昨年末に記したボルトの破断ですが、ボルトの破断面を観察すると、ざらついた脆性破壊の一部にわずかに起点となったと思わる疲労破壊様の部分があることに気づきます。疲労破壊とは材料の許容応力以下でも、繰り返しの応力により破壊が進行し破断に至るというものす。マクロ的には波打ち際様のビーチマークが観察されることが多いと云われていますが、必ずしも絶対生じる訳ではないようです。電子顕微鏡などのミクロ観察によれば . . . 本文を読む
ネットの事故車や部品の販売を見ていると、買う気持ちはまったくなくても、その損傷傾向などに注目させられる場合があり、ある意味で勉強になるものです。
ここで紹介するのはロータス・エヴォーラの典型的な前部首振り損傷です。このエヴォーラですが、エリーゼ、エクジージ、ヨーロッパとモノコックタブはおそらく共通、前部骨格も共通と想像されます。
しかし、過去に首振り損傷は数多く見て来ましたが、サイドフレ . . . 本文を読む
つい先日、久しぶりに旧天城トンネルを見学したので、若干講釈を記してみます。
三島から下田へ至る脇街道を下田街道と呼びます。今でいう、国道136号と国道414号がこれに相当します。江戸時代までは全て徒歩で、トンネルもなく、天城の山並みを越えていく厳しい道程であった訳です。明治になり最難関の天城越えを容易にするため隧道が作られたのですが、これが旧天城トンネルで全長440m余り幅員4m程(側溝含め . . . 本文を読む
最近のクルマにおいて、急傾斜フロントガラスが流行であるが、それと共にガラス自体が幾らかの曲面を持つとはいうものの平板化していることに気づかされます。これが、幾ら外板やランプ類をリ・デザインしても、何か物足りなく思わせている理由の一つにも感じられるのです。
旧車となりますが、トヨタ2000GTとか、ランチア・ストラトスなど、大きくラウンドしたフロントウインドウが、やはり目立つものでした。
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Myブログを振り返ってみると、2年前はBMW・Z4(E85)に乗っていたことが思い出されます。1年前はE46ツーリングに、現在は同じくE46ツーリング・Mスポ(共に325i)ですが、それぞれ違いがあり面白いとことでもあります。
まず、Z4とE46系ですが、同一プラットフォームで、エンジンやサスアームも共通ですが、その乗り味はまるで異なります。同じくAT(ZF5速)ですが、空吹からして吹き上が . . . 本文を読む
あけましておめでとうございます。
今年も世情としては、ますます庶民に厳しさが増すのではないかと予想しておりますが、強かかつ、決して周辺への愛情を忘れず活動して行きたいと思います。
年初早々、坊ちゃん首相が所感を発表している様です。数ヶ月前から突然の如く呼称されだした「一億総括役」ですが、単なる個人の思いつきと思われてなりません。他の大臣や高級官僚共が、そんな意識はまるでないと感じるからであります . . . 本文を読む