遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

郡上八幡の旅 3

2016-10-28 16:25:48 | 日記
平成28年10月28日(金)

郡上八幡博覧館


郷土料理「大八」で昼食を済ませ、ヤギ爺一行は
郡上の街を北へ進んで行くと上因寺の鐘楼が右手
前方に見えて来ました。
直ぐ手前に目指す「郡上八幡博覧館」が在りました。


ここは、郡上八幡の歴史の紹介と、郡上踊りの
実演を見せてくれるとの事。(案内書による)


郡上の歴史コーナー


郡上八幡の歴史人形展示

館内に入ると、先ず郡上の「歴史」を紹介する、
コーナーが有り、
山岳信仰から数々の伝説、独自の文化が生まれ、、
鎌倉時代に東氏が郡上を治め、、戦国時代に遠藤
盛数氏が八幡城を築き城下町が発展した様です。


郡上本染


機織り機


釣り道具

次に「技、巧」のコーナーでは。郡上の伝統工芸
の織物、染色工芸や釣りの道具等の紹介に加えて、
新しい所で、食のサンプル作りの紹介が有り、

郡上生まれの「食のサンプル王」の岩崎瀧三氏が
1932年、大阪で食品サンプルの事業化に成功
その後郡上に戻り、地元産業の活性化として、
食品サンプル作りを広め、全国シェアの半数以上
を郡上八幡で作る様になったとの事です。


郡上八幡水の恵みコーナー


水の段階的な利用方法


宗祇水の清掃奉仕

「水」のコーナーでは、清流長良川の支流である
吉田川が流れ、町中にいくつもの用水路を作り、
生活用水としている。
江戸時代、城下の六代藩主、遠藤常友がこれらの
用水の基盤を作った。
城下には、国選定の名水百選「宗祇水」が有り、
城下に暮らす人々は当番制で清掃を行い、浄化に
勤めている様です。


郡上踊り紹介コーナー

郡上おどり人形

郡上踊りの日程

最後に「郡上踊り」のコーナーでは、郡上踊りの
由来、行事日程等の紹介や、おどり十種として、
「かわさき、春駒、三百、ヤッチク、古長かわさき、
げんげんばらばら、猫の子、さわぎ、甚句、
まつさか」のおどりの紹介が有ります。

郡上踊りの実演、指導

実演では、男女、お二人が「かわさき、春駒」を
身振り手振りを加えて教えてくれます。
我々は椅子に座ったまま、手振りを丁寧に教えて
頂けました。

余談で、踊りに使用する下駄(展示品)はかなり
擦り減って、徹夜踊りでは3日に1足を取替える
との事でした。

擦り減った下駄

「来年は、是非踊りに参加してください」との
お誘いが有りました。
郡上踊りは、見るだけではなく、踊らなければ。

きょうの1句

爽やかや分かちて満たす宗祇水   ヤギ爺

秋の風郡上踊りの余韻かな     ヤギ爺

郡上八幡の旅 2

2016-10-26 13:59:39 | 日記
平成28年10月26日(水)

郡上八幡サンプル工房

サンプル工房のサンプル

サンプル郡上屋

サンプルビレッジいわさき

魚屋、泉坂のサンプル

サンプル工房へ戻ると、息子家族が到着して居り
早速「食品さんぷる作り体験」をする事に、、
既に、体験される方が見え、、、私達は予約をし
暫く待つ間、工房内を見学です。





サンプル工房の食品サンプル


所々に本物とサンプルが置かれ「どちらが本物」の
クイズがあり、子供達に用紙が配られ、、別の場所
(北町館)で賞品が貰えるようです。
4問あり、どれも精巧に出来ていて、どちらが
本物か見分けられません、、、。

作業所前の金木犀

工房のスタッフ

作業所内の肉、寿司等のサンプル

奥に進むと中庭が有り、金木犀の香りが漂い、、
スタッフの作業所の中では、果物、飲物、肉類等
のサンプル作りを見学できます。

時間となり、いよいよサンプル作りの体験です。
「スイーツ作り」「アイスクリーム作り」「天婦羅
作り」の3コースが有り、私達夫婦と息子の子(女
幼児)はスイーツつくりです。

私とカミさんの作品

タルト(下の生地)をハート、円形から選び、それに
生クリームを絞り、、イチゴ、ミカン等の果物を飾り
付けます。全てが蝋(樹脂)で出来た物です。
これは、3種の中で一番簡単な様です。


娘の長女(小5)の作品)
娘家族(娘夫婦とその長女)はアイスクリームに
挑戦、、、カップに溶かしたアイスクリームを入れ
それをテーブルに少し零す。
後、団扇で煽ぎ、、ゆっくりと乾かす、、。
零れたアイスクリームが、、くっ付かずにサッと
とれます。

