*ウサギのお部屋*

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ウルスラ・ベーコン「ナチスから逃れたユダヤ人少女の上海日記」

2013年08月20日 | 
ナチスから逃れたユダヤ人少女の上海日記
クリエーター情報なし
祥伝社


こんなことがあったんだ、知らなかった。
受け入れる国が少ない中、上海は難民を受け入れていた。
当時の日記ではなく、子供に思い出話を語るうちに執筆する気になって、当時のことを詳しく書いた本も読みながら時系列をしっかりさせて書いたんだって。
今の中国だってこうなのに、当時のこととなると、想像を絶する。
トイレのことをひとつとっても。
ヨーロッパから来たならもっとつらかっただろう。
それでもつかまるよりはずっとましだったわけで。
「これ以上いいものがないのなら、これが最高のものだ」というお父さんの言葉はなるほどと思った。
中国にいると、日本が「敵」になるわけで、ちょっと複雑な気持ちになったり。
「戦争には勝者はいない」という言葉は真実だと思った。