アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

着メロ

2005年10月15日 | 音楽
携帯の着メロ・・
私はいくつか設定しています。

通常着信音(電話の着信音)、今は
チャイコフスキー「四季」より「10月(秋の歌)」

Eメール着信は、
ブラームス「ラプソディ 1番」

Cメール着信は、
バッハ「平均律第Ⅰ巻第1番プレリュード」


数日前の夜、Cメール着信が鳴り響きました。
それを耳にした息子は「えっ!?」でした。

実は、このバッハのプレリュード、私がよく弾いています。
携帯を手に取ろうとしたところ、息子が
「何分に設定してあるの?」と聞いてきたので、
「1コーラス流れるようになっているのよ」と私。
息子の様子を見て「全部聞きたい?」と尋ねたところ、
首を縦に振った息子。Cメールなので、
主人からの帰るコールに違いないと思った私は、
そのまま流しておきました。

最後まで聞き終えて、息子は、
「最後がお母さんとは違うね」と言いました。
思いがけない発言だったため、私は「へっ!?」
そこで息子が続けて
「だって、お母さんがいつも弾いているのは
 チャーンと弱く長いでしょ。
 でもこれはジャ~ン!という感じで終わったよ」
 と言いました。

おぉ、確かにそうです。
着メロの方は歯切れ良く終わっています。
それに比べると、私はピアノの鍵盤を静かに押さえています。
最後の部分、ピアノの先生には
特に細かい注意を受けた記憶もなく、
今までギモンに思ったこともありませんでした。

わが家にある平均律のCDの演奏者はグールド。
グールドのピアノ演奏はユニークです。
ピアノを弾きながら鼻歌も歌っていることもあり、
それが全部収録されているんですよね。
初めてグールドのCDを聞いたとき、
外で誰かが歌っているのかと思ったくらいでした。

参考までに・・・ということで、
改めてグールドの演奏も聴いてみました。
結果、私の演奏はグールドに近いです。
・・最後の部分はね。

バッハの平均律は、着メロにも向いているのかも…!?