村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

駕篭山稲荷神社参拝

2013年07月02日 19時24分31秒 | 登山・滝めぐり

チングルマ花園の姥ヶ原からいよいよ20数年来考えていた「駕篭山稲荷神社」参拝へ踏み込みます。

姥神様にもきちんとお祈りしたので大丈夫でしょう!!

笹の生い茂った山道を進むと大岩のごろごろした斜面に出ます。

そこからは目指す駕篭山のピークが前方に望めます。

この場所は日当たりがよくチングルマの咲くころに来るとアズマシャクナゲが咲いていたんですよね。

眺めがよいここで昼食を食べたものですが、今ではハイマツが伸びて岩場が少なくなってました。

岩場の斜面を下りきった森林帯に入るところでアヅマシャクナゲが咲いてました。

ここからいよいよ荒れた登山道を延々と歩きます。

予定は50分程度とみているがどうだろうか?

とっかかりからかなりの荒れ道です。

水たまりが多くありぬかるんでいるところも多くあります。スパッツをつけないとドロドロになってしまいますね。

一人で歩いていると少々不安になってしまうくらいの心細い登山道?です。

熊よけの鈴の音がもう少し大きく鳴ってくれないかなと思うくらいです。

そういえば20年位前に一切経山を越えて山形県の姥湯温泉を目指した時のことを歩きながら思い出しました。

五色沼から家形山に登り、兵子(ひょっこ)から姥湯温泉に下りるはずが、「温泉」の標識を姥湯と思い一つ手前で降りてしまった。

延々と下っても姥湯につかない。

変だな?と思い地図を確認するとどうやら「滑川温泉」を目指していることに気が付いた。

そこからどうにか姥湯へ向かう道路に出ることができたが、2時間以上の予定オーバーだった。

姥湯からも到着が遅いので自宅へ連絡を入れるところだった。

迷った登山道ではその年の冬に多くの人が迷い遭難死している。

その時も兵子へ向かう登山道はこんな感じに荒れたところだった。

登山道の所々に標識や目印があるのを見るとホットしますね。

6月上旬頃の残雪期だったら踏み跡が見当たらなくて迷うかもしれませんね。

俺の実力では無雪期しかチャレンジできないです。

いくつか超えた小さな沢にショウジョウバカマ?が咲いてました。

唯一見晴らしの良いところから姥ヶ原方面を望むと前大巓と一切経方面が見えます。

この辺りは暖かいのかコバイケイソウが咲いてました。

オオカメノキの花

ベニサラサドウダン

比較的大きな沢を渡ると「駕篭山稲荷」の表示が!!

無事に向かってたようです。

沢から歩くこと約15分でやっと鳥居にたどり着きました。

ここまで約1時間。

初めての荒れた登山道を歩くと体力的にも精神的にも疲れますね。

鳥居は塩ビ製でしたが山の中にある鳥居としては立派なものです。

駕篭山稲荷神社を信仰としている人の熱心さが伝わってきますね。

鳥居をくぐり急登すること5分で「駕篭山稲荷神社」到着です。

ここにたどり着くまで20数年かかってしまいました。

これまで無事に登山を続けてこれたお礼と下山の安全を祈願しました。

神社の裏側に回るとこれから行こうと思っていた谷地平から東大巓が望めました。

一切経山から東大巓まで吾妻の悪路の縦走路を歩き、東大巓の北側にある弥兵衛平の避難小屋明月荘に泊まり、

谷地平を経て浄土平までを歩いたことがあります。

谷地平小屋の前の川原でそうめんを食べていた時に突然近くに雷が落ちて、急いで小屋に逃げ込もうとして、

浮石に足を取られ転んだ際に両手が塞がっていたせいでしたたかに顎をぶつけてけがをしたことがあったっけ!!

下山後に病院に行ったら大きく裂けた傷がくっついて治っていると言われたのにはびっくりしましたね。

懐かしいことをいろいろと思い出すもんですね。

近くには中吾妻山が見えます。近くで行けそうな気がしますがあまり人が踏み込まないところなので俺には無理です。

しばらく展望を楽しんでから降りました。

やっぱり来てよかった!!

ここから谷地平へと思いましたが、すでに時間は11:50。

谷地平へ向かうと次の目的「今年初魔女の瞳」は無理になってしまうので、引き返す事を決意しました。

すでに日頃あまり運動しない足に疲労があるのでやっぱり谷地平は無理なのかもしれない。

不安な中登ってきたのとは違い帰りは意外と楽に感じますね。

ここには所々にヒバやダケカンバの巨木があります。

吾妻の厳しい風は中吾妻山の影になりここにはあまり吹き込まないのかもしれませんね。

沢から足掛かりの無いところにはトラロープが設置されています。

体力のない俺にとっては助かりましたよ!!

