遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

観測船しらせ入港

2017-09-30 15:20:56 | 日記
平成29年9月30日(土)

しらせ」名古屋港へ入港


昨日(9月29日)朝、南極観測船の「しらせ」が
名古屋港ガーデン埠頭へ入港しました。

中日新聞より

名古屋港は今年で開港110周年を迎え、
その記念行事の一環として寄港し、10月2日の
早朝(8時)出航の予定です。
「しらせ」は2014年10月以来3年ぶり3回目
の名古屋港寄港です。

日本の南極観測船は1956年(昭和31年)、
初代「宗谷」に始まり、「ふじ」「初代しらせ」
「2代目しらせ」(平成21~ 現在)の4代目。
「ふじ」は1985年引退、「南極博物館」として
現在名古屋港に停泊。





歓迎式典


陸上自衛隊舞鶴音楽隊の演奏


歓迎に集まった園児達

入港後、10時30分より歓迎式典が行われて、
名古屋港管理組合から花束、記念品等が授与され、
しらせの宮崎館長から挨拶があり「これを機会に
南極観測へのより一層のご理解ご協力をお願い
致します、、、。」
その後、明日からの一般公開を前に艦内を公開。



「しらせ」は9月30日(土)、10月1日(日)
の2日間、船内を一般公開する。(9時~15時)

南極観測船「しらせ」

ポートビル展望室より



2009年(平成21年)5月20日 就航
基準排水量 : 12、650 T
全 長   : 138   M
全 幅   :  28   M
深 さ   :  15.9 M 
航海速度  :  19.1 ノット
主 機関  : デイーゼル電動機 4基
        2軸30、000馬力
搭載航空機 : 輸送用大型ヘリコプター
        (CH-101)2基搭載
砕氷能力  : 厚さ1.5mの平坦水海域を
        連続砕氷可能
乗組員   : 175名、観測人員80名


南極観測船「ふじ」

ポートビル展望室より

1965年(昭和40年)3月18日 進水
基準排水量 :  5、250   T
全 長   :    100   M
全 幅   :     22   M
深 さ   :     11.9 M
最大速力  :     17.0 ノット
主 機関  : デイーゼル電気推進
搭載航空機 : ヘリコプター 3基搭載
砕氷能力  : 厚さ80Cmの氷を連続砕氷可能
定 員   : 245人

※ 「ふじ」を真近に見ている所為か、「しらせ」の
  大きさに目を見張りました。全長、全幅は元より
  その高さにも驚きました。 その設備を比べて見
  ても、日本の技術力の新歩は素晴らしく頼もしく
  思います。

今日の1句

秋空に観測船の眩しかり      ヤギ爺



次回、「しらせ」の一般公開を、、。

栗きんとん

2017-09-28 16:34:37 | 日記
平成29年9月28日(木)

栗きんとん手間もいとわぢ小半日   ヤギ爺





昨日知人から、初物の栗を送って頂き、、
早速朝からカミさんが茹でて居ます。
私の好物の「栗きんとん」を作る様です。







茹で上がった栗を冷ました後、包丁で半分に切り
中味をスプーンで掻き出します。これが結構手間
の掛る作業の様で、、時々フットため息、、、、
これを擂鉢に入れ、砂糖、蜂蜜を加えて擂粉木で
潰し捏ねて行きます。


我が家ではフードプロセッサーや裏ごしを止め、
栗の粒の食感が残る様にしています。







この後適量ずつラップに包み絞り、少し間を置く。
形が調ったら一つづつ花カップに入れる。
見た目は今一でも案外評判が良く、、、、
カミさんのサークル仲間や、ご近所にお裾分け。

甘さ控えめで丁度良く、
夫婦二人で、ゆっくりお茶の時間です。


今日の1句



毬栗を踏めば空しき音のせる     ヤギ爺



 

鈴懸の実

2017-09-25 15:58:54 | 日記
平成29年9月25日(月)

鈴懸(プラタナス

秋の爽やかな空気の下、そろそろ樹木の緑も
色を変え、所々に木の実が見え隠れ、、
足元にもどんぐりが落ちて居ます。




鈴懸の実

大きな、手のひら程の葉っぱに 丸い実が
一杯ぶら下がっています。
足下を探すと、彼方此方に20mm程の実が
細い茎を付けたまま落ちていました。
木の名前は「プラタナス」(鈴懸)
時々吹く秋風に気持ち良さそうに揺れて、、

鈴懸の頃

私が高校1年の頃、大学の先輩に誘われ初めて
「歌声喫茶」へ連れて行って貰いました。
名古屋の伏見に在る「歌声コーラス」という店。
狭い店内には100人以上の客があふれ、一杯の
飲物(大抵はコーヒー)と小さな歌集を手に、
ピアノとアコーデオンの伴奏で司会者(ソング
リーダー)と伴に会場の全員が一緒に唄います。
私は、映画や人伝手で知っては居たものの、、
初めての経験でした。
抒情歌、童謡、ロシア民謡を始めとする世界の歌、
等々、、間に当時の流行り歌(ラジオ歌謡)を
スライドで写し、皆で大合唱です、、、。

