ブログ雑記帳

日々の雑記帳です。オストメイトに関することや、パソコン、散歩など、日々の出来事について気が向いた時に書いています。

9月24日消化器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)中野の報告

2023-09-27 10:34:08 | オストメイト
9月24日(日)に中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて消化器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)が開催されました。

今回の講師は杏林大学病院の小嶋幸一郎Dr.と慈恵医大葛飾医療センターの半谷(ハンガイ)康子 皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)です。
販売店のウエル・カム サポートセンターの方も参加して下さいました。

最初に、小嶋幸一郎Dr.の御講演がありました。
今回、小嶋先生からは人工肛門造成手術の実際についてのお話がありました。

人工肛門造成の手術は、多くの場合、大腸癌などの大きな手術の最後に行われる手術です。
大腸癌の手術では手術の初めから人工肛門の造成の後手術が終わるまで約16時間に及ぶ場合もあり、人工肛門の手術が行われるのは真夜中の午前になることも多いとのことでした。
スライドを用いたお話しの後、先生は腸の模型を用いで人工肛門を造成する手術を模擬的に実演して下さいました。


非常に分かりやすく、腸を腹から出して皮膚に縫い付ける作業などは中々難しそうで、熟練を要することを実感しました。
小嶋先生の講演に対して多くの質問があり先生は丁寧に答えて下さいました。






装具販売店のウエル・カム サポートセンターの方からは、装具販売店から災害時における装具の供給などのお話がありました。

休憩の後、半谷先生の御講演がありました。

先生はストーマの基礎やストーマ装具やアクセサリーの種類、特徴、手入れの方法、入浴方法、災害対策などについて実際的で分かりやすい話をしてくださいました。


又、先生は会場内のオストメイトの方に使用している装具やアクセサリーの種類、入浴方法、災害対策などを挙手により調べていらっしゃいました。

会場にいらっしゃった方には二品系装具を使用する方が少なく、ほとんどの方が一品系装具を使用しておられました
半谷先生の話に対しても多くの質問がありました。




今回も有意義な講習会になったと思います。


7月30日 オストメイト講習会と体験交流(東京都社会適応訓練事業) 三田の報告

2023-08-02 11:33:08 | オストメイト
7月30日(日)の午後の猛暑の最中に三田の東京障害者福祉会館にて「オストメイト講習会と体験交流(東京都社会適応訓練事業)が開催されました。

今回の先生は東急病院の増田順子 皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)/特定看護師です。

特定看護師とは、看護師ができる「相対的医行為」のうち、高度な「特定行為」の知識と技術を学び修了認定を受けた看護師のことです(2015年に誕生)。

先生は様々な形状のストーマ装具やストーマ用ベルト、用手形成皮膚保護剤、潤滑消臭剤、ストーマ用腹帯・下着などの実物を用意して詳しく説明して下さいました。


次に先生の指導により、参加者が実際に装具やアクセサリーに触れて演習を行いました。

手術前でまだ装具に触れていない方も含め、参加者は熱心に演習に参加されていました。



装具販売店のウエル・カムサポートセンターの方からは、オストメイトの災害時対策などについての質問などがありました。


休憩の後、増田先生も加わって、オストメイト同士の体験交流を行いました。

各人が自己紹介を行った後、ストーマ交換の方法、停電時など災害時対策
など、様々な話題が出て予定時間を超過するほど盛り上がりました。

今回も大変有益な会が持てたと思います。

6月25日 イレオストミー講習会(東京都社会適応訓練事業)の報告

2023-07-02 15:14:07 | オストメイト
6月25日(日)に中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて「イレオストミー講習会(東京都社会適応訓練事業)」が開催されました。

今回の講師は間遠医院の間遠一成Dr.と東京逓信病院の宮本乃ぞみWOCNです。
販売店のウエル・カム サポートセンターの方も参加して下さいました。
最初に、間遠一成先生のお話がありました。

先生は日本オストミー協会が2年前に行った第9回オストメイト生活実態報告書や各種の論文などを引用して、イレオストミー(小腸による人工肛門保有者)やその手術の傾向などについて話して下さいました。
印象に残った内容は次の通りです。