姥ヶ原からのとっつきにある岩場を登ると無事に戻ってきたと言う気持ちになります。

姥神様、風雪地蔵様、熊にも遭わずに無事に戻ってきました。ありがとうございます。

姥ヶ原の木道をいつもの昼食予定場所へ向かいます。

12:50 やっと昼食です。

戻りは早いと思いましたが1時間かかってしまいました。

今日の昼食は、セブンイレブンのおにぎり弁当とカップめん、ビール1本。

あまり食欲がなくカップめんは食べられなかった。

次はいよいよ最終目的「魔女の瞳と8ヶ月ぶりに再会」です。

ちょっと足のダメージが大きいので大丈夫か?

次へ続きます。


チングルマの花園へ

2013年07月01日 19時32分53秒 | 登山・滝めぐり

「今年の初吾妻」のつづきです。

最初の分岐を左に折れ、噴煙を右に見ながら登ります。

登り始めの登山道は緩い登りで日差しを遮る木々がすがすがしいですね。

秋の紅葉がきれいなナナカマドも花を咲かせていました。

徐々に登りがきつくなりますが、登山道はきれいに整備されています。

登山道の両側にはイワカガミはじめ春から夏にかけて咲く多くの高山植物が楽しめます。

でも、この辺りにはチングルマの花はありません。

ツマトリソウ(サクラソウ科)

亜高山の草地や林縁に生息する。花茎を出し、白い可憐な花をつける。浄土平周辺で群落をつくる。

ゴゼンタチバナ(ミズキ科)

浄土平、桶沼に多く、高さ4~20cmほどになり、先端に4~6枚の葉が輪生状につく。赤い実がなる。

アカモノ(ツツジ科)

浄土平や蓬莱山などの日当たりのよい草地、岩礫地に生育する常緑の小低木。赤い実が美しい。

木道の階段を登りくると荒れた登山道が少々続きます。

ここを登りきるとほとんど平坦に近い緩い登りになります。

鎌沼から流れる沢にはコバイケイソウが咲き始めでいました。

この木の階段を登り切ればいよいよ姥ヶ原のチングルマ花園への到着になります。

登り切った姥ヶ原の東端は大きな岩がごろごろしたところです。

ここの分岐を右に向かうと鎌沼に、左に向かうと姥ヶ原の中を通ります。もちろん姥ヶ原に向かいます。

姥ヶ原の左側には東吾妻山が望めます。

さっそくチングルマが咲いていましたがほとんどが終わりに近く綿毛のようになってました。

やっぱり遅かったのかこの先が不安ですね。

姥ヶ原は木道が整備されているので歩きやすいです。

木道の両側には終わりに近いチングルマが咲いています。

いつもの休憩ポイントで朝食第2弾を取りました。

これだけ体力を使っておにぎり1個とサンドイッチでは昼まで体力が持つんだろうか?

ベンチに腰かけて前方には鎌沼方面が望めます。福島方面から時々雲が湧いてきています。

20数年前に来たときには苔むした日本庭園のようなきれいなところだったんだけど、

ハイマツの背丈が伸びてきているような感じがしますね。

ベンチに寝っ転がって空を見ると絹のような雲が何とも言えなくきれいですね。

この先の山行はどうでもいいからここで読書でもしながら過ごしていてもいい気分になってしまいます。

足元にはチングルマの花が咲いていますよ!!

ここでチングルマに再会するのは5年ぶりです。

ちょっと遅かったけど再会は果たせました。

チングルマ(バラ科)

姥ヶ原に多い落葉小低木。花後、長い毛をつけた実が稚児の持つ風車のように見えることから名付けられた。

ay

時間が遅れているからゆっくりしていられない。

気持ちを入れ替えて次の目的のために出発。

ここら辺からはチングルマの花園が続きます。

もう秋のはなリンドウも大きく伸びて花を咲かせようとしています。

高山の花の季節は本当に短いんですね。

10年ひと昔と言いますが、ふた昔ほど前はこの辺りはチングルマが一面に咲き誇る場所だったんだけど・・・・・!?

苔が枯れて裸地化が多く見られます。これもやっぱり環境破壊になるんですかね。

昨年は果たせなかったチングルマとの再会、ちょっと遅かったけど無事に果たすことができました。

次はいよいよ第二の目的「駕篭山稲荷参拝」へと向かいます。

ちょっと初めてのところへは不安なので、風雪地蔵様と姥神様に安全をお祈りしました。

安全祈願を無事に済ませていよいよ俺が今まで踏み込んだことのない未踏の地へ向かいます。

果たして無事にたどり着けたのか?

つづきます。