令和5年2月24日(金)
名古屋港の紅梅
梅はバラ科サクラ属の小高木で、紅色の花をつける梅を、
紅梅(こうばい)という。
奈良時代に伝来したのは「白梅」(しらうめ、はくばい)
と呼ばれていた。その後「紅梅」が入って来て、両者を区
別する必要があり紅梅(こうばい)と呼び、あかうめとは
呼ばなかったそうである。
白梅の方が花期が早く白梅が春を告げるように咲き、その
後やや遅く紅梅が咲く。
花の気品では白梅に一歩を譲るが、紅梅は若々しく華やぎ
があるといわれれいる。
名古屋港の東側に在る駐車場から、水族館へ向かう途中に
に無料休憩所がある。
無料休憩所から観測船ふじを眺める、
此処から右手(南側)の埠頭へ向かうと、ポートビルが在
る。 その間に桜並木が在るが未だ蕾の状態だ。
休憩所の裏手(西側)には、過って南極観測船として活躍
した「ふじ」が稽留されている。
タロー・ジローの銅像、
其処の広場には、船の巨大なスクリュー、雪上車が置かれ
南極観測隊と共に越冬し、取り残されその後無事生還した
越冬犬の「タロー・ジロー」の銅像が在り、人気スポット
となっている。
無料休憩所前の紅梅が満開となり見頃を迎えた。
芳しい梅の香に誘われて暫し佇む、スマホ片手にご満悦、
名古屋港を訪れる家族連れや遠足の一団は、それに目も
くれず我先にと、名古屋港水族館へと向かう、、、、。
此処に立ち止るのは、私同様のお年寄りばかりで、、、、
「やあー、きれいに咲きましたねー、、、」
「ホントに芳しい香りがして、つい立ち留まりましたヨ」
「もう名古屋城や白鳥庭園でも、見頃だろうねエ、、、
見ず知らずの、普段は梅見に余り縁のない者同志が意気
投合して、暫し梅談義である、、、、。
今日の1句
散策の暫し歩を止め梅紅し ヤギ爺
そうは言っても、今年は花粉の症状がいつもよりキツメで、梅の撮影は期を逃しました。
白梅が先に開花するのですが。
確かに白は気高く、紅は華やかなイメージですね。
花が咲くと、人は笑顔になり、いいですねえ、きれいですねえと、
いい気分を分け合いたくなりますよね。
見ず知らずの方の縁。
写真撮影も似たシーンがよくあります。
絶景撮影地では、大勢のカメラマンさんが集いますから、
その瞬間を待つ間、どちらからともなく、カメラ談義になります。
好きなものが同じ。ただそれだけで楽しくて。
面倒くさそうに付き合わせる夫よりも、
見ず知らずのカメラマンさんとのお話が楽しかったり(笑)
コロナ禍も落ち着きつつ、久々に、いい春になりそうな予感です。