だね。



軽く見れる、一話完結のラブコメディといったところか。

高校のころから、26歳くらいまで。

結局は、ずーっとそばで見守っていた男の子と結ばれる、みたいなお話。



弟役・親友の相手役で、サンウも出てて、かわいい(笑)

サンウの良さがやっとわかったよぉ(笑)



やっぱり恋愛ものが好き。

好き合ってるのに言えないとか、そういうのもう大好き(笑)

途中、いろいろやりながら見てたけど、最終回だけはちゃんと見たよ。