令和5年5月25日(木)
玉簾の花 : 玉すだれ
ヒガンバナ科の多年草。
南米ペルー原産で日本へは、明治時代の初期に渡来した。
葉は細長く30cm程の濃緑色をしている。
夏に高さ30cm程の花茎を出し、その先端に六弁の純白の
花を上向きに一つ開く。
観賞用草花として庭園に栽培され、地下に鱗茎を付ける。
日中に開花して、夜になると閉じる。
玉簾の名は、白い小さな花を「玉」、叢生する葉を「簾」に
見立てて「玉簾」と名付けられた。
別名の「レイン・リリー」(雨百合)がある。まとまった雨
の後に一斉に花茎を伸ばし開花することに由来する。
葉は細長く濃緑色の棒状で、土の中から直接葉が出る。
夏に一本の花茎に対して、花は一つだけ開花する。
この花の仲間に桃色の花の咲く「サフランモドキ」が在る。
また、「玉すだれ」の名で神戸売られる乾菓子が在るという。
粉餅に抹茶を混ぜて製造したものという。(見当たらず)
「玉簾」という生菓子があった。(涼し気な水羊羹のよう)
このところ散策の途中、ご近所の庭によくこの花を見かける。
名前を知らず、家に帰り早速図鑑を眺める。
「玉簾の花」とある。
「さて、さて、、立てば南京玉すだれ、、、を思い浮かべる。
数年前に、白鳥庭園での吟行の際に句仲間から教えて貰い、
写真を探す、、、「在った、」(年の所為で物忘れが多く)
今日の1句(俳人の名句)
玉すだれ政権どちらに転ばうと 高澤 良一
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます