*ウサギのお部屋*

日記・レビューなどなど。
最新日記は数日後に非公開にします。

笹原俊「北朝鮮の真実」(2023)

2023年12月28日 | 
 
最新刊は、新幹線のお供でした。
いつもながら、分かりやすくまとめてくださってありがとうございます。
このお話は、ブログではちょこちょこしか読んでなかったのでまとめて読めて理解が深まりました。

この話も、第二次大戦の話のように、知らされてる話と真実に乖離があり過ぎて、皆知ったらびっくりというか、受け入れられないのではないか?
何も知らない人にはどこから説明したらいいのか(笑)ってなるね。
サブタイトルの「北朝鮮は日本が創った国だった!?」からしてだものね。

今回すごくなるほどーと思ったのは、拉致被害者の話。ヘッドハンティングだったとはねー。
横田めぐみさんの話は有名だからいいとして。
でも、まだこれ(拉致)がほんとだって信じてる人にはどうしたらいいんだろうな? 保守と自称する安倍信者に多いんだよな。

拉致の話を最初に聞いたときは、そんな蛮行をするような国が海の向こうにあるなんて、何て恐ろしいことと思ったっけな。
何でそんな恐ろしいことをした国がそのまま無事でいられるの? って。
答え=やってないから。これだった。シンプル。

これが嘘だったって知って、もう何も信じられなくなった。
横田さんも被害者のかわいそうポジションから一気に嘘つきで金さえもらえればいいに見方変わるね。
テレビってほんと、ろくなことしないな。

よかれと思ってやったいろんなことが、悪魔に乗っ取られるのが、切ないと思った。
在日特権の生活保護とかね。

平壌の写真びっくり。すごい未来都市ですね。
本当はどんなところなんだろう。誰かの言うことを鵜呑みにするのでなく自分で実際に見てみないとだなと思いました。


やまたつ「謀略と戦争を仕掛け、敗北するアメリカ」(2023)

2023年12月28日 | 
 
毎日動画を見ているカナダ人ニュースさんの3冊目の本。
動画は2020アメリカ大統領不正選挙の頃から見始めて、今でも毎日見てるのはここだけかもね? アレしてなくても帰国できるのか? とか、いろんなことをリアルタイムで共有してきた同志と思ってる。片思いですが。
英語圏の一時情報から、日本には報じられないニュースを教えてくれるのでありがたいですよ。

毎日見ているとはいえ、いつも流して聞くだけだったりするので、こうして読み物としてまとめてくださるのもありがたいです。
イスラエル・パレスチナ問題とかね、改めてどうなの? っていう話とかね。
BRICSって、昨日今日出てきた話と思ってたけど、今年の集まりは15回目だったし、2014年にはもうBRICS通貨の話が出ていたんだなとかね。そうか。
今すぐドルが崩壊するまではいかないみたいな冷静な話もね。

内容には関係ないけど気になったのは、「ですます」調なのに変なとこが「だ」になってるところ。
私とか、ブログでは混ぜて書くけどさ、本の場合は統一するもんだと思っているよ。1、2冊目で気づかなかったのに何でだろ?


映画「アメリ」(2001)デジタルリマスター版

2023年12月22日 | 映画
原題: Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulain,(アメリ・プーランの素晴らしい運命)
何度も観た。でも今回予告を観ただけで泣いたのでこれは行かなければと思ったのである。
友人は観たことないかもって言ってて、そうか、2000年生まれの子がいるからそうかもなと思った。うちは2004年生まれだから、例えば「プラダを着た悪魔」(2006)なんかは観たことがなかった。
懐かしかったな。
昔は、もっとたくさんの人が映画館にいて、もっと笑いが起きたりしてたなーとか思い出したりして。今は自分の中でふふふってなるぐらい。

全て懐かしい。空想の世界にいる少女は自分と思ってた(笑)だからアメリはカフェで働けてるなら全然大丈夫と思う。。私接客駄目だったから。。
今回一番泣けたのは40年前の少年が子供の頃の宝箱に再会するところ。同い年じゃんと思いました。時がたちましたね。
恋の相手がニノってところもいい(笑)ニノさん好きw
最後の2人でバイクで疾走する場面はおしゃれ。
パリの町並みが美しかった。
携帯がないぐらいで、全然古くないね。


ポール・オースター「インヴィジブル」(2009)

2023年12月21日 | 
 
(柴田元幸訳出2018)
そういや最近読んでないな? と思い出したので読んでみた。
多分誰も借りてないかも(笑)きれいでした。
ポール・オースター作品とのファーストコンタクトは、「ムーン・パレス」(1989)でした。カスタネッツの曲「ムーンパレス」(1998)が、その本をモチーフにしてると聞いて読んでみたの巻でした。今までに何度も読んでいる。それから、訳出されている本はほとんど読んでいる。アメリカの村上春樹的存在と思ってる。

彼の青春時代の1960年代から始まる作品が多い。
これもそうで、1967年春に物語が始まる。どこへ向かっていくのか? 全く分からないで読み進める。えっ、大学生が富豪にお金を出してもらって本を作る仕事を始める話? って思ったら、全然違う方向にどんどん進んでいって、その後どうなった? ってなる。

タイトルがインヴィジブル。不可視。
いろんな場面でその言葉が出てきたなと思う。いろいろ考え始めると、むずい。
でも、そんなことを考えなくても、読まさる。それでどうなるの? どうなるの? って追いかけていくのが楽しい。
著者の意図は分からないけど、タイトルにかけて、思うと、これは映像化が難しい。というか、これを全部見られるようにするのは野暮だろう。文章だけにしかできない表現というものがある。そういう表現が好きだ。

