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テナント、クリーニング

2019-03-30 11:02:58 | 日記
出勤が遅い日はのんびりです。
さて今日は、GMSやSMに入居しているテナントのうち、クリーニング取次ぎについて聞いてきました。
大家さんとテナント側の互いの得失ははてどうなのでしょう。

◆テナントその1 クリーニング
 東海圏でのクリーニング業者はずいぶんあるみたいです。
 小売チェーン側の選別で、同じクリーニングチェーンが出店しているケースもあり、また地域ごとに変えているケースも。
 まあ、総体的に言って、中小規模のクリーニングチェーンが乱立していますので、地域によりチェーンが決まるのかな。
 これは、さほど単価が高くない商品(クリーニング代金)の割には、多頻度物流が必要のためらしいです。
 回収・配達の物流距離が短い方が有利なのでしょうね。

 小売側のメリットですが、クリーニング利用者はコアな常連客となるらしいです。
 そりゃそうですね。預けたら必ず取りに行きますから。 
 また、お客さんがどの店のクリーニングに預けたか忘れないようにするためには、預ける店を固定する必要があります。
 もうひとつ、クリーニングを依頼するために店舗へ行くという、客数増加効果もあるんだとか。

 対して、出店側は低投資なんだとか、出店敷金+設備投資ですが、投資は極めて小さく承りカウンターとレジくらい。
 またランニングコストも、賃料(月10~15万円程度)+人件費(パート10万円程度)くらいと安い様子。
 損益分岐点は、月商70万円くらいで、こりゃあ寝てても超えるでしょう(別途自社工場がある場合)。
 売り上げが上がって忙しければパートさんを増員しても大儲けです。

 モデルとして取材したのは、中堅どころのY社ですが、もともとは北陸出身です。
 東海圏のスーパーの北陸進出に合わせて出店したのが縁で、東海圏に逆進出したのだとか。
 今では、東海圏にいくつも分散型工場(洗濯工場)を設け、出店を加速しています。
 社長さんは、北陸の片田舎の町のクリーニング店の時代から、小売り側の情報収集のために、チェーンストア理論を学ぶため
 ペガサスクラブに通ったんだそうです。
 商売には、やはりそういった志が必要なんでしょうね。

 しかし、いいことばかりではなく、最近はコインランドリーが台頭し、大きなライバルとなりつつあります。
 そのライバルと徹底抗戦するか、あるいは自社もコインランドリーを併設していくかの岐路のようです。
 今まで力を発揮した分散型工場が逆に重荷になる場面もありえます。
 いやはや、商売はどこも大変なものです。