遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

名古屋の猛暑日

2020-08-31 16:14:26 | 日記

令和2年8月31日(月)

名古屋の猛暑日

明日から9月、2学期が始まる。

例年なら夏休み最後の日であるが、8月半ばから学校は再開し

連日の猛暑の中、子供達は通学している。

朝から入道雲が空に立ち、子供達はマスクをかけて列をなす。

連日、早朝から救急車両がひっきりなしで、熱中症の恐れに

コロナ騒ぎも(続いてはいるが)小さくなった、、、、か?

今日も名古屋は38℃の猛暑日となり、今年8月の猛暑日は

22日間となった。

8月5日が35℃、8月9日が35℃ ~12日が36℃、

8月14日から27日迄の14日間は37℃前後の猛暑、

8月29日が36・9℃、8月30日37・1℃、そして

本日(8月31日)は38℃を記録した。

ちなみに名古屋の最高気温は、2018年8月3日に記録

した40・3℃、2番目の記録も同年8月5日の39・9

℃であった。この年は7月から猛暑が続き、22、23日

は39・5℃を記録している。

名古屋は何故「暑い」のか?

よく、転勤して他方から見えた方に尋ねられたが、、

名古屋の西側の鈴鹿山脈(三重県~岐阜県)の山間から吹く

風がフェーン現象を起こし、都市部の広い道路(アスファル

ト)ど低いビル群がヒートアイランド現象を起こし、極暑を

引き起こしている様である。亦、名古屋の街は緑が少なく、

日陰もし少ない。更には戦後復興の早い時期から地下街が

整備され、発する電力や熱量が地上に吹き上げているから

と仰る方も見えるが、、、、?

いずれにしても全国的な(世界規模の)この暑さは、地球

温暖化の影響は計り知れない様だ、、、、。

 

南極の氷が解け、、、

干ばつ、

森林火災(動物たちも逃げ場を失い)

 

地球全体の気温が上昇し、南極の氷りが溶け、干ばつ、

砂漠化、森林火災、自然災害の巨大化(台風、豪雨等)

戦前から、気温の高い日はあったが高温域が北上拡大化

は、脅威である、、、、、、。

 

今日の1句

酷暑の日宰相独りほくそ笑む     ヤギ爺


惜別の歌

2020-08-30 16:33:35 | 日記

令和2年8月30日(日)

惜別の唄

シンガーソングライターの合田道人さんの著書「童謡の風景」

の、夏の歌の中に「惜別の唄」が在る。

この唄は、島崎藤村の詩集「若菜宗」の中にある「高桜」

(たかどの)の中の一節に曲を付けたものである。

初めは戦場に向かう少年同士の友愛の歌として作られていた。

作曲の藤江英輔(当時、中央大学本学予科の学生)は太平洋

戦争中、学徒動員で陸軍造兵廠の軍需工場に入った。

友の元に届く召集令状。 「先に行っていてくれ」と、友へ

のはなむけとして、藤村の詩集「若菜集」の高桜(たかどの)

の一節に曲を付けた。

藤村の詩には、「わが姉よ」となっていたが、藤江は戦友を

送る歌として「わが友よ」と、心をこめて歌ったのだ。

藤江も航空隊に送られたが程なく敗戦、この歌は忘れ去られ

た。 ところが戦場へ行くことなく終戦を迎えた学生、工場

へ勤めていた女学生等が、悲しい思い出のこの唄を、歌い継

いだ。 戦後も十五年ほど経った1961年(昭和36年)

折からの「うたごえ喫茶」ブームで取り上げられ、愛唱歌と

して広まった。(  合田道人著:童謡の風景より引用)

私(ヤギ爺)も東京オリンピックの頃4年程、東京で寮生活

をして居た。寮の先輩に誘われ、新宿や渋谷にあった「灯」

「カチューシャ」「牧場」等の歌声喫茶に通った事が在る。

そんな頃にこの唄を耳にした。

歌声喫茶ブームのころ

 