「話すことはできないけど、読むことはできる」は分かるー(笑)私もいろいろな件について、自分の近況についてさえ、何でも書いてあるから、読むことはできるね。と思った。死んだ後も残っていくのかしら。

余談は、姉と弟が同じ人間の男版女版って、私と弟かと思ったわ(笑)


映画「正欲」(2023)

2023年12月19日 | 映画
朝井リョウさんの原作本は、もう既に200人以上待ちで(図書館)諦めて映画を先に観る。
映画館で別の作品を観たときに何度も予告編を見たのに、全くどんな話か想像もつかなかった。
なので、それでどうなるんだろう? 予告で見たあのシーンはまだ来ないぞなど、目が離せなかったね。
吾郎ちゃん、ガッキー、ジルベール。あとは知らない若手さん。

この人たちに全く共感できないけど、少数派という意味ではきっと同じ。誰にも言えない思いを抱えているのだって、きっと同じだ。
最近で言えば、マスクで可視化されただけだよね。
そして、多様性とは、目に見えない部分のほうが多いって、最近どこかで聞いたな?
ああ、「30」の映画の鈴木七沖監督だ。年齢、性別、国籍、肌の色、そんなもん、見りゃ分かるだろう。
だから、生物学的男が女性スペースに入りたいとか浅過ぎるよね。

これもかなりいい映画だった。
キリエの次ぐらい。

ガッキーは表情が違うのか、別人なのか、私には分かりようがないよな(笑)
ジルベールはやっぱこういう難しい役が多いんですね。※磯村勇斗さん。
吾郎ちゃんは、きっと、いわゆる常識的な、いわゆる正義を体現するということで、検事役だったのかね。主人公たちに向かってくる旧世界代表みたいな感じで、対立軸が見えてよかった。
その子供が不登校になって、それを理解しないことで妻とも険悪に。そうそう、こういうことになるから話しかけないんだよ私は。と思いましたとさ(笑)

エンドロールで、止めがないパターンだった。吾郎ちゃん、ガッキー、ジルベール。

はっきりきっぱり性犯罪に行く人ばかりじゃない。潜在的なこういう人はたくさんいると思う。
それと同じで、死にたい死にたいと思ってても生きてる。

谷口優子「尊属殺人罪が消えた日」(1987)

2023年12月12日 | 
 
これは、むなくっそ悪い話。
娘が父を殺した事件。
父を殺したから、親を殺したから、尊属殺人罪となってしまう。普通の殺人より罪が重くなる。
でも、この件は、そんな話じゃない。
父親に犯されて十年以上も夫婦生活を強いられて、初めて愛する人ができたときに、起きた悲劇。
子供も5人産んで、2人死なせて、3人の子育てをして、5回中絶して、不妊手術して、本当にひどい。
14歳のみずみずしい肉体がどうのって、子供じゃん、自分の子供に、おぞましい話だ。きっもちわるいしかない。
しかも妹には向かないでその子にだけ。何なんだ。異常な執着。
周りが誰も止めることができなくて、母も家を出ていってしまい、逃げても連れ戻されて。
17歳で初めて出産して、それからは逃げられないのだとあきらめて。
まだ29歳のその子が自由になりたいと願って何が悪いんだろう。

弁護士さんの書いた本で、その訴訟内容について詳しく書かれている。
担当した弁護士じゃなく、担当した弁護士を取材して書かれた。
最初は無罪相当だった。
その後検察が控訴して、父親の壮年期を返せ?? みたいな言いがかりをつけてきた。どう見ても娘の青春というか人生のほうが奪われてるだろう。
その後、最高裁まで争われた。そこでやっと尊属殺人罪がなくなったのだった。

というか、この件に限らずとも、親を殺すってよっぽどなので、その時点で、殺された時点で、子供にひどいことをしていた結果なんだと思うの。カルマ反射くさい。
そのほんとの罪(親から子への虐待)を見逃していることで、このような悲劇が起こるのでしょう。
だから、本当に意味のないやつだったね、尊属殺人とか。
大体、尊敬されるべき親、きちんと子供に対してやっている親は、子供に殺されないのよ。考え方が逆だもんな。殺したから親不孝だーってのがもう逆。

この方はその後いい方と出会って落ち着かれたとのことでよかったな。。


丹治俊樹「世にも至宝な博物館」(2023)

2023年12月02日 | 


こないだの続編出たばっかりで、図書館の新刊本のとこにあって、予約しないで借りられた!

お、今度は行ったことあるのや、行きたいと思ってる場所が結構ありました。
行ったことある=(宮城県)震災遺構仙台市立荒浜小学校 今年のGWに行ったね。
もういっこは、(沖縄県)旧海軍司令部壕 昔々の社員旅行で、皆は海とかほかの観光地に行ってる中を1人で突撃してきたな(笑)
行きたいと思ってるのは、(青森県)太宰治斜陽館、太宰さんの生家(めちゃでかい)が博物館になってる。
(埼玉県)首都圏外郭放水路、タルタリアの発電システムみがあって、見てみたい。
(広島県)大久野島毒ガス資料館、「地図から消された島」って本を読んだことがある。んで、この毒ガスの成分が今の抗がん剤の成分と同じと知った。
(山口県)金子みすゞ記念館、これも文学少女としては押さえておきたい。
などなど。
こんなのあるんだと思ったのは、(埼玉県)森永卓郎B宝館。森永さんが自分でコレクションしたものが並んでいる。
などなど。
自分の地元なのに行ったことなかったなーなんて場所もあり、ここに目をつけるとはすごい!

あとは、2作目になって、前作よりは文章がまとまってきたなと思いました(笑)偉そうにすみません(笑)
第3弾も期待しています。