4月1日より販売される野菜・果樹などに含まれる放射性セシウムの新基準値が100Bq/kg以下となった。
南相馬市では新基準に対応するために、「特定避難勧奨地点」の特定区域や平成23年度に100Bq/kgを超過した品目について事前確認を出荷の10日~2週間前に検査を行い収穫の可否を判断することとなりました。
南相馬市で平成23年度の放射線モニタリング検査で100Bq/kgを超過した野菜や果樹は、エゴマ・シソ(実)・チンゲン菜・ミョウガ・フキノトウ・イチジク・カボス・ギンナン・ブルーベリー・ポポー・ミカン・ビワ・ユズ・ウメ・カキ・クリ・キウイフルーツである。この品目については収穫前に事前確認をしなければなりませんね。
また、南相馬市で現在摂取および出荷制限や県からの出荷自粛要請のある品目があります。
摂取及び出荷制限は、野生のキノコ類
出荷制限は、ウメ・ビワ・ユズ・カキ・キウイフルーツ・クリ・たけのこ・原木しいたけ(露地)
南相馬市産の野菜や果樹で販売されているものはすべて検査を受けたものですので安心して食することができると思います。出荷制限を受けているもので南相馬産として販売されいてるものはないと思いますが購入は控えた方が良いでしょうね。
我が家でも昨年は、ウメ・ユズ・キウイフルーツ・クリ・しいたけ・かき・ふきのとう・タケノコ・タラの芽を大量に収穫放棄または廃棄しました。その他にも主力生産品目の米と春菊は作付自粛、野菜類もほとんど栽培を見合わせてしまいました。それらを東電に賠償請求しても出し渋っていますね。米以外の賠償金は支払われていません。規模を小さくして春菊の作付をしましたが、それ以外の品目は今年も収穫は無理みたいですね。
南相馬市では生涯学習センターに食品放射能測定器が設置され、希望者は手軽に持ち込んで測定できるようになりました。検査する食品を1kgできるだけ細かくみじん切りにして持ってきてくださいとのことです。ぶつ切り状態では検出できる下限値が下がり検出できない範囲が広がるということです。フードプロセッサーなど細かくできる機械を使うと良いですね。不安な食材があったら、体内被曝から身を守るために活用した方がいいでしょうね。50歳以上はどうでもいいべなんて言ってないで確認してみよう!!
ちなみにこれまで測定したデータが載っていたので紹介します。(測定値はセシウム134・137合算値・Bq/kg)
凍大根(上太田産) 83Bq/kg 摂取できますが?
ふきのとう(高産) 212Bq/kg 摂取できません。
しいたけ(矢川原産) 4840Bq/kg 当然摂取できない高濃度の数値。
小豆(上太田産) 152Bq/kg 摂取できません。
からし菜(上太田産) 53Bq/kg 摂取できますが? 俺は食べてしまった。
春菊(益田産) 不検出
葉にんにく(益田産) 不検出
以上ですが、これまで測定したデータはファイルを見ればわかりますので、自宅に近いところで栽培された野菜のデータを見れば安全か判断できますね。
これから旬を迎える野菜が自宅で栽培可能な野菜か昨年の実績で判断し、収穫したものは食べる前に検査してから食べなくてはなりませんね。また今年も長い放射能との戦いが始まります。