令和5年1月8日(日)
蠟 梅 : 唐 梅
ロウバイ科の落葉低木、中国原産。高さ2~5m
葉は卵形で対生する。 花期は12月~2月頃。
葉が出る前に香りの高い小さな黄色の花が、数個ずつ集ま
って咲く。
「蠟月」は陰暦12月の異称で、その蠟月に咲く梅という
意味から蠟梅という説もあるが、梅とは別の品種である。
中国名の「蝋梅」(ラーメイ)を日本語の読みにしたもの。
花弁は黄色で薄く臘を引いたような光沢があり、此処から
蠟梅という説もある。
中国原産の木で「唐梅」とも呼ばれている。
雪の降る庭などでその芳香が漂って居て、この花に気付い
たりすると嬉しくなる。
花は少し俯き加減に咲き、花の中心は暗紫色をしている。
花は俯き加減に咲き、和蠟梅ともいわれている。
これに対し「素芯蠟梅」(そしんろうばい)は、花の中心
まで花全体が黄色になる。
ご近所の庭先の蠟梅が咲き始めた。塀越し或いは道路上に
黄色の花を咲かせ、辺りに芳香が漂い始めた。
白鳥庭園内の蠟梅が見頃を迎えている。
白鳥庭園案内図
正門を入り左手に進むと角地に「築山」があり、此処の
水辺に「蠟梅」の黄色の花が出迎えてくれる。
そこから西側の塀沿いを上(北方向)へ進むと、汐見四
門の所に、水琴窟が在る。 そこには「素芯蠟梅」が咲
いて居り普段なら水琴窟に耳を当て、周りの景を忘れて
いるが、、、黄色の可愛い花とその香りに暫し停まる。
その前方にこの地方の三川(長良川・揖斐川・木曽川)
を模した水辺が在り、その中央に「茶寮・汐入亭」が
在り、此処で休憩を取る。
甘味処に軽食(きしめん、ハヤシライス)等があり、
抹茶のセットをいただいた。
吟行で訪れる際は。、此処が句会場所となる。
今日の1句
疎らなる庭蠟梅の風あまし ヤギ爺
北海道には咲かない花なので一度本物を見たいと思います。
北海道には、蝋梅が咲かないのですね、、、
知りませんでした。
この時節になると、ご近所に蠟梅の咲くお庭が在り、
其処を通ると芳香が漂い、、暫し立ち止ります。
小さいですが、蝋細工のような黄色の半透明な花は
花の少ない冬の時期、やがて来る春の訪れを知らせて
くれるようです。 ヤギ爺