当時は全国にも歌声運動の様な物があり、大学生
や地方から都会へ出て来た若者達が集まって来まし
た。今の様に何でもすぐに手に入る世の中と違い、
若者達が何かを求めて、ささやかに頑張っている、
そんな風に見えました。

私の知っている唄も在りましたが、 カルチャー
ショックを受け、辺りの人達や、リーダー、演奏者
を代わる代わる見ているだけでした、、、。

それでも、一度目の休憩の後、少しづつ声を出して
途中、スライドに「鈴懸の頃」と言う、聞いた事の
在るメロデイが流れ、、とても印象に残りました。

名古屋港



鈴懸の実がコロコロ、、、


鈴懸の頃

作詞:清水みのる、作曲:大野正雄、歌:フランク永井

鈴懸の頃は いつも思う

鈴懸の小路で おうた日の

やさしプリンセスの様な面影を

今日もいとしく抱いて 歩こうよ


この歌は1959年、大阪朝日放送のABCホーム
ソング」のラジオ歌謡として、その後NHKラジオ歌謡
として放送され、ヒットした様です。


鈴懸の径


鈴懸の径:鈴木章治とリズムエース

戦時中の1942年、歌手:灰田勝彦が当時としては
軽快な3拍子の軽快なリズムで唄い大ヒットした。
彼の母校、立教大学のキャンパスには「鈴懸の径」の
歌碑が在ります・
1954年クラリネット奏者の鈴木章治が彼のバンド
「リズムエース」で4拍子のジャズ風にアレンジして
演奏、、、、後に日本公演中のピーナッツ・ハコーと
共演大ヒットする、。

プラタナス・ロード

後にハコーはアメリカで「プラタナス・ロード」と
してレコーデイング、ジャズのスタンダードとなる。


今日の1句

秋風や鈴懸の実をささやかす     ヤギ爺


※ささやかす ; 静かに揺り動かす

秋彼岸

2017-09-23 13:56:32 | 旅行
平成29年9月23日(土)

秋彼岸


彼岸花

小学校の裏門に差し掛かると、子供達の声と
号令等が聞こえて来ます、、、。
運動会の練習中の様で、、高学年の子達が
組立て体操の練習をしていました。
暫く眺めて、、、、。
車の音で我に返り、、大通りを渡り、病院の
前を過ぎると、見慣れたマンションの前に出
ました。
私の知人が、管理人さんと伴に植え垣の手入れ
をして見えました。
「精が出ますネー、、」
「ヤー、久しぶりです。貴方も元気そうで、、」
何気ない挨拶に、お互いホッとして、、、。
少し立ち話を、、、聞けば数か月前に右足を手術
した様で、、その所為か、左足に負担がかかり
歩くとき少々難が、、、。
私自身も運動不足であしが弱り、他人事では在り
ません、、。

挨拶もそこそこに、暫く進むと歩道の彼方此方に
彼岸花が咲いて居ます。




「そうだ。今日は秋分の日か、、、」
毎日が日曜日の私はスッカリ曜日も忘れて、、、。





お昼前、我が家に帰り着くとカミさんが「おはぎ」
を供えてくれていました。

今日の1句

好物を供へ味はふ秋彼岸     ヤギ爺

彼岸花ご長寿多き街となり    ヤギ爺


新松子

2017-09-21 15:25:03 | 日記
平成29年9月21日(木)

新松子 : しんちぢり


今年新しく出来た松かさの事
おおむね卵形の包鱗は堅く閉ざされ青々と
清々しい。青松毬(あおまつかさ)と呼ばれる。
しんちぢりは、松笠のことをちぢりと言い、
今年できた新しいものを「しんちぢリ」と言う。


これに対し、古く枯れてくると周囲の包鱗が開き
種を零す。 松ボックリと呼ばれる。
これは聖夜等の飾りつけ等に使われています。


先週末、日本列島を吹き荒れた台風18号は、
日本全土に凄まじい爪痕を残して行きました。
名古屋地方は雨による被害はさほどでも無かった
様ですが、風は凄まじく、夜半から明け方まで、
吹き荒れて居りました。


一昨日散歩を再開し、名古屋港の埠頭公園へ、、
彼方此方に木々等が散乱し、公園を管理する会社
の方達が忙しく働いて居りました。





木々の間を歩いていると、所々に「松ボックリ」
が落ちて居ます。未だ青味が残るもの、すっかり
開ききったものなど、、、。
そういえば、8月中旬頃には松の木々の先端に
青々とした玉果は見え隠れしていたっけ、、、、




家の玄関には、松ボックリの飾りが在ります。
とても大きく普通の2倍(10cm位)は有る。



今日の1句(俳人の名句)

霧いつか雨音となる新松子    古賀まり子