息子の嫁さんとその長男(小1年)は、天婦羅作り
にチャレンジです、、、。


天婦羅の具材(海老、カボチャ等)は出来ている。
お湯(油に見立てる)の中に天婦羅の衣に見立てた
蝋を上方からゆっくり垂らし、衣の半渇き状態の
上に具(海老等)を乗せ、、衣を掬い、ゆっくりと
固める。次々にこれを行っていく
レタスは、薄緑色の蝋をお湯の中に垂らし、、、
ゆっくり潜らせると、レタス特有の形になる。
3種類のサンプルの中で、天婦羅が一番手間が掛り
(約30分)見ていてもこれが一番楽しめる。


小学1年の男児でも出来るので難しくはない様だ。


サンプル工房、北町館のマップ



それぞれの作品を手に、工房を後にして、、
別の場所(北町館)へ出掛け、クイズの照合を。
ここでも1問有り、、一番年長(小5)の女児が
4問正解、後の二人は3問正解でいずれも残念賞
のテイッシュを貰う(ちなみに全問正解で200
円の商品券)

お昼時となり、予約の「郷土料理、大八」へ、、


古民家を利用、天井の梁、柱は黒光りして、、
階段は狭く急勾配、、年寄り(ヤギ爺)は手すり
をしっかりと、、、。
息子の長男と私はうな丼を、他は全員が飛騨牛の
焼肉定食を、、、

うな丼

飛騨牛焼肉定食

建屋は古いが味は確り、、、
驚いた事に、小1年の男児はうな丼をペロリ、、
皆それぞれに満足して、、完食です。

今日の1句

本物と見紛ふ柿の蝋細工     ヤギ爺


次回は、郡上八幡博覧館を紹介します。

郡上八幡の旅 1

2016-10-24 16:27:01 | 日記
平成28年10月22日(土)

郡上八幡家族旅

宮ケ瀬橋から郡上八幡城を(山頂)


ヤギ爺家族総出で、郡上八幡へ出掛けました。
早朝7時、カミさんと二人で地下鉄に乗り、
金山からJRで木曽川駅(一宮)に8時到着。
東出口、ロータリーで娘家族の車に便乗、、
東海北陸道を一路「郡上八幡」へ出発です。

途中、「長良川SA」でトイレ休憩です、、、。
コーヒータイム、熱いコーヒーで眠気を覚まし、
20分程の休憩、娘の長男(中1)は部活で、
サッカーの試合とか、、、中学生位になると、
家族旅行より、部活の方が面白い様で、、。

「郡上八幡IC」まで1時間(休憩含む)、
アっという間です。
インターを降り、「尾崎」の信号を左折、
吉田川沿いの細い道路を東へ、、、。
車がすれ違う事も出来ぬ程で、所々に停車所が
有り、お互いに相手をやり過ごしてから進む、
今日は、マナーが良い同志、快適です、、。

郡上八幡マップ


約10分程で八幡町に到着。
中々、駐車場が見つからず、狭い町中をグルグル
又、元の場所へ、、、

平野酒店

古い造り酒屋をふと見ると、ご主人がすぐ脇の
シャッターを開けて居り、、
声を掛けると、「いいですよ、、、」
この店は土、日(祝日)に、駐車場を貸出ている
様です(20台位OK)

吉田川


早速、古い町並みを散策、、、
目的地の「サンプル工房」へ。
ここで息子家族と待ち合わせ、が、
未だ到着せず、、、携帯で連絡「少し遅れる」、
暫く町を散策することに。

杉本履物店(さすが履物屋が多い、結構安い)


宮ケ瀬橋を渡り、本町通りへ


吉田川沿いを行くと、右手に崖の上(30m位)
に神社が、、」白龍神社の寄進旗がはためいて
居ます。(ちょっと上るのに抵抗が、、素通りです。

右手に大きな建物「流響の里」レストランと
有ります。この前を外人さん(言葉から中国人)の
一行が(凄い数)皆さん首にレイのような赤い布を
巻いて、、、。

城下町プラザ


郡上の野菜


城下町プラザの前に来ると、「食べ歩き交換所」
の看板が、、早速カミさんが草餅、ジャガイモの
揚げ煮等を買い、、、皆で食べ歩きです。

食べ歩き交換所


そろそろ、息子達の到着時間です。
急いで戻り、息子たちと合流して、サンプル工房
での、サンプル作りの体験をすることに、、。

サンプル工房


サンプル作り体験は次回に、、、。

今日の1句

秋深し鳴りを潜むる吉田川    ヤギ爺

しんがりに親の従ふ秋日和    ヤギ爺
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遠 足

2016-10-20 15:30:34 | 日記
平成28年10月20日(木)

名古屋港水族館の遠足


名古屋港ポートビルを望む

今日、遠足は春だけではないが、俳句では遠足は
春の季語として扱われている。
その殆どは学校行事だが、職場や仲間内或いは、
個人で出かける事も対象となる。近くを散歩する
のではなく、電車、バス、車などの乗り物を使い
或いは歩いても、遠くへ出掛ける場合を言う。

