*ウサギのお部屋*

日記・レビューなどなど。
最新日記は数日後に非公開にします。

「100歳の夢―15人の人生、100年分の言葉」

2010年07月31日 | 
100歳の夢―15人の人生、100年分の言葉

いろは出版

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2010年

100歳をこえた15人の人たちの言葉を、写真とともに読める。
大変な時代を生き抜いてきた人たち。
何の仕事をすべきか、何を食べようか、悩むヒマも選択肢もなかった。ただ目の前の毎日を大切に生きてきた。
それでいつのまにか100年。
何気ない言葉でも、深いね。

悩んだり、人を悪く言うことは、自分の中に毒をためること。
毒をためることはしないほうがいい。
って、やっぱり?
この言葉をもらいたくて読んだ気がする。

「こんなに大きくなってしまって…」
っていう言葉は、息子の思ってる、年齢=体の大きさ、と通じるものがあって、頬が緩む。

映画「重力ピエロ」

2010年07月29日 | 映画
重力ピエロ 特別版 [DVD]

角川エンタテインメント

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2009年

伊坂幸太郎さんが原作で、仙台がロケ地の映画。
(ロケ地;泉中央駅のペデストリアンデッキだけわかったw)

なんだか、伊坂作品の映画は、原作を愛している人が集まって作られているというイメージ。
役者さんもイメージどおりだし、なんか、いいなぁーと思う。

伊坂 幸太郎「SOSの猿」

2010年07月28日 | 
SOSの猿
伊坂 幸太郎
中央公論新社

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2009年

また、なんの前情報もなく、なんの先入観もなく、物語に身をゆだねる。
一見共通点のなさそうな、ふたつの物語が、同時進行して、ああなってこうなって、みごとにシンクロしていく。
最後にパズルが完成するみたいにすべてがカチっとはまる感じも好き。
やっぱりこの人の本はおもしろいなー。

漫画家さんとのコラボレーション作品らしい。
音楽、映画、この人は、いろんなジャンルの人とコラボしてるなー。
そういう活動はいいと思う。
私もいつかやってみたいと思っているもの。

直接は関係ない内容、瑣末なことだけど、「そうそう!」って思ったこと。
たとえば母親が子供を虐待死させた事件とかで、短絡的に、その母親がすべて悪い、みたいなコメントに疑問を感じるところ。
経済状況、環境、いろんな原因があって、その結果になっているんだと思う。
もちろん、罪を犯した人を擁護するわけではなく。
でも、こういうことを言い出すと、じゃあ、母親は悪くないのか?っていう議論になったりするのも疑問。
どうして、Aが100%悪いか、100%悪くないか、っていうことになるんだろう?
そういうことも、ちゃんと書いてあって、「そうそう!」って思ったのさね。

村山 由佳「遥かなる水の音」

2010年07月22日 | 
遥かなる水の音
村山 由佳
集英社

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2009年

「天使の卵」は、はっきり言って好きじゃなかった。
なんだかちょっと読みにくい感じの文章だなーと思っていた。
でも、児玉清さんの対談集に彼女も載ってて、最近の作品を読んでみようかな、と思ったのがきっかけ。

基本的には、やっぱり、この人の文章は好きじゃないけど、最近の作品は悪くないんじゃないかな?と思った。
もう1冊読んでから判断するとしようw