・オストメイトの中のイレオストミーの比率は約15%で20年前の3倍以上になっている。
一方コロストミー(大腸による人工肛門の保有者)の比率は約60%で、20年前の70%に比較して減っている。これは器械の進歩などにより直腸癌に対する肛門温存術が増加していることによると思われる。
・イレオストミーは一時的のつもりが永久ストーマになった方の比率が20%近くで多い。現在一時的(予定)ストーマの方も10%近くで多い。(オストメイト全体では一時ストーマの方は4%弱)
・一時的ストーマは大腸で造るより小腸(イレオストミー)で造る方が多い。(低位直腸癌に肛門温存を行うために一時的ストーマを造成する場合)
・肛門を温存する手術を行った場合と、肛門を切除して永久ストーマを造る手術を行った場合のQOL(生活の質の尺度)を比較すると余り変わらない。

また、2月に行われた日本ストーマ・排泄リハビリテ―ション学会ではカラフルなストーマパウチが話題になっていたとのことです。自分でデザインに工夫している方もデコレーションを施した「デコパウチ」も注目されており、パウチを不透明タイプにすれば排泄物が目に入りにくくなるので情動スコアを改善できたとの報告もあったとのことです。

間遠先生のお話の後、活発な質疑応答があり、間遠先生と宮本先生は丁寧に答えて下さいました。



次に装具販売店のウェル・カムサポートセンターから装具の給付金の使用方法などについてのお話がありました。

休憩の後、共同開催の三多摩支部の方の挨拶が有った後、東京逓信病院の宮本乃ぞみ先生のお話がありました。
宮本先生はイレオストミーのストーマケアについて分かりやすく話して下さいました。

宮本先生に関しても色々な質問があり、先生は詳細に答えて下さいました。

今回も有意義な講習会になったかと思います。

5月24日 東京支部総会及びオストメイトの集い (東京都社会適応訓練事業)の報告

2023-05-28 12:10:22 | オストメイト
5月24日の水曜日に日本オストミー協会東京支部の支部総会と「オストメイトの集い」が開催されました。
昨年に続き、今回も港区三田の東京都障害者福祉会館にて午前10時半より、開催されました。

天候に恵まれたこともあり大勢の方が参加して下さいました。
事務局長の楠氏の司会により、この1年間になくなった方への黙祷の後、支部総会の議事に入りました。

令和4年度の事業報告、決算報告、監査報告、新役員案、令和4年度の事業計画案や収支予算案の説明などがあり、承認されました。

本年度もコロナ蔓延の影響が残りましたが、可能な限りコロナ前に近いレベルの活動を維持することに努力したことや、ストーマ装具購入費支給額の増額のための陳情活動を続けていくこと、本年は大口寄付2件を含む125万円の寄付を頂いたため、一時的に財政的にやや余裕が出来たこと、但し今後も財政難が続く見込みであり、対策を講じる必要があるなどの報告がありました。
報告後、役員紹介や装具メーカー・販売店の製品紹介などがありました。
今期からの役員には江戸川区の鎌田昭氏が加わって頂きました。


その他、適切な装具関連製品の入手方法などについて活発な意見交換が、一般会員や装具メーカー・販売店の方を含めてありました。

昼食時間にはおいしい仕出し弁当を味わいました。装具メーカー・販売店の展示コーナーで大勢の方が説明を受けていました。

午後の「オストメイトの集い」は東京都の社会適応訓練事業として開催しました。
午後の司会は山本氏が担当されました。
最初にオストメイトの羽田由加子氏の御講演がありました。

羽田氏は慢性偽性腸閉塞という難病のため、子宮、卵巣やS字結腸を摘出してストーマを造設し、更に点滴で栄養を確保するためのCVポートを鎖骨の下に造成し、腸管減圧のための胃瘻・腸瘻(PEGJ)造設を造設された痛切な体験や、障害者と生き方について話して下さいました。



講演では羽田氏のご主人にパソコン操作などを手伝って頂きました。


休憩後、机を配置替えし、人工肛門グループと人工膀胱グループに分かれて体験交流を行いました。各グループでは自己紹介と共に、各参加者がこまっていることなどを話し合いました。


