言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

次の選挙で、自民、公明など賛成した党には決して投票しないこと!政治が変われば廃止することもできます。

2013-12-06 21:54:59 | 言いたいことは何だ
次の選挙で、自民、公明など賛成した党には
決して投票しないこと!
政治が変われば廃止することもできます。
作家、高村薫さん、12月8日付け、赤旗日曜版!
これが強行採決の速記録?小池晃さん!
 
小池晃 ‏@koike_akira 11時間
これが本日の参議院国家安全保障特別委員会の速記録です。聴取不能で、採決の体をなしていません。 pic.twitter.com/cpoCF6qSof
 

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志位和夫 ‏@shiikazuo 16時間
いま、野党が共同して、「秘密保護法案」の参院本会議への緊急上程は認められない、委員会に差し戻せと要求中です。国会前はたくさんの人びとが続々と詰めかけています。廃案めざし最後までがんばります。 pic.twitter.com/2dkoIO9SEE

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山下 芳生 3時間前 (Twitterより)
 
さあ、国会最終日。秘密保護法案は、国会の中では賛成派が多数だが、国民の中では反対が多数だ。しかも急速に増えている。しかもしかも初めて立上った人が多い。大分から子ども連れで国会にやって来た若い夫婦、「こういうメールははじめて」と応援メールをくれた人…。廃案めざし最後までたたかう。

国民のための国家を作るために

2013-12-06 18:58:21 | 言いたいことは何だ
 会期を延長して特定秘密法案を強固採決したい自公政府。もうこうなれば野党は共闘して「内閣不信任案」以外ないでしょう。待ったなしです。躊躇している場合ではありません。変な考えを持たないでただ一点。
 
 「内閣不信任案」提出。それ以外に野党がとる道はないと思う。
 

特定秘密保護法案 知らされぬ国民の悲劇

2013-12-06 18:47:57 | 言いたいことは何だ

特定秘密保護法案 知らされぬ国民の悲劇





2013年12月6日「東京新聞」より転載
 

 特定秘密保護法は「知る権利」を脅かす本質を持つ。正しい情報を知らされない国民は、正しい判断ができない悲劇の主権者に落ちる可能性がある。
 <日本は、陸海軍ともに勝利をおさめたが、ロシア側は日本陸軍の兵力がロシア軍と対決できぬほど弱体化していることを察知し、強硬な態度で会議を推しすすめるにちがいなかった。しかし、日本の民衆は戦争継続を叫び、講和がむすばれた折には多額の賠償を得られると信じている>
 吉村昭の小説「ポーツマスの旗」では、日露戦争に勝利した当時の状況をそう描いている。

◆無知の民衆は暴徒に



 一九〇五年のポーツマス条約では北緯五〇度以南の樺太の割譲と、租借地であった中国の遼東半島の日本への移譲を認めたが、賠償金は得られなかった。
 国民の不満は高まり、東京の日比谷公園で行われた集会をきっかけに、各地で騒動が起こった。暴徒化した民衆は、内務大臣官邸や交番などを焼き打ちにした。
 新聞も「斯(こ)の屈辱」「敢(あえ)て閣臣元老の責任を問ふ」とし、軟弱外交だと責めた。国民新聞は条約容認の社説を掲載したため、数千の群衆に社屋が取り囲まれ、投石を受けた。戒厳令が敷かれたほどだ。
 吉村はこう記した。
 <人々がそのような感情をいだいたのは、政府が戦争の実情をかたく秘していたことに原因のすべてがあった>
 安倍晋三首相も著書「新しい国へ」で同じエピソードを引いた。
 <外務大臣・小村寿太郎の「弱腰」がそうさせたのだと思いこんで、各地で「講和反対」を叫んで暴徒化した(中略)こうした国民の反応を、いかにも愚かだと切って捨てていいものだろうか。民衆の側からすれば、当時、国の実態を知らされていなかったのだから、憤慨して当然であった>

◆三権分立からの逸脱



 正しい情報を与えられない国民は、正しい判断ができないことをよく示している。この状態は日露戦争にとどまらず、太平洋戦争に至るまで引きずる。
 国民主権原理とは、国家の在り方を最終的に決定する力のことだ。民主主義の土台で、憲法を貫いている根本の精神である。
 個人個人が政治や社会を動かしていくために、「表現の自由」が定められている。国民が正しい判断をするには、正しい情報を得る「知る権利」が欠かせない。報道もその一翼を担う。
 「報道は民主主義社会において、国民が国政に関与するにつき、重要な判断の資料を提供し、いわゆる知る権利に奉仕するものである」と、最高裁判例にある。
 特定秘密保護法は、この原理の基本である「知る権利」に絶対的にマイナスに作用する。いわゆる「沖縄密約」など、政府の違法秘密も隠蔽(いんぺい)できる。秘密にしておきたい「核密約」などの情報も意図して「特定秘密」に指定し、秘匿化できる。
 公正なチェックは受けない。「保全監視委員会」などが置かれても、政府の一機関にすぎないから、客観性が担保されないのは当然である。秘密の指定、保管、解除の重要なプロセスにいまだ欠陥を抱えたままだ。
 「安全保障上の支障」というだけで、国会への情報提供もブロックされる。司法権の監視も受けない。判断権はすべて行政府が握る仕組みは、三権分立からの逸脱に等しい。まさに行政権に白紙委任する“装置”である。重要情報を独占する官僚制はやがて独善に陥り、暴走する。
 中国や北朝鮮などを眺めても、正しい情報が伝えられない国民が悲劇的であるのは明らかだ。言論統制が敷かれた戦前の日本も同じ状態だった。治安維持法で検挙された事件のうち、裁判に至ったのは一割程度という。
 罰せずとも検挙するだけで効力は抜群だった。今回の法律も特定秘密に接近しようとしただけで処罰の規定がある。「話し合い」が共謀に当たるのだ。容疑がかかるだけで、家宅捜索を受け、パソコンなどが広く押収されうる。
 しかも、「主義主張を国家や他人に強要する」活動が、テロリズムと解せられる条文だ。どのように法律が運用されていくのか、暗然とするばかりだ。
 国連の人権高等弁務官が「表現の自由への適切な保護規定を設けずに法整備を急ぐべきでない」と懸念を表明したのに、政府は無視した。国内の研究者や文化人らの反対にも聞く耳を持たない。

