アンダンテ ~私の歩幅で~

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学校教育

2005年10月20日 | 音楽
都立高校の全般的な改革の一環として、
現在の都立芸術高校は発展的統合が決定され、
2010年(平成22年)に都立総合芸術高校が
新たに設立されることとなったそうです。

前身の都立駒場高校音楽科時代を経て、
1972年(昭和47年)に開校された都立芸術高校音楽科において
長年にわたって築き上げられてきた音楽教育システム。
この独自な価値を持つ優れたシステムを、
新設の総合芸術高校の音楽科にも是非取り入れてもらえるよう、
都立芸術高校の卒業生や、音楽教育に携わる人達を中心に、
現在署名活動が行われているそうです。

新カリキュラムでは、
1対1の個人レッスンもなくなるかもしれないとのこと。

少子化に伴い入学者数が減ってきているとはいえ、
音楽教育そのものの内容削減に繋がるような方向には
持って行って欲しくないと思います。



小学校の英語教育がスタートすることが決まりました。
早ければ2年後の2007年から実施されるとか。

当面の対象は小学校3年生以上で、また、内容としては、
中学校での英語教育の前倒しではないらしい。

本来の趣旨としては、国際感覚を育成することが目的なので、
必ずしも英語とは限らず、授業内容は
それぞれの学校に委ねられる可能性もありそうです。

今の時代、多くのところでボーダレスになりつつあるので、
国際的な感覚を身につけることは大切だと思います。
しかし、一番基本となる国語、つまり日本語の扱いは、
どうなっているのでしょうか?

母国語は、単に母国語というだけではなく、
思考の源でもあるのです。
人間は、たいてい母国語で考えます。
言葉がよくわからなければ、
思考も中途半端になってしまうでしょう。
きちんと考えるために、言語知識は必要です。

日本人であれば日本語を使うのが当たり前のようですが、
インプットが乏しければ、
アウトプットも不十分になってしまうと思います。

国語力は、
家庭環境や本人の興味によるところも大きいのですが…。