遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

春愁う

2017-03-30 16:01:03 | 日記
平成29年3月30日(木)

忖度(そんたく)って


春愁 : 竹下夢二画(新日本大歳時記より)

大阪市の学校法人「森友学園」への国有地払下げ
の問題で、理事長を退任された籠池泰典氏が
国会の証人喚問の中で、安倍総理夫人がこの問題に
関与の如何について答弁され「、、、、、に忖度が
在ったのかどうか」 様々な方々が、色々な角度で
見解を「忖度」を使い述べられて居ました。


「忖度」の記事(中日新聞より)

そもそも、「忖度」と言う言葉、私にはさっぱり
判りません。
辞書(広辞苑)を引くと、
忖度(そんたく): 他人の気持ちをおしはかる事、
 例、「彼の真意を忖度しかねる」。心中。気持ち。

似た様な言葉に「斟酌」があり、
斟酌(しんしゃく): 相手の心情(事情)を汲取り
  手加減すること。言動を控えめにする。遠慮を
  する事と在る。

むしろ、今回の問題を理解するにはこちら(斟酌)の
方が合って居る様な気がします。
どちらにしても私(ヤギ爺)の様な凡人には言葉の
使い方が意味不明で判りつらいです。
どうも言葉のアヤ(巧みな言い回し)により我々を
上手く誤魔化し(騙し)ている様に思われます。




皆さんはこの問題を本当にご理解されていますか?

今日の1句

忖度てふ言の葉知らず春愁ふ      ヤギ爺
 
   

新横綱の優勝

2017-03-28 14:37:44 | 日記
平成29年3月28日(火)

稀勢の里、不屈の賜杯


新横綱、稀勢の里の土俵入り

大相撲春場所(大阪)は26日(日)に千秋楽を迎へ
新横綱の稀勢の里が13勝2敗で優勝しました。

稀勢の里VS照の富士

突き落としで稀勢の里が勝つ(本割)

熱狂するファン、、
13日目の対日馬富士戦に敗れた時、左肩付近を負傷
し、その後の出場が危ぶまれる中、本人の意思で強行
に出場をして、14日目に呆気なく連敗、、、。

左肩の怪我も痛々しい、、

大関照の富士(13勝1敗)の先行を許して、優勝は
絶対にムリと言われる中、先ず本割で照の富士に勝ち、
相星同士(13勝2敗)の決定戦となりました。

決定戦、小手投げが決まる、、、(決定戦)

決定戦でも照の富士に双差しを許し、絶体絶命、、
土俵際で捨て身の小手投げが決まり、、見事に逆転
優勝を果たしました。
今まで本人(稀勢の里)が一度もヤッタ事のない技を
打ち、決めてしまうとは、、、。

国歌斉唱で、思わず涙が、、

場内、喜びのファン、、、

優勝杯を手にする、

優勝パレード、高安(弟弟子)と、、

殊勲賞:高安、敢闘賞:貴景勝、
新横綱の優勝は1995年初場所の貴乃花以来22年
ぶりの事。 
亦、本割、決定戦を連勝しての逆転優勝は2002年
初場所の栃東以来、15年ぶりの事です。


優勝インタビューで、、、

稀勢の里は、「自分の力以上のものが最後にでた、、
気持ちを強く持ち、集中する事だけを考えた。支えて
くれた人達のお陰です、、、。」

誰もが十中八九ダメと、、無理して出ても来場所以降
が心配である、、、、、との意見が多い中で
最後は横綱の維持を見せて、本当に諦めずに全力を出し
尽くす。
私(ヤギ爺)自身、「絶対ムリ、、」と直ぐに諦めて
しまいますが、、決して「絶対、、」は無い様です。


優勝を伝える、(中日新聞より)

日本中を熱狂の渦に巻き込んだ「不屈の優勝」、
相撲ファンでは無い人達の中にも感動の余韻は、、
暫く続きそうです、、、。

昨年の広島カープの優勝以来、「神ってる、」と言う
言葉が流行ってますが、、 今回もまさに神の力が
あったのかも、、、知れません、ネ、、、。

今日の1句

春場所や蒙古襲来覆(くつがえ)る    ヤギ爺

横綱の維持貫ける春嵐          ヤギ爺
 

※写真は、中日新聞、、NHKTVサンデースポーツより             

木 蓮

2017-03-26 15:01:32 | 日記
平成29年3月26日(日)

紫木蓮、白木蓮


白木蓮

先週末(3月24日)子供達は3学期も終り春休みへ、
昨日(土)の公園には、朝から子供達の歓声が、
絶え間なく続いて居りましたが、、、。
今朝(日)は曇天で今にも雨が落ちて来そうな、
子供達の姿は無く、静かな休日を迎えました。

