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ポンカス

2019-03-20 19:22:18 | 日記
麻雀をしていると、ご年配の方は「ポンカス」という言葉をよく使います。
その意は、麻雀は同一種類が4枚単位です。そして、3枚単位で面子を作ります。
数牌は前後の牌との順子組み合わせができるのですが、字牌はそれができません。
したがって、字牌の3枚単位の面子作成のために、ポンをするわけです。
4枚の内、3枚を使用しますので、残りの1枚はもう利用価値はありませんし、他人が使用(ほうじゅう)する危険もありません。
この残った1枚のことを、「ポンカス」と言うようです。
今日は、その「ポンカス」となった企業について。

◆ユニーはポンカスか?
 ユニーがサークルKサンクスの親会社でした。でも、その優良子会社には、辣腕を振るう社長がいて手を出せませんでした。
 そして、その社長さんが一線を退き会長となり、新社長にはやや小粒の人材が付きました。
 辣腕会長が院政を敷くため、あえて小粒をと言われました。まあそんなところではないでしょうか。
 ところが、この小粒社長さんがおいしい話に乗ってしまいます。
 「ユニーとサークルKサンクスを一体にした方が効率が上がりますよ。」
 「いや、うち(サークルKサンクス)は、いまのままで十分です。」
 「統合した新会社の社長さんはあなたです。ユニーG全体に号令するのはあなたです、男冥利につきるんじゃないですか。」
 ユニーは、もう経営的に苦しい状態で、なんとかコンビニの利益を取り込みたかったようです。
 「本当に社長にしてくれるならいいよ。」
 かくして、親子統合となりました。
 そして、統合会社の2年連続減益決算を理由にこの社長さんは、放逐されました。
 まあ、ここまでは計画どうりといっていいいのでしょう。

 そして、伊藤忠の登場です。伊藤忠はコンビニ会社のみが欲しいのですが、会社は統合しています。
 というか、コンビニに言うことを聞かせるために一旦統合したんですがね。
 続いて、伊藤忠傘下のファミマと統合会社の合併です。
 ちなみに、このファミマもかって西友の子会社だったものを、借金のカタに取り上げたものです(形は売買契約)。
 今回の統合は、社会一般で広く危惧され、伊藤忠はコンビニがほしいだけで、ユニーはあとで捨てられるのでは?
 つまり「ポンカス」扱いされるのでは?と見られていました。
 そして、今回旧聞になるのですが、ユニーはドンキに売却されることになりました。
 ドンキ自身も伊藤忠Gになる予定だったのですが、そこは資本主義の論理で停滞中です。
 そこで結果なんですが、当初世間一般が危惧した通りユニーは「ポンカス」として捨てられたように見受けられます。
 まあ、市井の平民は愚鈍かもしれませんが、合わせて慧眼を持っているということなんでしょうね。
 大企業と言えども、平民を欺くのは難しい世の中なんでしょうね。
 健全な国家とも言えます。でも、合わせて無力感も感じます。