私が参加した人工膀胱のグループでは、入浴の方法、装具の面板が十分くっつかない悩みなど様々な話があり、凸面装具を見せる方もいられました。
最後に山本氏の挨拶があり、無事に会を終える子tが出来ました。
会の運営に協力して下さった皆様に感謝いたします。


4月7日 消化器系ストーマのオストメイトの講習会(東京都社会適応訓練事業)中野の報告

2023-04-19 15:35:31 | オストメイト
4月7日(日)に中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて、日本オストミー協会東京支部により、消化器系ストーマのオストメイトの講習会が開催されました。

ビラを装具販売店や中野区役所から配布して頂いたこともあり、大勢の参加者がいらっしゃったので、会場はほぼ満席になりました。


今回の講師は日本医科大学の小泉岐博Dr.と、同じく日本医科大学付属病院
看護師長の稲田 浩美皮膚排泄ケア認定看護師(WOCN)です。
装具メーカーのコロプラスト社の方や装具販売店のウエル・カム サポートセンターの方も参加されました。

最初に支部長から「新宿区がストーマ装具支援給付基準額を人工肛門・人工膀胱保有者とも月13,000円に引き上げた」との報告があった後、
日本医科大学の小泉岐博Dr.のお話しがありました。

日本医科大学の小泉岐博Dr.は「ストーマ手術後の『おなか』と『おしり』と題して、消化器系ストーマ手術のパターン、手術後のお尻の状態や分泌物、ストーマトラブルへの対応などについて大変面白いお話をしていただきました。


質疑応答では大勢の人から質問があり、小泉先生は丁寧に答えて下さいました。




次に装具販売店のコラプラスト社の方から製品の紹介などがあり、ウエル・カム サポートセンターの方からは、区からのストーマ装具支援給付の使用方法などのお話がありました。


休憩時間には大勢の方が展示製品の紹介を受けておられました。

休憩後に日本医科大学付属病院の稲田浩美 皮膚排泄ケア認定看護師(WOCN)のお話がありました。
稲田先生はストーマ(人工肛門)の基礎知識、様々な合併症やそのケア方法、災害対策などについて詳しい話をしてくだいました。


稲田先生のお話にも色々な質問があり先生は丁寧に答えて下さいました。


今回も有益な講習会を持てた」と思います。

3月21日 オストメイト講習会と体験交流(東京都社会適応訓練事業) 三田の報告

2023-03-25 09:53:01 | オストメイト
3月21日 オストメイト講習会と体験交流(東京都社会適応訓練事業) 三田の報告

3月21日(祝、火)の春分の日の午後に三田の東京障害者福祉会館にて「オストメイト講習会と体験交流(東京都社会適応訓練事業) が開催されました。

開催前や休憩時間には、午前中に行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の準決勝の話題で盛り上がっていました。

今回の講師は国立がん研究センター中央病院の皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)の中野祥江先生です。同じく国立がん研究センター中央病院皮膚・排泄ケア認定看護師の工藤礼子先生もアドバイザーとして参加して下さいました。
装具メーカーのコロプラストの方や、装具販売店のウェル・カム サポートセンターの方も参加されました。

最初に、中野野祥江先生のお話しがありました。


先生は、「共有しておきたい! これからの生活の豆知識」と題してオストメイトの食事、入浴、外出・旅行・服装、災害対策等について大変詳しい話をしてくださいました。
参加者からは多くの質問があり、中野先生や工藤先生は丁寧に答えて下さました。



その後、コロプラストの市門氏による消臭潤滑剤や入浴用の装具などの紹介や、
販売店のウエル・カム・サポートセンターの伊藤氏による、災害時の備蓄、ストーマ販売店の場所の確認の推奨などのお話しがありました。

休憩時間には多くの参加者が業者の方の展示コーナーに集まっていました。

休憩時間の後に、両先生にも加わって頂き、オストメイト同士の体験交流を行いました。


全員が自己紹介を行った後、自宅や公衆浴場での入浴の方法、入浴用装具のこと、漏れの体験、腸脱出など様々な話題が出ました。皆様が時間一杯まで先を争って発言し、大変盛り上がりました。

