ワニなつノート

星になったヒデとジュンくんのこと (その3)

星になったヒデとジュンくんのこと (その3)


子どものころに、一度も「自分」を選んだことのない子どもは、
自分の人生を自分で決めていいのだということが、
どういうことなのか、大人になっても分からないままでしょう。


オーケ・ヨハンソンさんは、こう書いています。
「どのズボンをはくとか、
サンドイッチに何をはさむかということについてさえも、
自分で決めることを奪われている知的障害者が、
成長できるわけがない」

それは、「発達」とか「何かができる」ようになることについて、
言っているのではないと思います。
その「できる」ことを、使う「わたし」(主人公としてのわたし)が、
「成長できない」ということだと思います。

悲しいことに、大人になり状況が変わっても、
子どものころに覚えた「自分」を変えられない子どもは
たくさんいます。


ヒデとジュンくんは、まったく逆です。

「できないこと」は、誰にも負けないくらいいっぱい持っています。
でもそれに負けないくらい、
確かな「自分」をもって大人になりました。

私はそのことをよく知っています。

私がヒデとジュンくんの生き方が好きなのは、
私と同じように自分の好きなことに
わがままに生きているからです。

自分の人生を、自分の生きたいように、
いろんな制限はいっぱいあるけれど、
でもその中で、自分にわがままに、人を信じて、
自分を信じて、伸び伸びと生きている姿をみせてくれています。

コメント一覧

yo
ど真ん中直球勝負のようですので、
思うままに書いてみます。

「自立」が何か?
私が「正解」を教えられるとは思っていません。

でも、私には分かるのは、この質問をするということは、「自立」を迫られることに、気持ちの上で「抵抗がある」ということですよね。
私には、そう感じられます。

その自立に抵抗したい気持ちは、私にも分かる部分と、分からない部分があります。
こんなに短いコメントでは話すのが無理だと思います。

でも、一つずつ、確認していきたいと思います。

私は、「自立」の話をするときに、「障害」を前提としているわけではありません。
むしろ、「障害」を前提とするだけの「自立」の話にはついていけないと思います。

そのうえで、確認です。
自分自身、そして自分の子どもが、
一生、精神病院の閉鎖病棟で暮らしてもいいと思いますか?

私は、いやです。
私の子どもにも、たとえ精神障害があっても、そうではない道を探したいと思います。

さっき、うちのかみさんに、聞いてみました。
「いま勤めている精神病院にいる人で、一番長い人は何年くらい入院しているの?」
「40年…かな」


障害をがある事が前提な為、
生きている事に感謝します。
いきるは、本当にいかされています。
自立の意味はわかりません。
教えてください。
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