コガタスズメバチがジョロウグモの巣のあたりをゆっくりホバリングしながら、何かを狙っていた。
これはなにかする気だなとカメラを構えた。
ジョロウバチが攻撃対象ではなくて、ジョロウバチが捕まえてあるミツバチが狙いだった。
危険なジョロウバチとは戦わずに獲物を横取りしようというわけだ。
さて、本題はこれからだ。
コガタスズメバチの尾端に何か見える。スズメバチネジレバネのようだ。
以下はウィキペディアより。
この属最大である本種はコガタスズメバチの働き蜂に最も寄生し腹部から雌が見えている状態で見つかる場合が多い。
卵は雌の体外から出ず、体内で孵化した一令幼虫は脚を持ち宿主が樹液場に行ったとき雌と宿主の体内から脱出し樹液場で脱皮し、ウジのような二令幼虫に加齢し、
樹液場にたまたま来た宿主の体内に侵入すると考えられる。
雌は生涯体内で過ごし雄は羽化すると宿主から脱出して数時間の寿命の間で雌を探して飛び回ると考えられる。
寄生された宿主はネジレバネにコントロールされ衰弱せず働き蜂としての仕事をしなくなり女王蜂と一緒に翌年まで越冬すると考えられている。
オスの成虫
畑のスミにある養蜂箱。ミツバチだけが通れるようになっている。
上ではスズメバチが息絶えているようだ。
以下はウィキペディアより。
伝統的な巣箱は泥と粘土でできた巣箱、植物でできた巣箱、木の洞でできた巣箱の3種類に大別される。
西洋の伝統的なドーム形状の養蜂箱。このような形を「ビーハイブ」と呼ぶ用法は現代英語にも見られる。
アラビア語文献をラテン語訳した医学書『健康全書』(Tacuinum Sanitatis)に掲載されている図版より