84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

チューリップ

2011年04月20日 | Weblog

    避難者を迎ふ先ざきチューリップ

 4月20日。。大震災後40日。昨日被災地での入学式に漕ぎつけた小学校が10余校あった。大抵は元の学校には戻れず複数校が高台に近い一つの学校に集結したようだ。未だ教室の殆どを被災者が使っているところは5月連休後になるらしい。去る被災者を送るのも、新しい居住地で温かく迎えるのも、先ずは今が盛りのチューリップである。我が家のチューリップは例年の如く庭のあちこち。3月の陽気になった夜来の雨風に散り始めている。


青大将

2011年04月19日 | Weblog

      蛇出づや魔法の杖にせし男
 

4月19日。。昨夜来の慈雨。朝刊に瓦礫跡から咲き出した桜の写真があった。瓦礫処理の自衛隊に、ボランティア氏が頼んで残して貰ったのが咲き出したとの事。”諦めないで活きていれば花を咲かせられるって、元気と勇気を貰った”との所感が添えてあった。昨日何時もの散歩コースで1.5m弱の蛇・青大将を杖の如くに持ってくる男に会った。彼はひとしきり自慢話をした後捕まえた場所に放して消えた。


松の花

2011年04月18日 | Weblog

     松の花復興助けるライブショウ
 

 4月18日。。温かくなってか?、方々で復興支援の催しが増加している。城址は絶好の行事場所の一つである。未だ剪定の終わらぬ松は花の最中。風に舞う茶色の花粉は、花粉症でなくてもご免だ。昨日自冶会の総会があった。13年ぶりに順送りの班長が回ってきたが、班員の消息の大変化に驚く。家庭事情をはばかったり個人情報を理由にか、転入出の紹介が1度も無かったのだ。廃れた工業団地のなれの果てか? 自省又しきり!


雪柳

2011年04月17日 | Weblog

     雪柳抜け来し形の旧知かな

 4月17日。。昨日が夏日だったので今朝方のちょい冷えに”二寒五温か?”と呟く。昨日近所のお宅の空に例年の如く鯉幟が揚がった。今朝の朝日新聞の1ページに、宮城・石巻市の瓦礫野に上がる鯉幟を見上げる家族の写真があった。復興に入魂の一景である。秩父の羊山公園の芝桜は今が盛り。我が家の雪柳は今が盛りである。


紫木蓮

2011年04月16日 | Weblog

      指先を拳に開く紫木蓮

 4月16日。。五月陽気が続き、草木が一気に咲き出し散り急ぐ。紫木蓮もその一つである。毎年の事ながら、その咲きぶりが良い。白木蓮に比べてはるかに小さい、頼りない大きさの蕾が、あれよの間に拳大になり掌大に開き天井を向く。東電はようやく、30㌔圏内の住民に100万円の仮払いを発表した。震災後休園していた「東京でィズニーランド」が昨15日から1ヶ月ぶりに営業を始め大勢の観客を集めたようだ。


芝桜

2011年04月15日 | Weblog

      一坪が一山になる芝桜
 

 4月15日。。地震ー津波ー原発事故の連鎖報道で地震直後から、外国人の離日・来日が過激に続いている。世界的な現象であるが、近くの台湾・中国・韓国の陽地日とのオーバーな動きは予想外だった。東北も関西も同じ扱いだ。仕方が無いことは、日本国民でさえ、気にする原発事故の収束見込みが立たない現状がある。 北上の桜の跡を追うのが芝桜である。一山・一丘ををなす観光地が北海道を目指し始めた。我が家の一坪ほどの満開に近い芝桜をじーっと眺めていると不思議に丘や山に見えて来る。


蕗の薹

2011年04月14日 | Weblog

     隠れん坊忘れる子らや蕗の薹

 4月14日。。昨日に続く5月陽気。それほど強くない風にもサクラ吹雪の樹下は薄紅の絨毯を厚くしてゆく。こんな公園で、グラウンドゴルフの総会兼コンペがあった。もちろん被災地のご苦労を思いやりながらである。 昔はこの時期蕗の薹がある庭は、隠れん坊する子供達の絶好の隠れ場所だったことを思い出す。隠れ場所になったことを思い出す。 


プロ野球開幕

2011年04月13日 | Weblog

   散るサクラ咲きだすさくら開幕す
 

 4月13日。。「レベル7」! 手を焼く原発事故の収拾が続く。政府は、国際的な事故評価尺度で最悪の[チェルノブイリ並みの最悪レベル7] を発表した。又、使用済み燃料プールから燃料を取り出す計画を始めた。頻発する東北関東周辺の余震を気にしながら切迫事態が続く。昨日はプロ野球がセ・パ同時にドーム無しの各地球場で開幕した。被災地の仙台が本拠の楽天が勝ち、復興ムードを盛り上げた。


荒野のサクラ

2011年04月12日 | Weblog

     瓦礫野に起る喚声さくら咲く
 

4月12日。。震災から1ヶ月の昨日午後、当日の恐怖を呼び起こす如きの震度6弱の余震があった。この地震でいわき市内の民家が土砂崩れで倒壊し、死者3人重傷3人の被害が報じられた。当地でも結構なゆれだったので現地の人々の度重なる恐怖を思いやる。朝日新聞の昨日の夕刊に「希望の一輪」の見出しで瓦礫に倒れこんでいた桜が奇跡的に甦り一輪の花を咲かせた記事。写真に”まさに希望のサクラ。元気と希望を貰いました”の住民の感想が添えられていた。原発の汚染度は”チェルノブイリと同じ…”の一部報道に気が滅入る。


散り初む桜

2011年04月11日 | Weblog

    創造の神のおはする春の空

 4月11日。。震災から1ヶ月目の今日。昨日実施の統一地方選結果が深夜より一斉に報道されている。内乱とリーダーシップを問われていた民主党が敗北し自民が逆転した。自粛環境の選挙活動での現役の強みもあった。今後の国会運営には復興促進を協力に進める転換期にして欲しい。天にまします創造の神様は日本国の成り行きを見守っているに違いない。