惜別の唄(中央大学学生歌)

作詞 : 島崎 藤村、作曲 : 藤江 英輔

1) 遠き別れに たえかねて

   この高殿に のぼるかな

   悲しむなかれ わが友よ

   旅の衣を ととのえよ

2) 別れと言えば 昔より

   この人の世の 常ならむ

   流るる水を 眺むれば

   夢恥ずかしき 涙かな

3) 君がさやけき 瞳(め)の色も

   君紅(くれない)の 唇も

   君が緑の 黒髪も

   またいつか見ん この別れ

 

惜別の唄は、昭和19年に中央大学本学予科生であった

藤江英輔氏が軍需工場で勤労動員中に、召集令状により

戦地に征く学友へ惜別の情を込めて、島崎藤村の詩の

「高桜」(たかどの)に曲を付けた。

戦争末期の世情の中で、秘かに友の無事を願う哀惜の

メロデイは、口伝で広まり送別の歌となる。

戦後に島崎藤村のご遺族からのご了承を得て、中央大学

グリークラブがレコ―デイングし、収録された。

現在も卒業式などに、学生歌として歌い継がれている。

 

今の歌声喫茶、

 

今日の1句

自堕落に一日過ごす猛暑の日     ヤギ爺


百日草

2020-08-29 16:17:59 | 日記

令和2年8月29日(土)

百日草 : 長久草

キク科の一年草、メキシコ原産

性質が強く適応性に富んで居り、日本の各地何処にでも

咲き、切花、仏供花としてよく用いられている。

 

楕円形の葉が茎を抱くようにして対生して、茎の長さは

90cmにも及ぶ。茎のその腋から分岐したその頂きに

紅、紫、黄、白、ピンク色等の菊に似た花が咲く。

花の大きさも大小あり、一重咲き、八重咲き等がある。

花期は7月から9月末にかけて長期間咲き続けるので、

「百日草」の名が在る。

亦、花の寿命が長い事から、「浦島草」「長久草」の

別名がある。

春に種を蒔き、夏から秋まで観賞出来るので鉢植えや

プランター等で手軽に育てられ、人気が在る。

 

昨日(8月28日)、安倍首相が突然辞任を発表された。

中日新聞朝刊より

 

持病の「潰瘍性大腸炎」により体調が悪化、首相の職務

を継続するのが困難になったと判断、退陣を決意された。

先日、歴代最長の7年8カ月に渡る長期政権を達成された

ばかりである。 この間「国の内外の諸問題」に対峙され

て来たのは、誠に立派な事である。

海外のメデイアもその業績を称えていた、、、。

負の材料も数え上げればキリがないが、持ち前の明るさと、

誰にでも率直にものを言う(人たらしの豊臣秀吉の様な)

事から、海外の各国首脳等からは「交流の中間役、取り纏め

役」として人気があり、称賛する声と、病状の回復を願う声

が上がっていた。

国内では、「モリカケ問題」「桜を見る会」「文書改ざん」

等の問題も多かったが、、先ずは何よりも長期に渡り難問に

耐えて頑張られた事を認めるべきで在ろう、、、、、。

安倍首相の長期政権への問題の一つは、後継者不足である。

安倍首相の就任当初に「自民党には優秀な人材が豊富で、

大臣を選ぶのに苦労する、、」と仰っていたが、次々に問題

を起こし、辞任に追いやられた。亦、真面な答弁の出来ぬ方

も多すぎる。真面な後継者がいなかったから安倍さんが長く

遣らざるを得なかったのであろう。安倍さんに頼り、選挙に

勝てば自分(能力は無くても当選できる)も生き延びる。

今回、本当に真面に海外と政治の出来る後継者居るの、?