幼稚園の園児等が鼓笛の練習を、、、

最近では学校行事も多くなり、殊に秋には文化祭
に次いで、遠足や修学旅行を行う学校も多い。

ポートビルから水族館方向を見る

遊覧船が出航、、

ここ、名古屋港水族館は、雨天の心配もなく春、秋
を通して訪れる学校も多い様です。
幼稚園や小学校、中学や高校では低学年が比較的に
多く見られます。

水族館の下へ集合

整列し、順番を待つ

階段を上り、水族館へ、、、


入口付近で順番を待つ

いよいよ水族館へ、、、

拝見していると、幼児や小学生は先生の言う事を
良く聞き、引率もし易い様ですが、小学校高学年
や中高生になると中々統率しにくく、引率される
先生方も大変の様です。

とは言えこの時季、名古屋港へバスが到着すると、
子供達の歓声が上がり、港町は生き生きと活気が
溢れて居ます。

子供達が次々と到着し、、、

私(ヤギ爺)は子供達の声は決して雑音ではなく
若さ漲る生命力を感じ、、、むしろ「癒し」と
なって、心に響いて参ります。

正に「子は宝」ですネ、、、、。

今日の1句(俳人の名句)

遠足の列とどまりてかたまりて    高浜 虚子

ヤギ爺の拙句

天高し遠足の子等弾み来る      ヤギ爺

ハナミズキの実

2016-10-17 15:11:36 | 日記
平成28年10月17日(月)

赤い木の実

ハナミズキの実

昨日(日)、弟の三回忌で三重県の桑名市へ出掛けました。
早朝、息子の車に私達夫婦が便乗して、いざ出発。
港区役所の辺りで信号待ち、、、ふと街路樹を見ると
真赤な小粒の実が所々に成って居り、
はて? 何の実だったかなー、、、、。



中々名前が思い当たらず、、、名古屋高速に乗っても、
暫く無口、、息子に問いかけられても、上の空、、
東名阪に入った頃にヤット「そうだ、あれはハナミズキ、」
ハナミズキの実を知っていた訳ではなく、アソコの街路樹
は、、春に薄い紅色のハナミズキが咲いていた、、、。
ヤット、思い出し胸のつかえが下りて、、、、。

暫く進むと木曽川の橋が見え、「橋を渡るともう桑名だよ、」
桑名市街から北へ、員弁方面へ進むと目的地の島田団地が
見えて来ます。
「チョット、早すぎるので喫茶店に寄ろうか、、
街道筋を行ったり来たり、、、2,3軒は、本日休業の看板、
ヤット見つけて入ると、なぜかただ今準備中、、、、
あきらめて、弟の家に向かう、、途中にコンビニがあり、」
そこで珈琲とスナック菓子を、、。
「田んぼの中にもコンビニがあり、種類豊富な飲食料が調達
出来れば、喫茶店も余り要がないカモね、」息子の言い分に
納得です。

彼方此方に「背高泡立ち草」の黄色がのさばってをり、
庭先の樹木にも、木の実が成って居り、 田舎っていいな。

ハナミズキ(別名、アメリカヤマホウシ)原産地:北米

ハナミズキの花(春 4,5月)

ハナミズキの葉

ハナミズキの実(秋、10月頃)


ミズキ科ミズキ属ヤマホウシ亜属の落葉低木
樹高5~10m、葉は楕円形で秋に紅葉する。
アメリカヤマホウシの名は、アメリカ原産で日本のヤマホ
ウシに似ているから。
花期は4,5月、白や薄いピンク色の花が咲く。一見花の様
に見える部分は総苞で、中心の塊が花序。実際の花は4弁
の5mm位の目立たない花の集合。
秋(丁度今頃)に赤い実をつける。

1912年(大正元年)日本からアメリカへ桜の樹木を贈り
1915年(大正4年)その返礼としてアメリカからハナミ
ズキが贈られて来た。 現在その原木は東京都立園芸高校に
残っている様です。
ハナミズキは、庭木の他、街路樹として多く利用されている。
愛知県一宮市、清須市等では、市の木に指定されている。

秋になると良く聞かれる歌に「小さな木の実」と言う曲が
あります。 有名なビゼーの曲ですが、日本語に訳した詞が
温かみの在るとても素敵な詞で、
ご紹介する、この2番の詞が私(ヤギ爺)のお気に入りです。


唱歌、「小さな木の実」
 作曲:ビゼー、 訳詞:海野洋司、編曲:石川晧也

ちいさな心に いつでも
しあわせな秋は あふれてる
風と良く晴れた空と
あたたかいパパの思い出と

坊や強く生きるんだ
広いこの世界 お前のもの
ことしまた秋が来ると
木の実はささやくパパの言葉

今日の1句(俳人の名句)

鳥啼いて赤き木の実をこぼしけり    正岡 子規

ヤギ爺の拙句

今年亦真っ赤な木の実生まれをる
    ヤギ爺