風とみどりに! 

風の訪れる庭、みどりに戯れる日々の記録

串柿の里を訪ねて

2016-11-16 | おでかけ(懐かしい仲間たちと)
和歌山県かつらぎ町四郷、串柿の里を訪れました。

急な山の斜面に串柿が輝いています。

青い空、紅葉の始まった山々を背景に、
串柿の朱いすだれが並ぶ光景は見事です。

柿案内さんに説明を聞きながら柿の里の散策です。

鈴なりの柿、すごいよ!

これは四つ溝(よつみぞ)という品種、


こんな古木も頑張っています。

柿は長寿の木とされ、幸せをカキ集める、
「嘉来」(かき)で喜び幸せが来るという語呂合わせもあるそうです。

今日は「よいほ会」のバス旅行、44名元気に揃いました。


{いつもニコニコ仲睦まじく共に白髪の生えるまで」
一本に10個の柿を並べている串柿は、
家族の和と幸せを願う思いが込められています。


串柿の作業工程です。
昔はカミソリで剥いていた柿剥き、現在は全自動・半自動の機械剥きです。

クルクル、あっという間に柿剥きですが、何しろ数が・・・

串挿し、剥いた柿を大きさ別(串の長さ別)に串に刺していきます。


編上げ、柿を刺した串を10串ずつ網縄で編み、
10串で1連と呼びます。1串(10個)、一連(100個)になります。

 
乾燥は1連ずつ柿屋(かきや)に吊して自然乾燥乾燥させます。

はじめて手入れをするまでは少しの雨でも大丈夫ですが、
一度手入れを始めると雨は禁物です。
天候が変われば、取り込まなくてはなりません。

手入れとは

ある程度、柿が乾燥したら、棒押し作業を行います。
現在はプレスローラーで均一に厚みと形を整えて仕上げていきます。
手入れは、3~4日毎に数回繰り返し、これにより白い粉が吹き始めます。

秋の深まりと共に
あめ色に変化していく串柿の里です。


慈尊院はこちらから
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする