昨日はにぎやかな就学相談会でした。
相談に来られた家族は、25家族41人。
会の参加者13人。
保育の子どもたち19人。
保育スタッフ34人。
みんなで100人を超える、今までで一番にぎやかな相談会でした。
いろいろ思うこと、報告したいことがあるのですが、まとめている余裕がないので、とりあえず、相談会のアンケートの言葉を紹介したいと思います。
・・・ ・・・
★『今日の相談会で印象に残っていることを教えて下さい』
悩んでいるのは自分だけではないこと、同じ仲間のように思ったことです。
普通学級を「選択してはいけない」と思い込んでいたことは、今の子どもの様子(発達・成長)を否定することだったのだと実感しました。
普通学級に入るという選択肢があるということ。
親がブレずに進む道を遠慮せずに決めていいということ。
自信を持っていいということを学びました。
正直、周りの雰囲気的にも特別支援学校や支援学級へ進むものだと思っていましたが、将来の為にも、健常児の子と(妹と同じ学校へ)行かせたいという気持ちもあり、今回のお話で普通学級への道を真剣に考えてみようと思いました。
今日までは、入りやすい、受け入れてくれる学校を『探さないと』と思っていたのですが、自分たちで『学校を変えて』いかないといけないというのは衝撃でした。
心強い仲間がいることを知ったので、家族でがんばっていきたいと思います。
前々から普通の学校の普通のクラスに入れたいと思っていたのですが、入れてもらえるのか、という不安もありました。
でも、入れてもらうのではなく、「入る」と決めました。
皆さんも同じ悩みなんだなあと、思いました。
息子の為に、普通学級に入れたいと思いました。
人間として生まれてきた以上、みんな平等ですよネェ!
特別支援ばかり考えていたので、前向きな気持ちになれました。
兄弟と同じ学校へ通わせたいです。
上の子も、同じ学校に通えることを楽しみにしています。
普通学級で学んでいくことは、無理なことではないという自信がつきました。
親が努力して、学校側もきちんと対応してくれるという事を知ることができました。
今日のお話を聞いて、就学については普通学級も視野に入れて考え直そうかと思います。
たくさん迷っていましたが、いろいろな方のお話を聞いて、近所の普通学級に入れる方向で考えていこうと思います。
この会に参加するまでは、娘は特別支援学校。よくて支援学級とあたりまえのように考えていました。
普通学校なんてとてもとても…無理。ついて行けるはずがない、と思っていましたが、改めて自分の考えが偏っていたことに気づかされました。
「普通学級」
新しい選択肢について、今はじっくり検討したいと思います。
周りのことをあまり考えずに、親の思いですすめることが、子どもにとっても幸せなことと思えることができました。
どんな状況でも守ってあげる強さを、親が持つことが一番大切だと実感しました。
自分の子どもの存在は、たぶん、誰かのためにもなっているし、引け目と感じることはないと強く感じました。
・・・・これらは、「事前アンケート」で「迷っている」「特別支援教育を考えている」と答えた方のものです。
でも、たった数時間の相談会で、考え方、感じ方が「変わった」のではないと、私は思うのです。
ほとんどの親が、「予想もしなかった」障害のある子どもを大事に育ててきた時間の中で、十分に実感してきたことだから、他の親たちの話を聞いて、「おなじ」と思えたのだと思います。
障害はそれぞれちがっても、子どもは子ども。
みんなおなじ。
障害があってもなくても、子どもは子ども。
みんなおなじ。
《 こ の 子 が ここ に い る。》
そのこと以上に、大切なことはないと、子どもが生まれてきた時から感じていたのだと思います。
昨日、私が話したのは、私が出会った子どもたちと親たちのことでした。
「かわいい子には、普通学級を旅させよ」
「子どもはみんなふつうの子ども」
「普通学級とは、普通の苦労をするところ」
「大人がどんなにがんばっても、友だちの代わりはできません」
「今いるここを、いい所に」
このカルタの中身を、私に教えてくれた子どもたちのことを伝えただけです。
そして、昨日、参加された人たちも、本当はそのことを分かっていたのだと思います。ただ、そのことに、ちゃんとうなずいてくれる人と出会わなかっただけなのだと思いました。
そうでなければ、特別支援と療育だらけの日本で、普通学級に行こうという気持ちにはそう簡単にはなれません。
私たちは、2歳、3歳、4歳、5歳の小さな障害をもつ子どもたちを、大切に大切にいま育てているお母さんお父さんたちに、「一緒だね。うちの子がいちばんかわいいよね」と、「その気持ちに遠慮なんかいらないよね」と、一緒にうなずきたいだけなのです。
昨日、出会った子どもたちが、障害や遠慮気兼ねで、かけがえのない仲間から分けられることなく、幸せな子ども時代を送れますように。
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yo
isizaki
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