令和5年1月11日(水)
鏡開き : 鏡割り

お正月に飾っておいた鏡餅を下げ、雑煮やお汁粉として
振る舞われる行事。
関東は1月11日、関西では1月15日が多い。
昔は全国的に松の内は15日迄で、20日に行っていた。
然し、徳川家三代将軍の家光が4月20日に亡くなった
事に依り、月命日となる20日は避け、代わりに11日
に鏡開きを行った。
鏡開きは、武家の男子は「具足」に供え、女子には「鏡
台」に供えた鏡餅を割ったものである。
武家社会では「具足開き」とも云った。

鏡開きにはルール(決まり)があり、鏡餅には神様が宿
るとされて居り、刃物を使うことは縁起が悪い事とされ
硬くなった餅を割るのは大変で、木槌を使って処理した。

一年の無病息災を願い家族で食べる慣わしとなっている。
近年では鏡開きを行う家庭は少なくなり、空手や柔道等
の道場で鏡開きを行う。

日本武道館の鏡開きの案内

他には、大学や企業等の体育系のクラブ活動等で鏡開き
を行う所は多い様である。
以前勤めて居た会社のサッカー部では、毎年新年の部活
初めにグランドにOBと現役の対抗戦を行った後、鏡割
を行っていたようだ、、、、。

今日の1句
老妻の苦労して居り鏡割 ヤギ爺
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