いま、前回の「引用文」を読んで、さらに惹かれるところを赤い文字に代えてみた。
私が、3人に共通して惹かれるもの。
私が、教えられるもの。
私が、確かめたいこと。
ひとりひとりが、子どものころに、どんなふうに見られていたか。
ひとりひとりが、子どものころに、どんなことを思っていたか。
子どものころから、大人になる間に、どんな経験をしてきたか。
どんな環境を経験してきたか。
どんな人とのつながりを生きてきたのか。
生きる支えになったものは何だったのか。
楽しかったことは、うれしかったことは、何だったか。
何が、分かっていることで、
何が、分からないことだったか。
何を、分かりたいと願ってきたか。
それぞれに、二十歳を過ぎて、
四十歳を過ぎて、
六十歳を過ぎて、
子どものころに大切だったものは、何だったか。
子どものころの、どんなことが、それぞれの「いま」につながっているのか。
特に私が知りたいことは、子どものころ、同年代の仲間たちの存在が、いじめられること、理解されないことも含めて、大人になったいまのあなたのなかに、どう受け止められているのか。
そして、いま、同じようなことで、きっと悩んでいる子どもたちに、教えてあげたいことは、どんなことか。
伝えてあげたいことは、なにか。
その子のお父さん、お母さんに、話しかけたいことは、何か。
◇
それらの言葉はまた、私自身が、すぐとなりで、語りかけられている言葉だと感じる。
「あなたのそばにいる、子どものこえを、おもいを、ちゃんときいてあげてほしい。
子どもに伝わることばで、子どもが感じられるやり方で、きぼうを語ってあげてほしい。」
その言葉を、私は、聞くことができているか。
その思いを、私は、引き継いでいくことができているか。
私が、このブログや相談会で、話していることは、ひとりの子どものきぼうにつながっているのか。
10年前、「やっちゃんがいく」という絵本をかいた。
小学校3年生だったやっちゃんは、来年、定時制高校を卒業し、二十歳になる。
25年前に出会ったこうちゃんは、もう三十を過ぎた。
今週の日曜日の就学相談会に、「ひとりで参加したい」と言ってくれている。
今まで、母親と一緒に参加したことはあるが、一人で参加するのは初めてだ。
テンプルさんや東田さんと、同じ「ことば」を、私はやっちゃんやこうちゃんの「ことば」からも、受け取ってきた。
そして、日曜日に私は、また何人かの小さな子どもたちと出会うことになる。
私はそこで、何を受け伝えていけばいいのだろう。
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