今年も自分の家で採れた露地の野菜や山菜、キノコ類はやはり食べられないのだろうか?
9日のニュースでは、いわき市産のタケノコ、野生のふきのとうが出荷停止となった記事が出ていたし、今朝の新聞でも福島市の露地栽培ホウレンソウが出荷自粛要請された記事が載っていた。
これからシーズンを迎える旬の野菜や山菜、くだもの等また昨年のように食べることができないくやしい思いをすることになるんでしょうかね。
毎年家の裏には大きなふきのとうが出て天ぷらでおいしく食べていました。今年もたくさんおいしそうに出ていたのに残念ながらあきらめました。
裏山のタラの芽の芽も徐々にふくらんで来ています。昨年はやはり自宅のタラの芽はあきらめましたが、相馬から頂いたというタラの芽とこしあぶらの天ぷらを食べた。あれは本当に大丈夫だったのかな?
タケノコもシーズンになりますよね。昨年は相馬の方から頂いたタケノコを食べてからニュースで摂取制限を知った。タケノコの放射線量は高いですよね。俺の親も昨年は洗えば大丈夫だとか煮詰めれば放射線が下がるとか言って食べてたけど、「そんなんで下がるわけねーべ」というと次の日には裏山に捨てられていた。
俺の裏山ではシイタケも春と秋にたくさん採れるんですよね。昨年は「家のシイタケは放射能高いから駄目だど」といったのに、台所にシイタケが置いてあったので買ってきたシイタケだと思い食べてしまったが、後から家のシイタケと聞いてがっかり。ダメだと言ったべよ!!全部捨ててやった。でも本当に肉厚でおいしいんですよね。
わらびも近くでいっぱい取れて食べてましたよね。昨年は山形産を食べましたが、近くで採れるのに残念です。
俺の親も山菜取りが大好きで、春と秋のシーズンには毎日山に行ってたくさんの山菜を採ってきて市場に出荷していましたが、失業してしまいました。農業も失業状態です。毎日テレビを見て運動に散歩をするくらいになってしまいました。急に老け込んだような気がします。魚取りも先生と呼ばれるように得意で漁業組合の役員にもなっているくらいでしたが、川はすべて放射能が高く魚を取ることができません。こちらも失業です。これって東電で賠償してくれるんでしょうかね。
震災と原発事故の前は、季節ごとにおいしいものが身近で採れて手軽に食べることができていたのに、今はすべて朽ち果てるのをただ見ているだけです。あの競い合って採っていたのが懐かしく思います。いつまで我慢すれば元のような生活ができるんでしょうかね。