村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

震災から1年半後の南相馬

2012年09月18日 18時36分25秒 | 震災・放射能

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から1年半が過ぎてしまいました。

旧警戒区域を除く津波被災地はがれきが撤去されきれいに整備されている。現在は復興整備計画に基づき海岸線の整備や復興住宅、集団移転計画が実施に向けて進められていくでしょう。しかし、小高区の旧警戒区域はいまだに震災後の姿を残しています。がれきの撤去やインフラの整備に多くの人が作業に入っていますが、住民が生活できるまでには何年後になるのかわからない状況です。

南相馬市原町区の市内を歩くと人が多くなったように思われますが、南相馬市の人口は増加していません。

南相馬市の震災前の人口は、71,561人。

現在の人口は、45,245人。震災前の約63%の人口である。そのうちで市内の仮設住宅や借り上げ住宅に避難している方は、10,463人。約23%の方が自宅外の生活を強いられている。

市外に避難している方は、18,934人。約27%の方が避難を続けている。そのうち11,621人の方が福島県外に避難している。

震災以降に亡くなられた方は、1,828人。その中の多くは震災と原発事故による強制避難により亡くなられた方が多い。

震災以降に南相馬市から転出された方は、5,368人。原発事故の影響により転出を余儀なくされた方が多いでしょう。

人口の割合でも60歳以上の方が約40%だそうです。子供たちは小さくなるほど少なくなります。平均年齢はかなり高いでしょうね。

南相馬市には住民以外にも多くの方が生活しています。双葉地方の避難者の皆さんや火力発電所の復旧作業の皆さんそして、除染や震災復旧工事関係の皆さんで10,000人を超えるかもしれません。仮設住宅も使用されていないものを南相馬市に移築するそうです。南相馬市に避難を希望されている方が多いと聞きます。

市内の宿泊施設は満室状態が続いています。それを解消しようと仮設の宿泊施設が市内のあちこちに作られています。仮設の宿泊施設が整備されればホテルや旅館等の宿泊施設にも落ち着きが戻るかもしれません。

市内の飲食店も夜になると多くの人でにぎわっています。作業員の方が宿泊所の食事に不満で市内の飲食店で食事をする人が多いそうです。地元の方よりも工事関係の方や避難してきている方が多いと聞きました。トラブルも多くなっているようです。市内の飲食店はバブル状態ですね。

農林漁業はいまだに回復の傾向も見えず、先行き不透明な状況が続いています。原発の賠償がなければ壊滅していたことでしょう。南相馬市の南に行くにしたがって荒廃がひどくなっていきます。今年は稲の試験栽培がおこなわれましたが、来年作付したとしても震災前のようにはいかないでしょう。元の状態に戻るには何年かかるかわかりません。若い力が少なくなった状況では廃業する人も多くなるでしょうね。

震災から1年半。復興は進んでいるように感じられますが、住民が平和な生活を送れるようになるときは来るんでしょうかね。

これからますます福島県の端っこの町として僻地化が進んでいくような気がする。