【1番目の答え】=《そもそも「問題」が、なかった》
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「就学相談会での対話」35年を通して導き出した答え。
「問題が、なかった!」
「この子に問題はなかった」
「障害の種類、程度に関係なく、入学前に解決しなければいけない『問題』はなかった!」
「本当に一つもなかった!!」
「はじめから、なかった」
「もともと、なかった」
「どの子にもなかった」
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実際、この35年間、ふつう学級に入れなかった子は一人もいなかった。必要だったのは、「親の覚悟」と「状況に応じて必要な支援」だけだった。
「障害に応じた支援」ではなく、その子の置かれた状況に応じて「必要な支援」。
「障害児」だから必要なのではなく、そこにいるのが「哺乳類の子ども」だったから。
まだ幼い「哺乳類の子ども」。その哺乳類の中でも、もっとも多く養育者の世話と時間と仲間を必要とする人間の子どもだった、というだけ。それは、0歳の子どもが居てくれるようになったことで、より明確になったこと。
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(「就学問題」を、「子どもの問題」に仕立て上げた「歴史のすり替えの呪い」は何だったか。「就学相談」「就学運動」「就学活動」という言葉遣いは、「すり替えの呪い」言葉のつづきだ。)
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この「答」にはっきり気づいたのは、前日だった。
間に合ってよかった。私が「答え合わせ」で確かめたかった一番の探し物。
そういえば、3時間あまりの学習会で、私は「インクルーシブ」という言葉を、一度も口にしなかった。そんな言葉を使ってるひまはなかった。それより、大人になった子どもたちと話したいことがあふれていたから。
【ふ】《ふつう学級は無理と思う子に、出会ったことがない》
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※写真は、当日資料の「新聞記事」の子と私(^^)v