南相馬市鹿島区の鹿島小学校の6年生が作詞し、相馬市出身のシンガーソングライター掘下さゆりさんが作曲したオリジナル曲「未来への一歩」の収録が鹿島小学校で行われたようです。
東日本大震災が発生し、津波は鹿島小学校の目前まで迫りました。
今では遠い海まで何もない荒野が続いています。
震災後全国から多くの支援が寄せられました。その感謝を歌に込めて発信しようと、この春卒業する鹿島小学校の6年生46人が、震災から2年を前にその思いを歌詞にしたそうです。
全国の民放ラジオが学校に訪問してラジオの魅力を届けるキャンペーン「ラジオがやってくる!」に協力を依頼し、ラジオ福島を通して掘下さんが曲作りを手伝ったようです。
未来への一歩
作詞 鹿島小学校6年生 作曲 掘下さゆり
あきらめないで 進んでいこう ほら 一筋の 日差し
悲しいときや 苦しいときは となりにいた仲間が 手をつないでくれた
忘れない あの日のこと
でも一人じゃなかった 今ここに この瞬間(とき)に 笑顔の花が咲く
つながっている いつも君と はげまし合って 支えあって 頑張れたよね
つながっている きっと また会える 未来へ あしたへ 歩いていこう
忘れない あの日のこと
家族がいてくれた 今ここに「ありがとう」 笑顔の花が咲く
つながっている いつでも君と はなれていても おなじ空を 見上げてるから
つながっている ずっと 信じてる 未来へ あしたへ 歩いていこう
少しずつ 少しずつ 進んでいこう
6年生の子供たちが中学校へ進学し、3年後に高校へ進学しても南相馬市は厳しい状況かもしれない。でも、これまでの2年間この地で支えあって勉強してきた仲間たちと一緒にいろいろな困難に立ち向かっていってほしい。
そしてきっとこの子供たちが以前の南相馬市の賑わいを取り戻してくれることでしょう。