 

今日の1句

日陰なく百日草の燃えつきぬ     ヤギ爺


秋 薊

2020-08-28 16:13:03 | 日記

令和2年8月28日(金)

秋 薊 : 鬼 薊、山 薊

単に「薊」(あざみ)といえば春の季語だが、薊には

多くの種類がある。 夏や秋に咲くものも在る。

薊は、キク科の二年草または多年草。

日本には70~80種類のあるといわれる。

葉は厚みが在り、鋸歯が鋭く、葉の先端は棘がならぶ。

春から秋にかけて花を付ける、山薊、南部薊、真薊等

の総称として「秋薊」の季語がある。

植物学上の分類とは別に、俳句では見た場所や受けた

感じに重きを置いて、「山薊」「大薊」「鬼薊」等の

名で呼ぶ事が多い。

 

やさしげな秋草の中に在って、棘のある分裂した葉を

張って咲く薄紫の花は、秋の山野で一際目立つ。

(新日本大歳時記、秋薊 : 西村和子、記述より)

鬼 薊

 

連日、夏の猛暑日が続き熱中症の恐れが在るため、

町内公園の草取りは、8月は中止となった。

先月(7月)に草刈りを行ったが、草の成長は著しく

、、、、それでも未だ他に比しましな方か、、、、、

名古屋港迄の街路樹木の周りや、お隣の公園には雑草

が伸び放題である。

雑草の中に、所々に紫色の花が見える、、

「アザミ、って春の花だよね、、」 独り言ち、早速

家に帰り、歳時記を眺める。

「秋薊」(あきあざみ): 秋の季語、

先入観と知識の無さに改めて悔いる、、、、、、、

先ほど午後のニュースで、「安倍総理、突然の辞意」

驚きと同時に、やはり病状が悪化していた様だ、、、

 

今日の1句(俳人の名句)

もの音のここにと絶えて秋薊     中村 汀女

ながらへて見てきし地獄鬼薊     石橋 哲


断水そしてかき氷、

2020-08-27 16:04:36 | 日記

令和2年8月27日(木)

かき氷 : 削 氷、氷 水

削った氷に甘味シロップ等をかけた飲料。

かっては、氷を鉋(かんな)で削っていたが、やがて専用の

削氷機器を手動で回し削る様になり、今では電動式となった。

氷水が流行し始めたのは、明治4,5年頃といわれる。

ガラスの器に氷りを削り、透明な蜜(みぞれ、すい、せんじ

等という)をかける。 注文に応じイチゴ、レモン、メロン

等のシロップをかけ、或いは餡を加えた物を「金時」、それに

抹茶をかけたものを「宇治金時」、餡を入れ練乳をかけた物

を「ミルク金時」等と言う。

更には最近、かき氷に生の果物(メロン、桃、西瓜、いちご、

マンゴー)等を盛りつけた物を、「フルーツパーラー」「喫茶

店」などで出し、若者等に人気が在る様だ。

元来、「かき氷店」は安価で子供からお年寄り迄が手軽に立ち寄

る事が出来る素朴な場所であり、今も人気のある秘訣であろう。

 

昨日(8月26日)は、マンション内貯水槽・ポンプの年1度の

定期点検、清掃日で、朝9時から15時まで断水となった。

前日から、浴槽、飲料水、手洗い用の水を溜め、準備。

暑い最中、作業(業者)が開始された。

 

午後、カミさんと二人、近所に在る「茶房」へ出かけ、「かき氷」

を、、、カミさんは「金時」、私は「ミルク金時」を注文、、、

フワフワの氷に白玉、チェリーを並べ蜜をかけ、さらに氷、その

上に餡を加え、氷をかき、仕上げに練乳、蜜を掛け出来上がり。

凄いボリュームである。かみさんのも練乳が無いだけの略同じ。

「凄い、量だね、、、」  先ず一口「甘ーい、、、」

妻と二人、ゆっくりとした時間を過ごした。

完食(完飲)

 

作業は無事、終了して居り、、蛇口から綺麗な水が、、、、、

 

今日の1句

断水に妻と味わふ氷水     ヤギ爺