令和5年5月29日(月)
合歓の花 : ねぶの花
マメ科の落葉高木、高さ10mにも達する。
山中や川原などに自生。 里近くの河原などでも見かける。
葉は細かい羽状複葉で、小葉は10~20対生する。
葉は夜間閉じて垂れ下がり、眠るように見えることからこ
の名前がある。
漢字名のネムノキ「合歓木」((ごうかんと呼ぶ)は、中国
に於いてネムノキが夫婦円満の象徴とされる事からと云われる。
6~7月頃、雄蕊の長い花を咲かせるが「紅刷毛」に似て
とても美しい。
枝先に10~20個の花が集まって咲く。莢は篇長楕円形で、
樹皮は打撲傷に効能があり、精神安定・不眠解消にも効能が
あると言われる。また害虫の駆除にも用いられている。
木材は胴丸火鉢や木工、下駄の歯などに使用されている。
今日5月29日、気象庁は本州の東海地方迄の地域が梅雨入り
をしたと宣言した。
朝から雨模様で、大型の台風2号が沖縄海上に停滞する影響で
前線を刺激し大雨の恐れもあり、雨は今週末まで続く様子。
アジサイの花は早くも満開の所も多く、気候の移り変わりも
足早にやってくるようだ。雨天の季節に似合う花といわれる
が、この「合歓の花」もこの時期に咲く花、、、、、
港の埠頭公園にもネムノキがあり、雨の中で小さな扇を広げた
ようなピンクの花が、薄ボンヤリと花開いている。
雨に濡れ、地表の水たまりに花びらが落ちとても美しい。
雨に打たれ、すぐに形は崩れるが、、、このはかない様子が
雨の散策の足を止める。
今日の1句(俳人の名句)
象潟や雨に西施がねぶの花
※雨に濡れる合歓の花の趣をよく表現しているとの句評が
添えられていました。
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