《その3》 【まゆーきの能力とふつう学級のエクササイズ】
今年、書いてみたいもの。
「ふつう学級というエクササイズ」
この言葉の響きから、自分にイメージされるものがある。
でも、まだよく分からない。
とりあえず、一つのメモ。
◇
「強烈な感覚」を安全や快適さ、支配力と結びつけることが、自己調節や自己慰撫、自己育成の土台である。
「安定したまゆーきの能力(対の絆)」が「能力の育成」と組み合わさると、「内的な統制の所在」(行動や評価の原因を自己の能力や努力に帰すること)につながる。
これは一生を通じて、外界に健全なかたちで対処するためのカギを握る要因だ。
ふつう学級での安定した自分の居場所を持っている子供は、何が自分の気分を良くさせるかを学ぶ。
何が自分(と他者)の気分を悪くさせるかを発見する。
「主体感覚」を獲得し、自分の行動が自分の感じ方や他者の反応の仕方を変えうることを理解する。
安定した居場所を持っている子どもは、自分一人で大丈夫な状況と、助けを必要とする状況の違いを学ぶ。
困難な状況に直面したとき、自分が、自分を助けることができる(能動的役割を果たせる)ことを学ぶ。
それとは対照的に、分けられた場所しか知らない子には、それらを獲得する機会がない。
運良くその機会を得るのは、一般就労する時だが、その時にはまた「障害者枠」という壁があるかもしれない。
(※「身体はトラウマを記憶する」からの勝手な引用、多数あり)
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