就学相談会・ひとり反省会
日曜日、今年2回目の就学相談会が終わった。
参加者は30名くらい。
しばらくは、一人反省会の日々。
大切な話が抜けた、あれも忘れた、これも…。
そこから抜け出すために、当日のアンケートを読み返す。
「今日は本当にありがとうございました。
360度変わりました。感謝です!!
子どもの気持ちを大切にしていこうと思います。」
360度変わったら、元に戻ってるじゃん(・.・;)
最初は、そこに突っ込みを入れた。
でも眺めているうち、「あぁこれでいいんだ」と思えてきた。
なぜなら、その人は相談会の前には、こんなふうに書いていた。
「支援級を7校くらい見学しました。どこもよかったです。
でも、先生方もすばらしいけど、もの足りない。何か違うな??って感じます。
普通級で過ごせないのかな?と思うようになりました。
療育などの先生には、勉強がついていけないと心が…と、支援を勧められます…。」
こんなふうに悩んで、迷っていた人が、帰るときには「就学時健康診断の拒否文を提出します」という。
たった3時間のあいだに、何があったんだろう。
180度ではなく、360度変わった所は、どんなところか。
そこは、普通学級がいいか、支援学級がいいか、と迷わされる場所ではない。
ただ、「子どもの気持ちを大切にしていこう」と思える場所。
それが、その人にとっては、当たり前に「普通学級」だったのだ。
そう、もともと、「子どもの気持ちを大切に」と思っていたのだ。
だから、わざわざ相談会に足を運ぶのだ。
180度なら、子どもの気持ちを大切にしない場所になっちゃう。
私は、「普通学級へは誰でも入れるよ」という事実を伝えただけ。
そして、360度一周して、「子どもの気持ちを大切にしていく」ために迷わない、選ばないという覚悟を決めたのだ。
こんなお母さんなら、この子は幸せだなと思う。
今まで、このカンは外れたことがない。
この子はきっと幸せな子ども時代を生きていける。
心からそうおもう。
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