何気なく見ていたTVから、「さようなら一本松」、
東日本大震災の津波に耐えた「かしまの一本松」が切り倒されるニュースでした。
今年6月、福島県南相馬市鹿島区を訪れこの一本松を見てきました。
その時もすでに枯れてしまった一本松でしたが、
津波で地区の住民54人が犠牲になり、数万本の松がほとんど流される中、
生き続けてきた一本松は、大きな力、心の支えとなってきたでしょう。
たった一本浜に残り何も語らずとも、
人々を励まし、震災の悲惨を伝えてきた一本松・・・
切り倒されても、人々の心に根を張り続けるでしょう。
さびしいニュースですが、「松の種から育った苗木が、防災林の一角に植えられる」
と言う明日につながる希望が嬉しいです。
伐採された一本松は表札に加工し、地区に住んでいた住民に配るそうです。
この一年いろんな所に出かけましたが、
福島は一番心に刻まれた旅でした。
今、わたしたちは生き残った者として何ができるのか。
「忘れてはいけないこと」震災の教訓をもう一度。
カテゴリー「東日本大震災」覗いて見てください。
問題が山積したまま
人々の記憶から薄らいで行く。
心の傷は決して消えることのない
被災された方々
明るくふるまい時々テレビで
頑張っておられる姿を目にします。
顔で笑い心で泣いて
そんな心境なのでしょうね。
毎日が普通に暮らせることに感謝です。
この季節が来ると、尚、無念さが募るでしょうね。
「お夕飯みんなで行くからお願いね、キムチ食べたい・・・」
そんな電話が娘から入りました。
暮れの仕事まだまだ山積みなんだけど・・・
こんなささやかな幸せが一番大きい幸せなんだと、
「この時間を大切にしないと」と思いますね。
ミッキーさんのお宅も今日から賑やか、
暖かい国から里帰り、一気に冬ですね。
でも、おばあちゃんの温かいおもてなしで春ですね。