今回も大変有益な会が持てたと思います。

12月11日 オストメイトの体験交流と個別相談(東京都社会適応訓練事業)中野の報告

2022-12-13 12:13:43 | オストメイト
12月11日の日曜日、中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて東京都社会適用事業によるオストメイト講習会「オストメイトの体験交流と個別相談」が開催されました。

今回は、帝京大学医学部附属病院の藤丸麻依子 皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)に個別相談をお願いしました。藤丸麻依子WOCNには今まで何回も個別相談をお願いしていますが、最近はコロナの影響などでお目にかかれず、今回4年ぶりにお願いしました。また、販売店のウェル・カム サポートセンターの方もいらっしゃいました。

講習会では最初に藤丸WOCNが挨拶され、、次に販売店のウェル・カム サポートセンターの方の簡単なお話しがありました。


新宿区ではストーマ装具支援給付基準額の話があり、うまくいけば来年度か再来年度にストーマ装具支援給付金が増額になる可能性があるとのことでした。

参加者は、販売店の方も加わり、参加者全員で体験交流を行いました。
体験交流と並行して、藤丸先生が別室で希望者と一人ずつ、ストーマの悩みなど様々な相談を行ないました。皆さん大変熱心に話しおられ1時間近くも話しこんでいた方もいました。

体験交流では、各人が自分の体験やストーマのトラブル、装具やアクセサリーの使用方法などの様々な話題について、大変活発な話し合いが行ないました。


ストーマ装具を1枚毎にばら売りをしている販売店がある件についても様々な意見がありました。

最後に藤丸先生からの感想がありお開きとなりました。

今回も参加者には大変有意義な会になったと思います。

11月27日泌尿器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)の報告

2022-11-29 11:17:09 | オストメイト
11月27日の日曜日、晴天のもと、三田にある東京都障害者福祉会館にて、東京都社会適応訓練事業による泌尿器系ストーマのオストメイト講習会が開かれました。


講師は東京医科歯科大学病院の福田翔平Dr.と東京医科大学病院の帯刀朋代WOCN(皮膚・排泄ケア認定看護師)です。

販売店のウエル・カム サポートセンターの方も参加されました。

福田先生は泌尿器や膀胱がんの基礎知識、各種のストーマ造成術や自排尿型代用膀胱(新膀胱)造成術、最近のロボット支援手術などについて判りやすく話して下さいました。

講演の後、多数の質問が続き、福田先生は判りやすく答えて下さいました。



販売店のウエル・カム サポートセンターの方からは装具支援給付金の基準額に関する新宿区の動きやストーマ装具の値上げの動きなどのお話がありました。

最近のストーマ装具製品の値上げに関して、多くの参加者が不安を口にされていました。

休憩の後、帯刀朋代WOCNのお話しがありました。
帯刀先生は皮膚やスキンケアの基礎知識、皮膚障害や加齢による変化への対応、ストーマ傍ヘルニアなどの合併症などについて詳しく説明してくださいました。



帯刀先生のお話にもたくさんの質問があり、先生は丁寧に答えて下さいました。




今回も大変有益な会を持てたかと思います。

10月16日 杉並・中野・新宿オストメイト体験交流会の報告

2022-10-17 14:49:44 | オストメイト
10月16日(日)の昼、「北海道」新宿西口店にて恒例の杉並・中野・新宿オストメイト体験交流会が開催されました。
会場の「北海道」は海鮮料理や郷土料理のお店で、昨年の「がんこ」と同じ建物にあります。


今年は新型コロナウイルスがやや収まってきたためか、参加者は11人に増え、文京区、世田谷区、中央区、江戸川区、品川区など他区の方参加して下さいました。
コースは飲み放題とのことでビール、日本酒、ワインなどをたっぷり楽しみながら体験交流を行いました。


