今日は二十四節気の一つ「穀雨」です。
「穀雨」は百穀を育てる慈雨のことで、日本では菜種梅雨とも呼ばれています。しとしとと降る雨で大地が潤い、種まきにはもってこいの時節となり、苗を育てるのにはもっとも重要な時ですね。
暖かくなるにつれ雨も多くなってきますね。ここ一週間の天候もくもりや雨が多くなりそうです。
「穀雨」とは、あらゆる穀物を潤して、新芽を出させる春の雨といった意味合いを持っているそうです。今頃の雨はカラカラに乾いた大地に種まきを終えた農作物や、新芽や若葉の成長にとっては欠かすことのできない恵みの雨となりますね。太平洋側の地域は冬の間はカラカラ天気で雨が降っても量はわずかで異常乾燥が続きますが、春が進んでも1回の雨の量は冬と大きな差はないそうです。しかし、西高東低の冬型の気圧配置が崩れるにつれて、低気圧や前線が日本列島を通る回数が徐々に増えてくるので、その分一日平均の雨の量が増えてくるというわけですね。今の時期は農業をやる方にとっては水やりが本当に大変ですが、そんな時に雨が降ってくれるとホッとしますよね。野菜の種まきをしたり、苗を植え付けた後の雨は成長を助けてくれるボランティアの応援団ですね。
例年だと稲の種まきを終えてみどりの苗が出そろっている時期ですよね。
毎日毎日苗の水やりに苦労していたのを懐かしく思います。この時期の休日は、苗の手入れをしながら、田んぼに肥やしをまき、田んぼを耕していた時期でディスクゴルフどころではなかったような気がします。いつもの年だと来週あたりから田んぼに水を張り代掻きを始める方もいて、水の奪い合いが繰り広げられていましたが、今年も雑草が青々と芽を出した田んぼが広がるだけです。今年は各地域で10aだけ試験栽培をして調査し来年以降の除染や栽培の可否を決定するようです。試験栽培した稲はすべて廃棄処分されるということですので悲しい限りですよね。
例年だと畑も色々な野菜の種まきをしたり、苗の植え付けを始めるころです。カラカラに乾いたこの時期の雨は本当に恵みの雨でしたが、畑に野菜が作付されない今となっては迷惑な雨になってしまいます。農業をやらない人の気持ちってそうなんでしょうね。俺もそうなりました。