◆空洞化する国民主権



 安倍首相は「民衆の強硬な意見を背景にして有利に交渉をすすめようとするのは、外交ではよくつかわれる手法だ」とも書いた。
 国家は民衆の声すら自在に操る力を持つわけだ。国民主権が空洞化する懸念を持つ。

特定秘密保護法案で墓穴を掘った安倍首相

2013-12-06 18:24:13 | 言いたいことは何だ
特定秘密保護法案で墓穴を掘った安倍首相 
 
天木直人のブログより転載20131205
 
 まさかこのような展開になるとは安倍首相は夢にも思わなかっただろう。 特定秘密保護法案に対する反対の激しさのことである。私自身もここまで特定秘密保護法案の反対が燎原の火のごとく国民の間に広がるとは思わなかった。
 
これまで賛成に回ろうとしていたみんなの党や維新の会なども、その世論の広がりの大きさに圧倒されて反対の声を強めている。 私は今の安倍首相の置かれている状況はかなり深刻だと思っている。 何があっても一両日中に強行採決するしかないだろう。
 
少しでも譲歩の姿勢を見せたとたんこの法案は成立が困難になる。すなわち国会会期の延長をして丁寧な審議をしようとすればその審議の中でどんどんと反対の声が強まる。審議をすればするほどこの法案の矛盾がさらに明らかになる。修正をし始めたらきりが無い。ドンドン修正を重ねれば何も残らなくなる。結局は、法案は廃案にせざるをえなくなるのだ。
 
何よりも、少しでも譲歩の姿勢を示せば、そのとたん安倍首相は指導力のない「弱い首相」の烙印を押される。戦争宣言をしながらそれができなかったオバマ大統領の二の舞だ。それは安倍首相がもっとも嫌うことだ。だからここまで来たら安倍首相は一日も早く強行採決をするしかない。そして国会で絶対多数を握る今の安倍首相はその気になればそれができる。
 
しかし、もしこのまま強行採決に踏み切れば、安倍首相に対する世論の怨嗟は最高点に達するだろう。あたかも安保条約を強行成立させた祖父岸信介元総理への反発のごとくだ。しかし、岸首相はその政治生命と同時に安保改定を行なってその後の日本の命運を決めた。よくも悪くも、それは歴史的偉業だ。
 
ところが特定秘密保護法案にはそこまでして成立させる価値など一片もない。米国からの機密情報をよりよく共有できるというのが安倍首相が繰り返して主張する特定秘密保護法案のメリットであるが、安倍首相が本気でそう思っているとしたらおめでたい。米国が日本にどのような情報を共有するかは、特定秘密保護法案があってもなくても米国が独自に決める。
 
日本には渡さないと思った情報は決して渡さないし、渡していいと思う情報は、それが漏れることを織り込み済みで渡すからだ。強行採決に踏み切れば安倍首相に対する世論の反発はその後の安倍首相の政策に対する反発に倍返しになって襲い掛かってくるだろう。おまけに天下の悪法、欠陥法に政治生命をかけた愚かな首相という烙印が末永く語り継がれることになる。
 
安倍首相は着任早々、自らの政治アジェンダを後回しにしてアベノミックスの成功に全力を傾けると宣言した。そしてそれは賢明な選択だった。国民の望むところであった。しかしいまやその当初の思いとは逆にどんどんと政治的なアジェンダに向かって突っ走っている。アベノミックスが軌道に乗っているのならまだ分かる。しかしアベノミックスはこれからが正念場だ。そんな時に国民が望みもしない政治アジェンダにのめりこむことはあまりにも愚かである。
 
安倍首相は特定秘密保護法案の強行採決で墓穴を掘る事になる。しかしそれは自業自得だ。同情の余地はまったくない。小泉元首相じゃないけれど、かつて無いほどの強大な権力を与えてもらっているのに、なぜ国民の為になる政策を出来ないのか。 一旦は政権を投げ出して終った政治家を誰が復権させのだ。 


腹立たしさが募るばかりである(了)