体験交流では、ストーマケアや知人のオストメイトの消息や思い出、など様々な話題がでて話が弾みました。






最後に全員の集合写真を撮ってお開きとなりました。

会の開催・運営に協力して頂きました皆様のご協力に大変感謝いたします。

9月11日消化器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)の報告

2022-09-16 17:24:35 | オストメイト
9月11日の日曜日、中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて、東京都社会適応訓練事業による消化器系ストーマ(人工肛門)のオストメイト講習会が開かれました。

晴天にめぐまれたためか大勢の方に参加して頂きました。
会場の中野区社会福祉会館(スマイルなかの)は、玄関が改修中のため判りにくくて入場しにくい状況でしたが、手持ちの案内板で誘導して対応しました。

講師は杏林大学医学部付属病院の若松喬Dr.と昭和大学病院の遠藤 由布WOCN です。

装具メーカーのコロプラストや販売店のソリューションやウエル・カム サポートセンターの方も参加して下さいました。
若松先生は大腸がんやその治療法について動画を駆使して判りやすく詳しく話して下さいました。



主な内容を以下に示します。
・大腸癌は早期発見=検診が大事である。
・治療には内視鏡治療、手術、薬物治療、放射線治療があり、組み合わせる場合も多い。
・直腸癌の手術を行う場合、がんの部位などにより肛門を残す手術を行う場合と残さない手術を行う場合があり残さない場合は人工肛門を造成する。
・従来は開腹手術が多かったが、最近では腹腔鏡手術が主流になり、更にロボット手術も増えている。
・若松先生は放射線治療と化学療法を組み合わせた化学放射線療法に取り組んでおられ、大腸癌を手術なしに治すことを目指している。
ご講演後の後の質疑応答では、様々質問があり先生は丁寧に答えて下さいました。




装具メーカーのコロプラストと販売店のウエル・カム・サポートセンターの方のお話の後、休憩に入りました。

業者の展示コーナーで説明を受ける方もいました。

休憩後、昭和大学病院の遠藤由布WOCN(皮膚・排泄ケア認定看護師)のお話しがありました。


遠藤先生はストーマの様々な合併症や対処法から、身障者手帳、装具給付券、生活保護、医療費控除などの福祉制度、食事、臭い対策、入浴、服装、外出などの日常生活、災害対策など様々な話題について判りやすく話してくださいました。

遠藤先生のお話にも様々な質問があり両先生や業者の方も加わって活発な議論が交わされました。







今回も大変有益な会を持てたかと思います。

5月27日 東京支部総会及びオストメイトの集い (東京都社会適応訓練事業)の報告

2022-05-29 14:34:45 | オストメイト
5月27日の金曜日に日本オストミー協会東京支部の支部総会と「オストメイトの集い」が開催されました。
コロナ蔓延の影響のため、支部総会・オストメイトの集いは一昨年、昨年と中止を余儀なくされましたので、今回は3年ぶりに開催となります。
会場は今まで使用して来ていた品川区大井町駅前の「きゅりあん」が改修工事のために使えず、今回は港区三田の東京都障害者福祉会館で開催されました。

午前中は激しい雨が降り、参加を取りやめた方もいらっしゃいましたが、それでも大勢の方が参加されました。
午前10時半より東京支部総会が開催されました。この1年間になくなった方への黙祷の後、議事に入りました。
令和3年度の事業報告、決算報告、監査報告、令和4年度の事業計画案、や収支予算案の説明などがありました。

令和3年度もコロナ蔓延の影響がありましたが、可能な限りコロナ前に近いレベルの活動を維持することに努力したことや、財政的にも毎年大変厳しい状況が続いていて、事務所の開催日の削減(週3回→週2回)や役員の日当や交通費の削減を余儀なくされる等の報告がありました。
報告後、役員紹介や装具メーカー・販売店の製品紹介などがありました。
役員は3年前とは半数近く入れ替わりました。

昼食はおいしい仕出し弁当を味わいました。装具メーカー・販売店の展示コーナーで大勢の方が説明を受けていました。


午後の「オストメイトの集い」は東京都の社会適応訓練事業として開催しました。
最初に東京オストミーセンター代表の大村裕子先生のお話がありました。


大村裕子先生は1981年に米国のクリーブランドクリニックETスクールに留学して、皮膚排泄ケア認定看護師(WOC)の前身であるETの資格を取られた方で、現在は東京オストミーセンターでオストメイトのストーマリハビリテーションに従事される一方、ストーマ装具の皮膚保護剤に関する研究で博士号を取得されています。
大村先生はストーマリハビリテーションやストーマ装具の歴史のついて大変わかりやすく、ためになるお話をして下さいました。