のんびりと、ご近所の散歩に出掛けます、、、。
公園から3筋北側の大きなお庭に、紫木蓮が咲いて
居ます。低木の幹一杯に花開き、天を見上げて、、


紫木蓮


数日前、名古屋港手前に在る「臨港病院」の正面から
北へ続く、狭い街路の両側の白木蓮は未だ5分咲き、
所々、 陽当りの良い場所では一杯に花が開いて
居りましたが、、、。


今年の春はゆっくり、ゆっくりと、
この分では名古屋港の桜、今月末頃に開花して、
丁度4月の入学式(6日)の頃に満開の桜が見られる
かも知れませんネ、、、、、。

木 蓮(紫木蓮)

紫木蓮(季節の花300より)

中国原産、モクレン科の落葉低木で高さ5m位
3、4月頃に
葉に先駆けて紅紫色の花を咲かせる。花は6弁、
長さは10Cm位。木蓮には白色の花は無い。

白木蓮

白木蓮(季節の花300より)



白れんもモクレン科の同属だが、高木で高さは
10m位の巨木となり、咲き始めの頃その蕾は
天を向き、あたかもシャンデリアの様に美しく
一片(ひとひら)づつ咲き始めると、辺りを
圧する程に美しく見事。
タダ、咲いてしまうと花の寿命は短く、すぐに
汚れて散ってしまう。
風に散る様は、はらはらと惜しまれつつ散って
いきます。


今日の1句 (俳人の名句)

戒名は真砂女でよろし紫木蓮    鈴木真砂女


ヤギ爺の拙句

白蓮の風抗はずはらはらと
 

土筆、

2017-03-24 15:05:28 | 日記
平成29年3月24日(金)

土筆、頂きました

土筆」のイラスト(イラストわんバグ より)

この2、3日 寒さが戻り、冷たい風が街路樹を揺さぶり
白木蓮もヤット咲き始めたのに、、、マダマダ五部咲き、
桜の蕾もしっかりと固く結び、。本当に今月末には開花
出来るかどうか、、?





そんな折り、昨日 カミさんの友人のYさんから早々に
「土筆」を頂きました。

早速、夕食に「土筆の卵とじ」をいただきました。
旬の野の香りと、しゃきしゃきする歯ごたえ、チョッピリ
苦味のある味を美味しく、、ごちそうさま、でした。

土筆の卵とじ


土筆(つくし)
トクサ科の多年草 杉菜の胞子茎
形が筆に似ているので「土筆」の字があてられる。
古名 : つくつくし。つくづくしばなともいう。



土筆の方言
つくしんぼ : 東京、神奈川県等、仏ん棒 : 茨城県
ツンギのこ、地獄の底の鉤っ吊るし : 栃木県
おぼーず : 山梨県、 ちーちくぼー : 静岡県、
雷の臍 : 長野県、 ほうし : 兵庫県播磨地方
※民俗学者の柳田国男氏の郷里、兵庫県播磨地方には、
「お杉だれの子、ほうしの子。ほうしだれの子、お杉の子」
と言う、わらべ歌が伝わっている。


今日の1句(俳人の名句)

一握りとはこれほどのつくしんぼ    清崎 敏郎

子のたちしあとの淋しさ土筆摘む    杉田久女


※今回、つくしのとても可愛いイラストを「イラストわんバグ」より引用
 掲載させていただ来ました。
 土筆の詳細は、昨年同時期の私の「遊民ヤギ爺」で掲載しましたので、
 ご参照ください。

春分の日

2017-03-21 15:12:10 | 日記
平成29年3月21日(火)

彼岸のお中日


参道に在る「和菓子屋」さん

昨日(20日)、「春分の日」は彼岸の中日に辺り、先祖を
祀り、行楽を兼ねた墓参や寺社参拝が行われて、各所で
墓参りをする、或いは行楽に出かけられたニュースが
夕刻に流れて居ました。


お茶とお菓子

黄粉の牡丹餅

草餅と桜餅

参道に在る、茶店、菓子舗等を覗きながら、急ぎ足で先ずは
墓参りを、、、、、。
帰り道には、今度はゆっくりと店を冷やかし、、、、
目的の茶店へ、、、、、、。
草餅、鶯餅、桜餅等とともに、ゆっくりとお茶を頂く、、、
長閑に、ゆったりと時は流れて、、、、、。
決して、罰は当たりません、、、。
なんせ、ちゃんと墓参りを済ませたのですから、、、、。

土産のヨモギ団子


今日の1句

先ず詣で横目で眺む草餅屋       ヤギ爺

酒を断つ男盛りの草の餅        ヤギ爺