桜前線はいったいどこまで北上しているんでしょうか。東京ではすでに満開の時期を過ぎているのに南相馬はまだまだですかね。昨年は15日頃には咲いていたような気がします。ということは今度の日曜日あたりですよね。でも今年は一週間くらい遅れるんでしょうかね。
昨年の南相馬市夜ノ森公園の桜です。震災前は花見客でいっぱいになっているんですが、昨年は花見をしている人は見ませんでした。今年は普通に花見ができるんでしょうかね。
神社暦によると、古来桜は、穀物の神様の宿る木とされ、サクラの「サ」は稲の霊を意味し、「クラ」は神様の座を意味しているそうです。春になると山の神が里に下りてきて、田の神となるという信仰から、稲作の始まりにあたり、田の神を山に迎えに行ったのが、後にお花見に変化したそうです。お花見はもともと神事だったんですね。
春になると各地で春祭りが開催されていますが、日本の祭りは、稲作と深いかかわりを持っているそうで、春になると山の神が里に下りてきて、田の神となり秋の稔をもたらし、再び山に帰っていくという古くからの信仰があるそうです。そのため春の祭りは神を迎える行事や稲の生育と豊穣を願うお祭りが開催されるんですね。つまり、春祭りは五穀豊穣を願う祭りで秋祭りは収穫に感謝する祭りになりますね。
今年は残念ながら南相馬では稲の作付は見送られましたが、各地区で稲の試験栽培がおこなわれるようです。その結果をもとに来年以降の稲の作付や除染の方法を決定するのだそうです。
きれいに咲いた桜の下で盛大に春祭りや花見をして来年の五穀豊穣を祈念したいものですね。
今週は馬事公苑に行って桜の状況と放射線量を測ってきたいと思います。またこのブログで馬事公苑の状況をお知らせしますのでご期待ください。