沢山の質問がありましたが、大村先生は丁寧に答えて下さいました。



続いて、オストメイトで東京支部役員である浅見正博氏から浅見氏が携わっておられる「いのちの電話(東京)」のお話がありました。

いのちの電話は電話を受けることにより自殺防止を目的にした活動を50年以上行っている団体で、最近は24時間電話がかかりっぱなしで、電話がつながらない状態とのことでした。
大変、素晴らしい頭が下がる活動を行っている団体ですが、いのちの電話で相談員を務めるには大変厳しい訓練が必要で、しかも訓練に合格して相談員になるのは大変とのことでした。

最後に最後に山本悦秀先生の閉会の辞がありお開きとなりました。

 今回も参加者は有意義な一日を過ごす事が出来たと思います。



5月8日 消化器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業) 三田の報告

2022-05-15 13:51:30 | オストメイト
5月8日(日)に東京都障害者福祉会館(三田)にて「オストメイト講習会と体験交流(東京都社会適応訓練事業)三田」が開催されました。

まだまだコロナ禍は終息しない状況ですが、感染防止策を取って開催しました。



今回の講師は杏林大学の小嶋幸一郎先生と昭和大学江東豊洲病院の藤尾敬子WOCNです。
装具メーカーのコロプラストや販売店のウエル・カム サポートセンターの方も参加して下さいました。

最初に、小嶋幸一郎先生のお話がありました。
先生は、排便に関するお話をしていただきました。
腸の模型などを駆使して、排便の仕組みや、よい便を出すためにすべきこと、排便の異常(特に便秘)などについて、大変わかりやすい話をしてくださいました。


お話の後、多くの質問が出て先生は丁寧に答えて下さいました。






装具メーカーのコロプラストの方からはブラバ伸縮性皮膚保護テープやオストメイトトイレなどの情報提供アプリ「オストメイトなび」の紹介があり、販売店のウエル・カム サポートセンターからはストーマ装具に関する総合情報サイト「ストーマケア.net」の紹介などがありました。


休憩の後、藤尾敬子WOCNのお話がありました。
藤尾WOCNはストーマの基礎知識から消化器系ストーマのトラブルや・対応や日常生活などについて判りやすい話をしてくださいました。

藤尾WOCNのお話にも多くの質問があり藤尾WOCNは丁寧に答えて下さいました。



新型コロナウイルス禍が終息しない中での開催でしたが、今回も有益な会が持てたと思います。



4月17日 オストメイト講習会と体験交流(東京都社会適応訓練事業) 中野の報告

2022-04-19 16:18:13 | オストメイト
4月17日(日)に中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて「オストメイト講習会と体験交流(東京都社会適応訓練事業) 中野」が開催されました。

コロナ禍が収まりきらない中の開催でしたが、多くの方が参加されました。。

今回は講師の国立がん研究センター中央病院の皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)の工藤礼子先生の他、同じ国立がん研究センター中央病院の皮膚・排泄ケア認定看護師の中野祥江先生や、販売店のウエル・カム サポートセンターの方も参加して下さいました。

最初に、工藤礼子先生のお話しがありました。

先生は、ストーマ装具やスキンケア等について大変わかりやすい話をしてくださいました。
参加者からは多くの質問があり、工藤先生や中野先生は丁寧に答えて下さました。





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次に、オストメイトの楠幾代様が、肛門近くにできたメラノーム(悪性黒色腫)によりオストメイトになってから現在までの6年間の生活について、生々しい体験を話して下さいました。

その後の業者の紹介の時間では、
販売店のウエル・カム・サポートの方からは、コロナ禍がストーマ製品の販売に与えた影響に関連して、コロナ禍でのストーマ交換間隔などについて、参加者に問い合わせをされていました。

