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SMの終焉?

2019-03-10 18:56:47 | 日記
物事にはすべて始まりがあり、そして終焉があります。
業種業態についても、同じことが言えるのではないでしょうか。
SM(食品スーパー)業態は、最近DgSの攻勢を受け苦戦のようですが、さてどんな状況なのでしょうか。

◆SM業態は終焉を迎えるのか?
 以前にも書きましたが、小売り業態の中で、百貨店~GMS(総合スーパー)~SM・HC・専門店~DgS・コンビニ~等の流れがあります。
 ビジネスボリュームはSMとコンビニが大きいと思われます。
 ここ最近のSMは、どんな状況なのでしょうか。
 全国レベルは不詳ですが、東海圏の主力スーパーのひとつは商社の軍門に下りました。
 もう1社は、いまだ他社を買収するなど成長していますが、その実態に迫ってみました。

 東海圏独立系SMの月次営業実績を確認してみました。
 このSMはSMが主力ではありますが、HCやDgSやその他を併営しています。
 かっては、毎期二桁増収増益を続け、東京でのIRもアナリストで大盛況だったそうです。
 地域経済でも、イビデン・西濃運輸・大垣共立銀行・十六銀行などと並び、常にトップレベルの扱いです。
 しかしして、現在のその状況は・・・

 えっ・・・ 月次の売上高が昨対でマイナス?
 そうなんです。小売業は、新規出店がありますので、売上高は昨対で伸びるのがあたりまえです。
 むしろ重要なのは、既存店昨対で、新規出店の売上を除いた実質の伸びが問われます。
 月次で見ると、既存店昨対は月により増減を繰り返しています。苦戦しているということです。
 さらに・・・ 驚くべきことに、月により全店売上が昨対を割っているのです!!
 つまり、成長ではなく衰退の兆候が出ているということです。
 新規出店をしても売り上げが減るようでは、業態の将来は明るくはありませんよね。
 地元の雄として、おいららの応援してる企業なんですが、頑張りが足りないぞ。
 ここの社長さん、かって40歳代で若手経営者と呼ばれましたが、まさか成長よりも企業継続性に舵をきったんじゃないですよね。
 これからも、SM業態を守り通していただきたいものです。