又、自らもオストメイトである原香織さんからは女性オストメイト用に開発したポケット付きのショーツの紹介がありました。


休憩後、オストメイトの参加者同士の体験交流を行い、全員が自己紹介や様々な悩みを話しました。
体験交流では様々な話題が出て、予定時間を大幅に超過してしましました。


新型コロナウイルス禍が収束しない中での開催でしたが、有益な会が持てたと思います。


2月23日 オストメイトの体験交流と介護に関する講習会(東京都社会適応訓練事業) 三田」の報告

2022-02-26 10:59:52 | オストメイト
2月23日(祝、水)に三田の東京都障害者福祉会館でオストメイト講習会「オストメイトの体験交流と介護に関する講習会」が開催されました。

コロナ禍が収まらず、オミクロン株のウイルスが蔓延する中でしたが、感染防止対策を取ってなんとか開催することが出来ました。参加者は多くはありませせんでしたが、わざわざ横浜から来てくださった初めての方や販売店のウエル・カム サポート センターの方も来て下さいました。

オストメイト講習会はストーマケアなどの内容が多いのですが、今回は介護保険の講演を行いました。

講習会では、最初に足立区訪問介護会社えがおケアの川崎広太氏とプレミア扇居宅介護支援事業所の箕田大ケアマネジャーによるお話がありました。

川崎広太氏は介護保険制度の概要や利用方法、など介護保険の基礎について話して下さいました。
引き続いて箕田大氏は介護保険の申請方法やケアマネ選択、訪問介護、訪問介護、デイサービス、デイケア、老人保健施設や、特別養護老人ホームのなど介護保険利用方法の詳細や、特にオストメイトについて、ストーマ交換などのサービスについて詳しく話して下さいました。
講演後、オストメイトの介護の現状などについて様々な質問があり、両氏は丁寧に答えて下さいました。




販売店のウエル・カム サポート センターの方からも補足説明がありました。


休憩後、オストメイトの参加者同士に販売店のウエル・カム サポートセンターの方も加わって体験交流を行いました。
人工肛門の方、人工膀胱の方、術後2年の方から術後30年を越える方など様々な方が、便の漏れ対策や、装具の使い方など様々な経験を活発に話しあいました。

オミクロン株の新型コロナウイルス蔓延の中での開催でしたが、有益な会が持てたと思います。


12月12日 オストメイトの体験交流と個別相談(東京都社会適応訓練事業)中野の報告

2021-12-13 10:25:07 | オストメイト
12月12日 オストメイトの体験交流と個別相談(東京都社会適応訓練事業)中野の報告

12月12日の日曜日、中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて東京都社会適用事業によるオストメイト講習会「オストメイトの体験交流と個別相談」が開催されました。

今回は、赤羽にある東京北医療センターの遠藤亜希子皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)に初めて個別相談をお願いしました。
また、販売店のウェル・カム サポートセンターの方もいらっしゃいました。

講習会では最初に内藤支部長と遠藤亜希子先生が挨拶し、次に販売店のウェル・カム サポートセンターの方のPRがありました。



ウェル・カム サポートセンターは令和4年度に日本オストミー協会東京支部との共催の講習会を企画する予定とのことです。
ウェル・カム サポートセンターは、同様の交渉会を横浜で行い、100人以上の参加者があったとのことでした。

参加者は、コロストミー(人工肛門)、ウロストミー(人工膀胱)の
2グループに分かれて体験交流を行いました。


体験交流では、各人が自分の体験やストーマのトラブルなどの様々な悩みについて、大変活発な話し合いが行ないました。
私の参加したウロストミーのグループでは皆さんが皮膚保護剤、剥離剤、潤滑消臭剤、レッグバッグカバーなどのアクセサリーを紹介して下さり、大変参考になりました。
体験交流の合間にウエルカムサポートセンターの方と相談される方もありました。


体験交流と並行して、別室の和室で遠藤WOCNと参加者のオストメイトの方との1対1の個別相談があり、ストーマの悩みなどを話されたようです。皆さん大変熱心に話し込んでおらました。

最後に遠藤先生からの感想がありお開きとなりました。
今回も参加者には大変有意義な会になったと思います。